お母さんのおしりぺんぺん【シアターフニャオ 〜ダンビラムーチョ原田の日常〜 vol.11】

実は“映画通”の芸人、ダンビラムーチョ・原田フニャオさん。映画の面白さに気付いた中学時代から、たくさんの作品を観てきたそうです。『シアターフニャオ 〜ダンビラムーチョ原田の日常〜』は、フニャオさんの日常＆おすすめ映画を紹介するコラム。（月1回更新）
今月のテーマは「兄弟」。4人兄弟の末っ子であるフニャオさんが、子ども時代を振り返ります。

★関連記事：これまでのコラムやフニャオさんインタビューはこちらから

4人兄弟の末っ子と言うと、結構ビックリされる。
たぶん身長が大きいサイズ、ダイヤモンドさんでいうエノルメだからだろう。

★「エノルメ」参照：https://youtu.be/qk–6wlRWUY

ということで、今日のテーマは「兄弟」

兄弟

兄弟の構成は、兄・兄・姉・フニャオ。

フニャオは、1番下で1番上の兄ちゃんとは9つ離れてる。高卒で上京したので、子どもの頃の兄ちゃんとフニャオとの記憶は、小さい頃のしかない。

なんでこんなフニャオと言うのかというと、偽物が現れたからだ。

本当に勘弁して欲しい。
ついにはこんなことも言っている。

このフニャオくん、19才だろ？
フニャオ歴6年の俺より先だったら、12才より前にフニャオにしてることになるぞ？
小学生でその覚悟あるのか！？なめんなよ！！

（本当はすごい爆笑しちゃいました）

★「原口フニャオ」参照：https://youtu.be/yINTAAFP5sc

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「フニャオ」という芸名に変えるとき、兄弟たちは結構ヒいてた。今はみんな、家族ができたり実家で暮らしていたりとバラバラに住んでいる。

正月とか、兄弟みんなが集まったときにお決まりで話すエピソードがある。皆さんも、こういう家族の「サザエさん風ほっこりエピソード」があると思う。原田ブラザーズのエピソードは、下3人の兄弟が子どものとき、お父さんのソフトボールについて行った話だ。

お父さんは地域のソフトボールチームに入っており、夜にナイターで試合があった。お母さんも、ママさんバレーをやっており、お父さんは小学校の校庭、お母さんは体育館にいた。

暇な兄弟3人は校庭の遊具で遊び、夜の校庭というだけでテンションが上がってはしゃいでいた。そこで、2番目の兄貴が「このでっかい木、上まで登れるぜ」と言い出し登り出した。

姉ちゃんと俺は、途中まで見てたけど飽きて鉄棒で遊びだした。10分くらい経つと、何やら薄暗い木のふもとから声が聞こえてくる。

「いてぇ、、、いてぇ、、」

兄貴が木の上から落ちてた。

姉ちゃんと俺がずっと見てると思って、暗闇の中木の上まで上り、勝手に落ちてた。次の日病院に行ったら骨折してた、、誰にも見られず、かわいそうに、、

という話が、原田ブラザーズのサザエさん風ほっこりエピソードだ。

あと、兄弟に助けられた話もある。

小学生の頃、自分のお金は正月にもらう親戚からのお年玉だけだった。お年玉で1年持つわけは無く、お金なんて基本持ってなかった。ただ、お菓子やジュースをどうしても買いたいときはある。そういうときに、親の部屋にある小さな棚の引き出しに小銭が大量に入っていたので、それをコソッとくすねていた。

それがある日、お母さんにバレた。

やばい、やばすぎる、、

なぜなら子どもの頃、お母さんは鬼のように厳しく怖かった。1番上の兄ちゃんがイタズラっ子で、よく四つん這いでお尻を出され、クレヨンしんちゃんのみさえのようにおしりぺんぺんをされていた。

そんな鬼のようなお母さんをブルブル震えながら見ていたので、バレたのはヤバすぎる、、

ただ、お金がなくなってることは気付いてるが、まだ誰が犯人かは分かってない。まず兄貴と姉ちゃんが親の部屋に呼ばれた。

時間の問題。次に俺が部屋に呼ばれ、嵐のように怒られるんだ。

怖い、怖すぎる、、逃げたい、、

すると部屋から聞こえてくる。

母「あの引き出しから、お金がなくなってる。盗ったの誰！！」

お母さん俺だよ、、許してくれ、、なんでもするから、、皿洗いでもお使いでもなんでも、、お尻ぺんぺんだけは勘弁して、、

兄「、、ごめんなさい」

え！？

兄「ちょっとくらい良いと思って、、」

いや兄貴もくすねてた！！ラッキー！！

母「ダメじゃない！！いくら親でも、人のお金だよ！！いい加減にしなさい！！！」

姉「、、、ごめんなさい」

いや姉ちゃんもくすねてた！！

ってか兄弟みんなくすねてた！！

こうして犯人は、兄貴と姉ちゃんになり、無事お尻ぺんぺんは逃れられた。ありがとう！そしてごめんなさい！！

サザエさん風ほっこりエピソード、2連発でお送りしました。

Funyao`s recommendation

さぁ、今回のテーマは「兄弟」。
紹介する映画は、サザエさんの前の時間にやってるちびまる子ちゃんの映画『ちびまる子ちゃん　わたしの好きな歌』という作品。

好きな歌の絵を図工の授業で描かなければいけないまるちゃんは、静岡で絵描きのお姉さんと知り合った。仲良くなったお姉さんに絵と好きな歌のことを教えてもらったまるちゃんは、好きな歌が本当は悲しい歌だと知る。

お姉さんとの絆、そして合間に流れる、時代を感じる曲とともに軽やかに進んでいくハートフルポップシネマ。まるちゃんの優しさと、家族の温かさに涙無くしては見れない。

そして、まるちゃんの本当のお姉ちゃんのさりげない優しさがとても心地よい。
懐かしさや、兄弟愛、癒しを求めてる人に是非とも見て頂きたい。

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『ちびまる子ちゃん　わたしの好きな歌』
・Netflix

文：原田フニャオ（ダンビラムーチョ）
編集：堀越 愛、サムネイルデザイン：つるみ32

PROFILE

原田フニャオ（ダンビラムーチョ）

・出身地：長野県諏訪市
・趣味：映画、代々木八幡猫探し、酔っ払う
・特技：けん玉

★Twitter：@danviraHARADA
★Instagram：yoshihiro0519
★公式プロフィール：https://profile.yoshimoto.co.jp/talent/detail?id=4459
★公式YouTube：ダンビラムーチョ