GAG×若手コント師の6カ月連続ツーマンライブが開催決定!!「息継ぎができないくらい濃密なコントライブに」【GAG特別インタビュー】

GAGが3月から6ヶ月連続でツーマンライブを開催する。ツーマン相手はかが屋、男性ブランコ、ニッポンの社長といったキングオブコントの決勝常連メンバーだ。2023年、2名の改名を経て気持ちを新たにキングオブコントに向けて気合い十分のGAGに、来たるツーマンライブの意気込みを語ってもらった。

(左からSJ、福井 俊太郎、ひろゆき)

———本日はGAGさんが3月から開催されるツーマンライブについてお話を聞けたらと思うのですが……その前に個人名を改名した経緯ついてお話を聞いてもよろしいでしょうか。

SJ: 改名のエピソード0はGAG少年楽団から“少年楽団”を取るところから始まります。これを僕らの中では断捨離と呼んでまして……。大阪時代にGAG少年楽団っていう名前を覚えてもらうまで、かなり名前を間違われたんですよ。“少年団”とか“GAG楽団”とか。やっと覚えてもらったタイミングで東京に所属を変えたらまた振り出しに戻って同じ間違え方をされまして。これはやばいやばいとなって福井さんが“少年楽団”を取る決断をしました。その次は彼(ひろゆき)です。

———ここからがエピソード1ですね。

ひろゆき: 色々細かい話はあるんですけど、ざっくりいうとYouTubeの配信トークライブで僕が改名する流れが出来まして。

福井: 最初は本当に軽いノリというか。「コーナーで負けたら改名してよ」くらいのノリだったと思うんですよ。

ひろゆき: その配信に一緒出てたのが毎日会ってるような芸人だらけだったんで、ノリがだんだん加速していって。最終的に“みやちゃん”か“ひろゆき”の二択になったんですね。

福井: 僕の中では“宮戸”をひらがなにするぐらいのソフト改名をイメージしてたんです。でもノリが進んでいくに連れて彼(ひろゆき)がどんどん壊れていくというか、明らかに様子がおかしくなっていって。今思うと「あれ、これハード改名するんちゃうかな」っていう空気は出てましたね。

ひろゆき: その後一旦袖にはけて、出てくる時に改名後の名前を発表することになって。

福井: ちょっと上ずった声で「どうもひろゆきです…」って言いながら出てきました。あーちょちょちょちょちょって。生配信だったからもう戻れないですし。

ひろゆき: 福井くんからもそんなハード改名は求めてなかったって言われたんですけど、その場にいたのが週5で会ってるいつも同じメンバーで、ソフト改名で終わったら折角開いてもらった意味ないなとか考えちゃって。

福井: そんなのは全然よかったんですよ。

SJ: 改名直後は苦しそうだったよね。

ひろゆき: 親しみを持ちやすいというか、後輩からもいい意味でなめてくれる呼び名だったんで内情としては良かったんですけど……やっぱこういう取材で改名の理由を聞かれた時に理由が面白いわけでないので、もう1年半ぐらい経ちますけど全然お笑いになっていません。これは改名した人みんなが抱える悩みなんじゃないかなって勝手に思ってるんですけど。

———まだこれがエピソード1なんですよね。

SJ: 僕、SJはひろゆきさんが変えたから変えたっていう形なんですけど……先ほど彼が言ってた通り、改名の理由を聞かれるたびにひろゆきがスベるっていうのを横で200回ぐらい見てて、これはやべえなって(笑)。じゃあ俺も変えるよってふたりに相談して、SJにさせていただきました。

福井: その……絆創膏改名と言いますか。傷ができたんでそこに絆創膏を貼る感じで彼は改名をしました。

SJ: なんでSJにしたかと言いますと、 「まだまだ芸人として稚魚なので、シラスのSとジャコのJをつけさしてもらいました」とか、「海の似合うかっこいい男になりたいので、サメのSとジョーズのJをつけさせてもらいました」とか……。

———はい。

SJ: 「日本を代表するような強い男になりたいので、相撲のSを柔道のJつけさしてもらいました」とか……。

福井: ……もういいです! 

SJ: え?

福井: 別にそんなたくさんいらないんで(笑)。 

SJ: ていう感じなんですけど、福井くんが漢字でひろゆきがひらがなですので、じゃあアルファベットにしようということでSJにさせていただきました。

———ご丁寧に教えていただきありがとうございました。

SJ: エピソード3があるかもしれないんでその時はお願いします。

福井: 僕は絶対改名しないですよ。18年やって改名するとか本当に意味がわからないんで。彼(ひろゆき)にやったらとは言いましたけど、まさかやると思ってなかったですし。僕はいまだに意味わからんと思ってます。

———改名については何か精力的に新しいことをしようというよりは、突発的に生まれたノリなのでしょうか。

福井: だたでも無意識というか、何か新しいことをしていかないとなっていうのはみんな考えてて。そこからきた改名の流れだとは思うんです。だからこそ改名もハードになったんでしょう(笑)。

ツーマンライブはボスの指令

———オンラインサロンを開設されたりべじぽたとしてトリオ内漫才コンビを結成されたり、最近のGAGさんはより新しいことに挑戦されていると感じるのですが、今回のツーマンライブもそうした試みの一環なのでしょうか?

福井: そうですね。3、4カ月くらい前にマネージャーさんが変わりまして。囲碁将棋さんが(同じマネージャーさんを)そう呼んでるんで僕らもボスって呼ばせてもらってるんですけど、この6カ月ツーマンライブはボスから提案していただきました。

ひろゆき: 基本、僕らは福井くんの発案から動き出すことがほとんどやったんですけど、今回のツーマンライブの案は福井くんが言わなさそうな提案で。福井くんが考えることは継続してやりながら、新しいことをプラスアルファでやっていこうと。今回のでいうとプラスアルファどころかGAGにとってははちゃめちゃなプラスやと思うので、めちゃくちゃありがたいなと思いますね。

SJ:  自分たちでは絶対やらないようなおしゃれな感じのコンセプトも考えていただいて。見ていただいたらわかると思うんですけど、こんな感じの白シャツ3人衆で。

福井: 先ほどポスターを撮らせていただいたんですけど、ボスから「今回の撮影は無表情でお願いします」って言われました。これまではイベントのポスターを撮るってなったらやっぱ恥ずかしくて表情を作ったりしちゃってたんですけど。

SJ: 気持ちを上げるためにっていうことで、ボスの携帯からPerfumeさんを流してもらって(笑)。

福井: Perfumeさんの曲で気持ちを上げて、Perfumeさん張りのクールな写真を撮っていただきました。

ひろゆき: ビジュアルから何からお任せすることによって、自分たちを今まで見てもらってない新しい人たちにも届くようにしてもらっています。幅広く構えさせてもらえてますね。

———チームが変わったことで、新しいチャレンジが生まれた。

福井: もともとこの話をいただく前からボスからはただならぬ覇気が出てたんで、この話も乗っかるしかないだろうっていうのはトリオで共通していて。ボスの提案に僕らも全力で乗っかりながらやるだけやらしてもらって、 キングオブコントに臨めたらと思っています。

今年のGAGは動き出しが早い

———ツーマンライブのスタートは3月ですが、キングオブコントに向けてのネタ作りとしてはいつも通りのスケジュールなのでしょうか?

SJ: それでいうといつもよりめちゃくちゃ早いんです。毎年キングオブコントの準決勝が9月の前半ぐらいにあるので、5月ぐらいに単独ライブを打って、そこでできた勝負ネタを4カ月ぐらい大宮とか幕張とかの劇場で叩いて、キングオブコントに出すっていうペースで東京に来てから10年ぐらいやっていたので。

福井: 「今年は早めに動きませんか?」って言ってくれたのもボスでした。3カ月巻いて始めてみて、万が一ツーマンが上手く行かなそうでも5月にいつも通りやったらいいんじゃない?っていう作戦なんですけど。どう考えても例年よりキングオブコントに向き合う期間が長くなってるので、いい風に働いてると僕はめちゃくちゃ思います。

———いつもよりとても早い動きだしなんですね。ツーマンの起点となるのが2月の4日/5日のライブ『紅鮭走る』ということになるのかと思うのですが、これまでの単独ライブが前倒しになるというイメージでしょうか?

福井: そうですね、そのもちろん時期としてはそういうことになるんですけど、今回の『紅鮭』については“単独ライブ”ではなくて“コントライブ”という位置づけでやらせてもらっていて。

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———どういう使い分けなのでしょうか?

福井: 僕らの中で、単独ライブっていうのはライブ全体を面白くするというか、単独ライブが一つの作品みたいなイメージで。今回コントライブと銘打ったのは、全体の流れや面白さよりも、一本一本キングオブコントでかけられるかどうかという基準でネタを選ぼうかなっていう感じなんですね。新ネタもあれば一回やったことあるものも含めて、これから半年間ツーマンで叩いていくネタをさせていただけたらと。

———GAGさんの強ネタを集めたライブというか。

福井: なるべく遊びがないような、息継ぎできないくらいのライブにはしようと思ってます。

———ツーマンライブではキングオブコントへ向けた本気のGAGさんが毎回みられるということですね!

福井: そうですね。本気感をちゃんとお伝えするライブになればいいなと思います。キングオブコントに向けたこういうツーマンライブって「やる気ありますよ!」っていうことを外の人にも伝わるようにっていう意味もあるんだろうなと思ってて。これまで僕らはただただ道場で素振りして試合に臨むっていうスタイルでずっとやってたんですけど、その素振りの部分も公開練習にして、もうちょっと開けたところでやりましょうっていうボスからの司令なのかなと勝手に思ってます。

プレミアチケット間違いなしの豪華出演者

———今回のツーマンライブはGAGさんより芸歴が若い芸人さんとタッグを組んでということですが、それぞれの芸人さんはどのように選んだのでしょうか?

福井: これももう全てボスが決めてくださいました。

———これもボスが!

福井: 僕らはその……ダサ坊みたいなものをテーマに活動しているというものもあって、 無意識に身内に走っちゃうところがあるんです。自分たちで選ぶってなったらそれこそタモンズとか、囲碁将棋さんとか結局そういう身内の人とばっかりになっちゃいそうで(笑)。

SJ: もちろん「どういう方とやりたいですか?」って聞いてはいただいたんですけど、近くの吉本芸人の名前しか出てこなくて(笑)。

福井: じゃあそこも全部お任せしてもいいですかっていうことで、ボスにはコントシーンの最前線の方々を当てていただきました。めちゃくちゃありがたいです。タモンズとかうるとらブギーズと会うのにこんな白いシャツはいらないですからね。

———タッグを組む芸人さん(3月はかが屋、4月はニッポンの社長、5月は男性ブランコ)とは以前から接触のある人だったりもするんですか?

ひろゆき: がっつり仕事をしたことはあんまりないですね。特にかが屋とか他事務所の方とはちゃんとお話をしたことがない方もいるのでお会いするのが楽しみです。

———豪華な若手コント師さんとの化学反応が楽しみです。キャパの少ない∞ドームでの開催ということで、プレミアムチケット間違いなしですね。今回のライブのような、ご自分たちより芸歴が若い方と一緒に何かをするというのは……?

福井: 本当初めてです。大阪の時からそうなんですけど、僕らは基本的に身内とばっかりイベントをやっていて(笑)。

SJ: どんな感じになるんだろうな、想像がつかないですね。

福井: 初めましての人たちと1時間一緒にライブをやるっていうのは、アルバイト初日の感覚に近いのかなって思ったり。ワクワクするけど疲れ果ててしまいそう。

SJ: アルバイトでも共通の敵みたいなのを作ったら急に仲良くなれるっていうから……ひろゆきそれお願いしていい?

ひろゆき: なんで6カ月色んな人から嫌われ続けなあかんねん!

福井: 始まる前に楽屋で皆さんにかましてもらって。「こいつ最低やろ?」みたいなトークで盛り上がれるから。

ひろゆき: バイトすぎるやん。ライブとして絶対良くないよ!

文・編集:フクダ 撮影:堀越 愛

PROFILE

GAG
左:SJ(Instagram
中央:福井 俊太郎(TwitterInstagram
右:ひろゆき(TwitterInstagram

★YouTube:GAGコントチャンネルGAG福井の『ひくねとチャンネル』