「“舐められ”を気にする人生」から考える、理想の行動原理。【ヤーレンズ出井隼之介「可否伝」28杯目】

ヤーレンズ・出井隼之介さんが物事の良し悪しを綴る連載『可否伝』。出井さんセレクトの「今月のコーヒー」情報とともに、心が揺れた“良し悪し”を語ります。

1月の可否

先日ラジオのゲストにM-1ラストイヤーを終えた黒帯がゲストに来てくれた。コンビ結成15年を超えたコンビが出場できる『THE SECOND』にも参戦するらしい。出場理由を聞いたときの

「ネタやってないと舐められますからね」

という言葉が印象的だった。この場合の「舐められる」は主に“芸人に”である。

私は一応M-1戦士ということもあり、その感覚は味わったことはないが、その逆の「ある程度売れたのにライブ出てると舐められる」というのは感じたことがある

『新宿バッシュ‼』という、熱烈本格中華・日高屋の2階にあるキャパ40名くらいの小劇場(最高にウケると下の日高屋から餃子が届くという都市伝説がある)のライブに出ていると「まだそんなライブ出てるの?」なんてことをよく言われる。ちょっと名のある芸人が出ることでお客さんが増えたらいいなとか一丁前に思っているのだが。

これは少し話が別だが、ふらっとバッシュに来た吉本の若手が「こんな劇場」などと雑に揶揄するとつい腰をあげかけてしまう。バッシュが舐められてる。俺たちは1000回立ってるからバッシュをいじってんだ。

有機物(人間)の話に戻るが、例えば体張ってる芸人は賞レース上がりの芸人に「舐められてる」と言うし、結局どの立場にいても、別方向から舐められる。

様々な方向の矢印で「舐められ」が発生して「舐められたくない」が芸人の行動原理となっている。

マジでクソどうでもいい。

あいつがどうとかそいつがああとか、そんな事ばっかり。

冒頭の黒帯のケースは結果燃料としてプラスに作用しているから良いが、本来各々大事に思っている場所や事は違って当然で、それらは誰からも侵害されるべきではない。

みんなそれぞれポジショントークや嫉妬心で揶揄し合っている姿は本当に情けない。自分がやるべきことに集中したらいい。

こんなこと書いたらそれこそ揶揄されそうだが、欲しいものは“自由さ”。

誰かからの視線などではなく、自分が自分を見つめる視線のみを大切にしたい。

決して誰かと比較せず、自分と周りの幸せを行動原理に生きていく。

そういうクソジジイに僕はなりたい。


~1月の可否~

可→自由にいきていく

否→舐められを気にしている人生

今月のコーヒー【CAFE KICHI(静岡県熱海市)】

お正月にのんびりしに行った熱海で入ったカフェ。

抜群の雰囲気。

今年もたくさんコーヒーを飲もう。

PROFILE

ヤーレンズ・出井隼之介

ケイダッシュステージ所属

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文:ヤーレンズ・出井隼之介
編集:堀越 愛
写真&サムネイル:ヘンミモリ