最初から最後までほっこりした気持ちでいられる?全組ハッピーエンドで終わるネタライブ『めでたしめでたし』ライブレポート

3月22日(金)としま区民センターにて『めでたしめでたし』が開催された。このライブは全組ハッピーエンドで終わるネタライブで、総勢14組のネタが堪能できる内容となっている。今回のライブレポートは結末についてのネタバレは無いため、気になる方は是非配信をチェックしてほしい!

香盤

OP

ボートヨットカヌー

リクロジー

イヌコネクション

元祖いちごちゃん

サスペンダーズ

タワー

スタミナパン

中MC

ボシマックス

徳原旅行

シティホテル3号室

チャーミング

永田敬介

都トム

や団

エンディング

「優しいライブなんで楽しんでいってください

麻婆(写真左)、トシダタカヒデ(写真中央)、リクロジー(写真右)

ポップな音楽とともに始まったオープニング。MCはスタミナパンとリクロジー。それぞれの挨拶が終わるや否や、早速トシダから「ネタ中以外撮影はOKでーす。MC中もOKですよー」のお声掛け。あまりの早さにリクロジーから「早い!」と声が上がるも、「MC中の写真撮っていいか分からないだろうから」というトシダからの心遣いだったようで、リクロジーも「確かに!MC中も撮ってほしいからね」と同意した。
トシダからの気遣いはまだ続き、お客さんに「暑いとか寒いとかありますか?」と問いかけ、麻婆がすかさず「暑い寒いはいいの?その聞き方で」と返しスタミナパンお決まりの流れに。

目を瞑り、頭を伏せ、問いかけに手を挙げてもらうという給食費窃盗スタイル

それぞれで手を挙げてもらい、結果をみた麻婆が出した答えは「キープ!」会場の温度調節が適切でなによりだ。
次の話題は麻婆の下の衣装について。トシダから「下の衣装どうしたんだよ」と問われ、麻婆は「よくお気づきで。でもコントかもしれませんよ」と返すも、そう言うってことは漫才ですねと見破られてしまう。どうやら下の衣装を忘れてしまったようだ。ただ、この話題をきっかけにスタミナパンとリクロジーの靴のサイズが判明。彼らのファンは必見かもしれない?

今回の『めでたしめでたし』は全組ハッピーエンドで終わるネタライブということで、例えばを考えてみたところ、麻婆からはしゃばぞう(SMA NEET Project)の名前が挙がり会場から笑いが起きる。他にもトシダからキングオブコント(TBSテレビ系列)でピース(吉本興業)が披露した「ハンサム男爵とバケモノ」が挙げられるも、全体的にハッピーエンドはなかなか浮かばなかった模様。
ただこの話題中に出た「優しい」という単語をきっかけに、麻婆の「ぶりっ!ぶりっ!ほんとにウンチしてまーす」の写真撮影タイムが発生し、リクロジーから「M-1ツアー慣れしすぎだろ!」とツッコミが入った。

やさしいー!

リクロジーは、自身がブラックで終わるネタが好きではないため割とハッピーエンドネタが多いとのこと。逆に元祖いちごちゃんは今回のコンセプト的に不利らしく、3人から口々に「どうすんだろ」、「無いでしょハッピーエンドは絶対!」と言われてしまう。他にも永田敬介の名前が挙がり、トシダから「永田とかがハッピーな訳ないでしょ」と断言された。
名前は出なかったものの、他のメンバーもどんなネタなのか予測ができないとのことでどんなネタを持ってくるのか期待が高まる。
最後にMC陣が「優しいライブなので楽しんでいってください」と締めくくりライブがスタートした

リクロジー

1組目はリクロジー(浅井企画)。
リクロジー演じる思春期を迎えた子どもは、母親の言うこと全てに反抗し「親の指図に従うのが嫌だ」と文句を言うが…?

ボートヨットカヌー

海豹(写真左)、川ナイル(写真右)

2組目はボートヨットカヌー(SMA NEET Project)。
背を丸め下を向く男といかにもな服装の男。彼らの目的は一体何なのか…?

イヌコネクション

杉浦元(写真左)、戸川創太(写真右)

3組目はイヌコネクション(ワタナベエンターテインメント)。
自己紹介をしてネタが始まったと思いきや、杉浦はなにも言わず自身のポケットから取り出したおにぎりを戸川に渡してきて…?

元祖いちごちゃん

植村郁史(写真左)、ハイパーペロちゃん(写真右)

4組目は元祖いちごちゃん(浅井企画)。
花火大会にやってきた植村は、傍で靴ひもを結び始めたハイパーペロちゃんが気になり視線を移す。すると突然キャッと小さな悲鳴を上げ、胸元を押さえて「見たでしょ?」と言ってきて…?!

サスペンダーズ

古川彰悟(写真左)、依藤たかゆき(写真右)

5組目はサスペンダーズ(マセキ芸能社)。
神妙な面持ちの古川と、その様子に気付いていない様子の依藤。どうやら依藤の落とした財布を古川が拾いそのお礼を告げているようなのだが、どうも古川の様子がおかしくて…?

タワー

ちん(写真左)、ヒサダ(写真右)

6組目はタワー(浅井企画)。
ちんが勤務する不動産屋に来店したヒサダ。物件を見るのかと思いきや、なんだかおかしなことを言いだした。ヒサダの奇行はそれだけでは終わらず…?!

スタミナパン

麻婆(写真左)、トシダタカヒデ(写真右)

7組目はスタミナパン(SMA NEET Project)。
麻婆は「トシダの悩んでる顔フェチなのだ」と告げてきた。悩んでいる顔が見たいので悩むような質問を投げかけると言い様々な質問をしてくるが、どうにも質問の仕方がおかしくて…?

「ペロちゃんさんが女子トイレ入ろうとしてて、僕止めました」

中MCを担当する元祖いちごちゃんと、ネタを披露したメンバーがそれぞれトークを披露(リクロジーとイヌコネクションは仕事の都合で不在)。
とある2組のネタについて触れ激論を交わし一区切りついたあと、「あんまピリつくこと言いたくないですけど…」とサスペンダーズ依藤がおもむろに切り出たのは、ライブ前に起きたとあるショッキングな出来事について。その出来事とは「ハイパーペロちゃんが女子トイレに侵入しようとしていた」という俄かには信じがたい行動だった。

この異常とも言える行動を咎められたハイパーペロちゃんは「それは内緒の…」となぜか自らを追い込んでいくも、依藤から「ちゃんと言い訳をしてください!」と言われ事情を説明することに。ハイパーペロちゃん曰く「(女子トイレが)2個連続であると思わないから、普通に1個目女子トイレだから2個目に…」という悪気の無いハプニングだったことが判明。
これは会場の仕様による不幸な事故ではあるのだが、他のメンバーから「見ればわかる」、「勘でいくなよ」と口々にツッコまれてしまい、めでたしめでたしとは言い難い結末になってしまった。

「そういう説もあるけど…」と言い訳するハイパーペロちゃん

他には“語尾を伸ばしたら全部いける”という最強の武器を手に入れたスタミナパン。サスペンダーズのネタ小道具に対し童貞過ぎる反応をしたり、とある証明のために舞台上でズボンを脱ごうとしたりして全員から止められるハイパーペロちゃんなどトークも大盛り上がりだ。

浅井企画のかが屋と言われたヒダサとハイパーペロちゃん

最後に告知タイムが設けられ、4月30日に座・高円寺2で行われるスタミナパンの単独ライブ『ショットガンタッチ』、4月25日にカフェコマドで行われるハイパーペロちゃんのソロライブ『道程』Lv.3の告知が行われたあと、後半のネタがスタートした!

実はライブが行われた3月22日が誕生日だったヒサダ。24歳の誕生日おめでとう

   

ボシマックス

カナやん(写真左)、セイギ(写真右)

後半1組目はボシマックス(ワタナベエンターテインメント)。
薬局が好きなセイギは地元の薬局の感じをやりたいと言いだした。ただ、カナやん曰くセイギの地元の薬局は変わっているため横で解説を入れるというのだが、確かに通常の薬局とは大きく異なっていて…?!

徳原旅行

2組目は徳原旅行(マセキ芸能社)。
部下とともに飲みにきた徳原旅行は、目の前にいる部下の日頃の行動や飲み会中の表情に対しあれやこれやと苦言を呈す。

「お前のために」と自身の過去を交えつつアドバイスをするが部下から反抗されてしまい…?

シティホテル3号室

亮太(写真左)、押田(写真右)

3組目はシティホテル3号室(タイタン)。
子どもの魂を喰う化け物から人々を助けている亮太。そんな彼の前に禍々しい化け物がやってきた。倒すために一太刀入れようとするも、全く効いた様子がない。不気味に笑う化け物に戸惑う亮太だが…?

チャーミング

チャーミングじろうちゃん(写真左)、野田ちゃん(写真右)

4組目はチャーミング(SMA NEET Project)。
野田ちゃん演じる舞台演出家の前で芝居をするチャーミングじろうちゃん。同じセリフを何度もダメ出しされ、しまいには才能がないと言われてしまい…?!

永田敬介

5組目は永田敬介(プロダクション人力舎)。
永田が演じるのはライブ主催者のかーしゃ。彼は毎朝X(※旧twitter)に手動で「朝だよ!」とポストしているのだが、ふと予約投稿機能の存在に気が付き…?

都トム

可児正(写真左)、高木払い(写真右)

6組目は都トム(ジンセイプロ)。
担当する事件の不可解な点について話し合う可児と高木。そんな中「1つ気になる点がありまして」と高木が切り出し、引っかかる点について話し出すのだが…?

や団

ロングサイズ伊藤(写真左)、本間キッド(写真中央)、中嶋享(写真右)

トリを飾るのはや団(SMA NEET Project)。
休日に競馬予想をしていた3人は、中嶋の薦める馬に賭けていた。だが全く当たらずついに本間が文句を言うも、めげることなく「最終レースはめちゃくちゃ自信がある」という中嶋。「次当たらなかったら…」と軽口をたたき合う本間と中嶋を余所に、伊藤が妙にリアルなアドバイスをしてきて…?!

実はマルチエンディングでした

エンディングMCを担当するシティホテル3号室と、ネタを披露したメンバーがそれぞれトークを披露。

「テーマに沿ってない人いました?」とお客さんに問いかけるシティホテル3号室亮太

各々気になる組に話を振り、終わり方についての議論が繰り広げられる。ネタバレになってしまうため詳細は控えるが、各コンビの価値観や考え方が聞けてとても面白いため是非配信で確認してほしい。
次の話題はボシマックスについて。ステージ上の全員と初めましてだったようで、「ワタナベエンターテインメント所属、2年目のボシマックスです」と舞台上でしっかりとした挨拶が交わされた。シティホテル3号室の押田から「かーしゃさん(※ライブ主催者の名前)と知り合い?」と問われるも、知り合いではないらしくメンバーからは疑問の声が上がる。どうやらこの日音響を担当していたスタッフと知り合いで、ボシマックスのネタを見て今回の趣旨に合うと判断され呼ばれたそうだ。
そんなニューカマーであるボシマックスの挨拶も終わり告知タイムへ。

チャーミングが6月26日(水)、野方区民ホールにて単独ライブ『やっぱ売れたいんすわ…!』を開催するとのこと。
※チャーミング再結成について詳しく知りたい方は、ハリウッドザコシショウのYouTube『ザコシの動画でポン!』にアップされている再結成ドキュメント「やっぱ売れたいんすわ…!」をチェック!

230人キャパ!是非とも来てください!!

や団は座・高円寺2にて6月21日(金)、22日(土)の2日間に渡る単独ライブ『3度目の高円寺』を開催。4月の1週目辺りから1次先行が始まるとのことなので、気になる方は3人のSNSを要チェック!

告知する本間と楽しそうな伊藤と中島

単独の告知が行われる中、徳原旅行から「実は今日のネタはマルチエンディングでした」というビックリな事実が告げられる。違うパターンではどんなエンディングを迎えるのかも詳細に話し、そのエンディングにピッタリのライブも提案された。
その話を受けシティホテル3号室の亮太からも「またこういうライブやりたい。マルチエンディングライブとか」と素敵な提案があったので、実現することを期待したい!

違うパターンを教えてくれる徳原旅行

全組ネタの入りからは予想がつかない結末になり、終始見ごたえたっぷりな本ライブのアーカイブ視聴期限は4月7日(日) 23:59 まで!
ライブの感想は「#めでたしめでたし」でポストしよう。

アーカイブ配信チケットはコチラから!(1200円+システム手数料/4月7日(日) 23:59まで)

文・撮影:横山みのり、編集:フクダ