【納言 編】「酒、私のほうが強いし」大会初の男女コンビ対決、勝機あり。

1月22日（土）に開催が決まった『AUN～コンビ大喜利王決定戦～』。「一番大喜利が面白いコンビを決める」という名目のもと繰り広げられるカオスな異種格闘技戦も今回で第4回目。納言vsぶるファー吉岡の対戦カードは大会初、男女コンビのマッチメイク。初出場コンビ同士の対決に注目が集まる。漫才さながらのパワーバランスが伺えるインタビュー中、自分たちのコンビ仲を「まあ悪くない」とする納言のふたりには飄々とした強者感が漂っていた。

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安部は「追い込まれたら輝く」

―――納言さんは今回が初出場ということですが、「AUN」はご存知でしたか？

薄幸：　バイクさんと仲良いんで名前は知ってましたけど、何なのかはよくわかってないです。まあでもバイクさんがMCをやってるんですよね？　情報は入手してますよ、こっちも。

安部 紀克（以下、安部）：　情報って言うほど情報じゃないけど。

―――AUNは「コンビ大喜利」のライブなんですが、大喜利は得意ですか？

安部：　ネタ作りが基本的に大喜利っていう感じですもんね？

薄幸：　いや……まあネタも私が作ってるから、安部が言うことじゃないけどね。

安部：　すいません、どうぞ。

―――お二人とも大喜利のライブや番組に呼ばれたりしますか？

薄幸：　安部は呼ばれないですね、基本的に。

安部：　そうですね。１回ライブではあったんですけど、それも3〜4年くらい前で。

薄幸：　『内村さまぁ〜ず』でしごかれたよな？

安部：　僕がまったく大喜利できないんで、大喜利を番組の中でやることになって。そしたら思いのほか……僕から言うのは恥ずかしいんですけど、結構みなさん大爆笑な感じで。

薄幸：　ほんっとうに僕から言うことじゃないよな（笑）。

安部：　そうなんですけど。でも、あの時はでも……ちょっと凄かったですよね？

薄幸：　一応、納言を組んで4〜5年ですけど、安部はあの時が一番輝いてましたね。

安部：　まさか大喜利で輝くとは、っていう。

薄幸：　それ以前もそれ以降も無いけどね。今のところ。

安部：　無いですか？

薄幸：　あれだけ輝いたことはないね。

安部：　でももしかしたら、2回目の輝くチャンスになるかも知れないっていう。

薄幸：　追い込まれたらね。

安部：　そうですね。

薄幸：　輝いてくれよ、頼むから。

―――安部さんがハマったときの爆発力は期待できますか？

安部：　やっぱり僕に大喜利やるイメージがないと思うので。そこで上手いことなんか、面白いこと言えたら……。

薄幸：　ただあれは内村さんとさまぁ〜ずさんがいたからね。今回バイクさん……。

安部：　なんかあったらブンブンやってくれたら。

薄幸：　（笑）。

「コンビで飲みに行く」意外な関係性

安部：　すごいたまに2人で飲みに行くことがあるんですけど、「あれ、今日誘ってくるんじゃないかな？」ってなんとな〜く雰囲気でわかるんですよ。

薄幸：　気持ち悪りぃこと言うなよ（笑）。

安部：　「あれ、今日なんか誘って来そうだな〜」って。

薄幸：　なんだそれ（笑）。

安部：　外すこともありますけど。

薄幸：　ふはははははは（笑）。「今日誘って来そうだな」「あ、誘って来ないのか」っていうのがあるってこと？

安部：　あります、あります。

薄幸：　気持ち悪りぃわー。

安部：　「はいはい、誘って来ましたね」っていう感じにもなります。

薄幸：　気持ち悪りぃ話だな。

安部：　気持ち悪かったですか？

薄幸：　気持ち悪い。

――コンビの関係性は良好なんですね。

薄幸：　まあ、仲悪くはないですね。

安部：　そうですね。

対戦相手は“下ネタのプロ”

――今回、初戦の相手がぶるファー吉岡さんですが、どんな印象を持ちますか？

薄幸：　ぶるファー吉岡さんはユニットですからね。

安部：　だから「阿吽の呼吸」ってことになるとやっぱり、そこはどうなんだろう。

薄幸：　紺ぶるさんとはたまに飲みに行くけど、酒弱いからな。

安部：　やっぱ酒の強さは関係してくるんですか？

薄幸：　うん。酒、私のほうが強いし。

安部：　あー、まあ確かにそうですね。

薄幸：　深夜、ほんとに朝方ぐらいのときに、ぶるまさんが酔っ払ってインディアンスのきむさんにずっと「カラオケ行こう」って言ってたわ。帰るよって言ってんのに。

安部：　なんですか、そのエピソード。きむさんが可哀想というか、迷惑被っただけじゃないですか。

薄幸：　きむさんのメガネ取ろうとしたりしてたから。

安部：　ちょっとじゃあ、僕もメガネだけ気をつけます。

薄幸：　メガネ取られたらおしまいだもんね。

安部：　何も見えなくなっちゃうんで。

薄幸：　何も見えなくなっておしまい。そこだけ。気をつけんのは。

―――何か対戦にあたっての作戦はありますか？

安部：　下ネタですもんね、お二人とも。「ちんこ謎かけ」と、「金玉」みたいなことですもんね。

薄幸：　だからこっちが金玉袋のネタとかバンバンやってさ…。

安部：　金玉袋のネタがないんですよ、そもそも。

薄幸：　そりゃ作るよ。

安部：　でも、あっちの土俵に乗っちゃったらちょっとマズいんじゃないですかね。下ネタのプロじゃないですか、やっぱり。

薄幸：　下ネタのプロか。

安部：　金玉袋で応戦しても、たぶん粉々にやられると思いますね。

薄幸：　いや……私、金玉袋は詳しいけどね。

安部：　（笑）。

薄幸：　私まじで金玉袋詳しい。

安部：　金玉袋ってまず言わないし、詳しいってのもよくわかんないし。

薄幸：　本当詳しい。

安部：　本当詳しいんですか？

薄幸：　うん。

安部：　そんな自信あるんだったら、一発ちょっとかましてほしいですね。

真空ジェシカの優勝は「ワクワクしない」

―――話題は変わりますが、過去3回のAUNでは真空ジェシカさんが3連覇しています。

薄幸：　いや強いなー。

安部：　おんなじブロックじゃないですか。

薄幸：　うわ、本当だ！　まあでも王者になるんだったらどっちにしたって当たるからね。

安部：　まあまあまあ、そうですね。

―――真空ジェシカのお二人と何か接点はありますか？

薄幸：　ライブならまあ一緒になりますけど、べらべら喋ったりもすることもなく。

安部：　でもやっぱ3回も優勝ってなると……。

薄幸：　いや、強いよ。

安部：　お客さんも4回目優勝するの見たい人多いと思いますし。

薄幸：　いやでもさぁ……いいよ、3回で十分じゃない、もう。ワクワクしねーもん。真空ジェシカが4回目もまた優勝してもさ。

安部：　まあ確かにちょっと勇退してほしいですよね。

薄幸：　新王者を出すべきですから。

安部：　確かに。

薄幸：　頑張ってもらおう。

安部：　誰に？

薄幸：　サツマカワに。

安部：　ちょっと（笑）。

薄幸：　サツマカワに頑張ってもらおう。

大喜利以外で不安要素も…

―――また話は変わりますが、「AUN」では登場時にボケるのが恒例になっています。何か考えていることはありますか？

安部：　登場かぁ……。今言われるまで何も考えてなかったです。

薄幸：　分かんないすけど、予備として「セブンスターメンソール」6カートンは買っていこうかと思ってます。

安部：　いやいやいや、何をどうするつもりなんですか。

薄幸：　6カートンは買っていきます。使うかどうかは分かんないですけど。

安部：　それは皆さん変装とかもしてるってことですか？。

―――変装してる方もいますね。

安部：　なるほど。まあでも登場で面白い空気作っておいた方がいいですもんね。そのあとのためには。

薄幸：　そうね、うん。みんなやってんだもん。めっちゃ苦手〜。

―――そういうのは苦手意識がある？

安部：　変な格好とか、ちょっと恥ずかしいですもんね。

薄幸：　恥ずかしいってなんだよ（笑）。まあなんか考えて……。

安部：　宿題みたいなもんですね。登場をどうするか。

ライター・撮影：武山、編集：福田 駿

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＜納言｜プロフィール＞
太田プロダクション 所属

左：安部 紀克（あべよしかつ）
右：薄幸（すすきみゆき）

★公式プロフィール：https://www.ohtapro.co.jp/talent/nagon.html