WLUCK的重要視聴YouTube動画 #6

WLUCK的重要視聴YouTube動画シリーズ第6回。お笑い好きが集まるWLUCKならではの視点で選んだ、今絶対に視聴すべきYouTube動画を紹介する。どこから手をつけていいかわからない動画コンテンツ飽食の時代。「まずはこの動画から」とおススメできるかはさておき、この記事がひとつでも新しいチャンネルに出会うきっかけとなればなによりである。

Conva「ゲーム」

コントユニットConva

ハチカイ・警備員、ダウ90000・吉原怜那、田野によるコントユニットConva。久しぶりに投稿されたコント動画が極上であった。ネタ本編の内容紹介はここでは控えるが、タイトルの通りゲーム(ある世代にとってはブッ刺さりの)という設定のなかで、極限まで要素を減らした上で最適解を連打している、その手腕が見事。オマージュ元の登場人物(ゲームマスターも含めて)それぞれの偏差値を全く等しく50ずつ下げると確かにこんな状況が出来上がってしまうものかと不思議と納得させられる。中田ヤスタカもこんな場面で流されるためにあの曲を作ったはずじゃないのに。

【ドッキリ】漢検の試験”会場”に向かう車が、”海上”に行って怒らせたい。【きしたかの】

高野さんを怒らせたい。【きしたかの】

今最も注目度の高いチャンネル『高野さんを怒らせたい。』。各所から絶賛の嵐だった前回の「字幕動画」で上がりきったハードルをゆらりと超えてくる新たな怒らせ動画がこちら。内容はタイトルとサムネ通り、ちょうどいいところで高野さんが大きな声を出すところまで予想通りなのにここまで面白いとなると裏切りとは、お笑いとは、という気持ちになる。 高野さんの「ふざけやがって」は(囲碁将棋による「やってみろよ」に続く)「なんでやねん」の東京版代替ワードになり得る気がしている。今回も高野さんを怒らせることには失敗しているので、次回こそ。

ドッジボールするアーニャ

ガーリィレコードチャンネル

「運動できるぽっちゃりは画面に多いほど面白い」でお馴染みガーリィレコードチャンネル。「ミット持ちする米津玄師」「突破する勇次郎」など過不足なく内容を伝える簡潔なタイトルとモノマネ・発想力・突破力・時事性・時にはそれらを全て捨てる覚悟など綺麗なポテンシャルの五角形でバズり動画を量産する彼らが今回選んだのはアーニャ×ドッジボール。面白いのはもちろんだが「そうだよ、YouTubeってこういうのでいいんだよ」と思わされるようなYouTube4年戦士の持久力を垣間見れる動画でもある。

【ゆいの実家で対決!】風船どっちが大きく膨らませられるかゲーム♡

ヨネダ2000チャンネル

待ちに待った「ゆいつばカップル」3本目の動画投稿であり、「ヨネダ2000」17本目の動画である。チャンネル開設わずか2本目、本人たちがまだ一度しか登場していないにも関わらず架空のカップルYouTuberを演じてみせるという胆力には当時驚かされた(昨年、『M-1』でヨネダ2000が注目されたとき、チャンネルにはヨネダ2000とゆいつばカップルの動画がひとつずつしかなかった)。ヨネダ2000チャンネルはいくつかのネタ動画や不定期更新のラジオがあるものの無軌道にふたりがやりたいことをやっている宝箱のようなチャンネルだ。このままなににも邪魔されずに更新を続けてほしい。

ヤリ〇ンの会話メモするやつ #shorts

バキバキDT【バキ童】

タイトルですでに優勝。制服以外普段のバキ童に特別な脚色を施さずともコンテンツとなる様に、「そうか、バキバキ童貞はヤリ○ンの会話メモする顔だったのか」とクリティカルな「もも気付かされ」をされてしまう。他にもただ友人と喋っているだけで「20年後も童貞のやつ」という動画を作られるなど散々なバキ童だが、いつまでもこのまま変わらない彼であって欲しいと願うのは視聴者の傲慢だろうか。

雑談【天竺鼠川原究極シリーズ】

天竺鼠・川原チャンネル

お笑い100%の仲良しコンビ天竺鼠・川原とランジャタイ国崎による「雑談」。いつもならこのふたりにされがちな「なに言うとんねん」的なツッコミがなければ、なるほどこんなふうに話が進んでいくのか。子供みたいに笑う国ちゃんが素敵だ。昨日から2夜連続放送の「川原くんとクイズさん」はここに真空ジェシカも追加されるとのこと。北陸朝日放送のキャスティングに大拍手を送ると共に、頼むからついていけるお笑いであってくれと願うばかりである。

【コラボトーク】ニューヨーク来てくれてめっちゃ楽しかったよ【ダイアンYOU&TUBE】

ダイアン公式チャンネル

ダイアンのYOU&TUBE初の芸人ゲストはニューヨーク。めちゃめちゃ面白い人が4人集まって話したらそりゃこのくらいおもしろくなるよね、といういい意味で裏切られない内容。苗字・出身地・近況で盛り上げて、強トークテーマ、強ワードの繰り返し、とグループトークのお手本として何かの紙媒体に掲載されてもおかしくない会話回し。ニューヨークチャンネルにある前編動画と合わせて楽しんでほしい。

文・編集:福田