2022.12.21

粋でカッコ良い芸人と、ファッションの話【シアターフニャオ〜ダンビラムーチョ原田の日常〜 vol.7】

実は“映画通”の芸人、ダンビラムーチョ・原田フニャオさん。映画の面白さに気付いた中学時代から、たくさんの作品を観てきたそうです。『シアターフニャオ〜ダンビラムーチョ原田の日常〜』は、フニャオさんの日常＆おすすめ映画を紹介するコラム。（月1回更新）
今月のテーマは「ファッション」。フニャオさんがお世話になっている先輩芸人の、“粋”なエピソードを語ってくれました。

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「名作にユースケ・サンタマリアはつきもの」

この格言は、「名作を映画館に見に行くとユースケ・サンタマリアさんと遭遇する」という僕の実体験から着想を得た格言だ。

何年か前『カメラを止めるな』を見に行ったときにユースケ・サンタマリアさんを見つけて「あっ！なぎスケのユースケ・サンタマリアさんだ！『ぷっ』すま好きです！」と心の中で思い、かなり着想を得た。

今年『探す』という映画を見に行ったときも、帰りに衝撃を受けながらエレベーターに乗ったらまたユースケ・サンタマリアさんがいらっしゃって、どうしようもなく着想を得すぎた。

そんな着想を、これを読んでくれてる人に着想しながら始まったシアターフニャオ12月号。着想、着想うるさいぞこんちゃくそう！

ファッション

さぁ、今回のテーマは「ファッション」。

芸人は、人から見られる職業というのもあって、オシャレな人がわんさかいる。僕の中のファッションリーダーは、カナメストーンさんお2人だ。

カナメストーンさんの服への愛情は強く、借金してでも良い服を着る、とことんなお2人だ。「アイビー」「ネペンテス」「伝説の店員八木沢さん」など、2人に会ってなかったら知らないファッション知識をたくさん教えてくれた。

そんな2人に会うと、必ず服装チェックが行われる。数年前、気に入って着ていたイバラ模様のマウンテンパーカーを着ていたとき、山口さんに「お前、最悪柄のアウター着てるな」と言われてショックだった。

2人はファッショナブルなだけではなく、粋な人でもある。
ある日、稽古で一緒だったときに山口さんの着ていた見るからに高そうな革ジャンを「カッコ良いですね〜」と誉めたら、「あ、そう？じゃあこれ原田にやるよ。俺、所さんみたいになりたいから」と10万以上する革ジャンをポンとくれたことがある。さすがに痺れた。