2023.06.25
GAGによるストイックすぎるツーマンライブ 第4回目のゲストはダウ90000!! ≪GAG×ダウ90000『ポップス』終演直後インタビュー≫
ワラパーが密着しているGAGの6ヶ月連続ツーマンライブ。四回目のゲストは、飛ぶ鳥を落とす勢いで活躍するダウ90000。
これまでは挨拶程度の絡みしかなかったという、GAGとダウ90000。事務所も芸歴も異なる二組が共演することで、どんなケミストリーが起きるのだろうか?
本ライブでは、両組ネタを3本ずつ披露。トークコーナーの後、本ツーマンの恒例行事である“即興集団コント”を行った。総勢11人のコント、その行方やいかに……?公演を終えた直後、話を聞いた。
ほぼ初対面の2組、ツーマンを終えて
———お疲れ様でした!本番を終えて、今の率直な感想を教えてください。
SJ: 人数が多くて楽しかったです!皆さんお若いので、華やかになりました。若者のエキスを吸わせていただきました!肌ツヤがよくなったんじゃないかと。
ひろゆき: おじさんすぎ!(笑)
福井: 僕はひとつだけ心残りというか、失敗したなと思うことがあって……。園田さんに絡んでSJさんに「キスしろよ!」って言われたとき、僕、下がっちゃったんですよ。園田さんが出てきておでこを出して目を閉じたとき、なんで行けへんかったんやろ……。
SJ: もったいないことしたなぁ~。
福井: ビビっちゃったなって、ちょっと思いました。やられたなって……。
園田: 僕、あのとき本当にキスされる可能性があったんですね?
福井: いやいや、もちろんです。あれは、“されない”っていうていでした?
園田: “されない”っていうていでした。
福井: あー。……より、行けば良かった……。
———ひろゆきさんはいかがですか?
ひろゆき: ダウ90000さんに初めてお会いしたのに、僕の印象が”武田鉄矢さんのモノマネが下手なやつ”になってしまったかもしれない。モノマネで第一声を出すとき、「頼む、似てくれ!」って思いました。
———武田鉄矢さんのモノマネは初めてやったんですか?
ひろゆき: そうですね、もちろん初めてです。即興コントが始まったら、全員からなぜか「先生!」っていう目で見られた。で、あれで行くしかなかった……。
———ダウ90000さんの感想もお聞かせください。代表して、蓮見さんいかがでしたか?
蓮見: めちゃくちゃ楽しかったですし、こういうちゃんとした劇場でネタ3本もやらせていただけたっていうのもありがたかったです。僕らは事務所ライブもないので、呼んでもらってネタをできるというのがすごくありがたいんです。あと、前回GAGさんが「大宮の感じを出すのはやめましょう」と注意されたと聞いてたんですよ。だから「大宮の感じにはならないだろう」と安心してたんですけど、SJさんと福井さんが“各々の武田”で出て来たとき「あれ?これって大宮っぽいんじゃないか?」って(笑)。
福井: ちょっと、大宮が出ちゃったかもしれない。
蓮見: 園田とキスしてたら、めちゃくちゃ大宮っぽかったですね。でも、これも嬉しかったです(笑)。
———GAGさんとツーマンをやると決まったとき、どう思いましたか?
蓮見: 嬉しかったんですけど、「なんでだろう」と思いました。面識もないし、「知っていただいてたんだ!」と思って。呼ばれる枠にも限りがあるじゃないですか。なぜ僕らが呼ばれたのか、まだ聞いてないんですよね。
福井: チーフマネージャーが、僕らと絡んでほしい方々を選んでくれたんです。ダウさんは「是非一緒にやってほしい方々なんです」と。
ダウ90000: 嬉しい……。
福井: 僕らも「え、一緒にやらせてもらえるんですか?」という感じでしたね。自分らでは思いつかないし、というかお呼びするのも申し訳ないし……
蓮見: めっちゃありがたいです。僕らはイメージ的に、呼びづらいんですかね?
SJ: まず世代が違うから、逆の立場やったら「なんやねん、このおっさん」って思いますよ(笑)。マネージャーに「誰とやりたいですか」って言われたとき、提案したのは吉本の友達ばっかし(笑)。だから、世代の離れた皆さんとやれる今日みたいな機会はマジでありがたい。
中島: 私たちこそ、ライブをやるとなっても恐れ多くてお呼びできないので、貴重な機会でした。
GAG: いやいやいや……。
蓮見: 本当にめちゃくちゃ嬉しいです。吉本の芸歴離れた先輩だと、ライブが一緒にならなくてお会いできない可能性もあるので。
SJ: 1個だけダウさんの思い出があるんですけど、『キングオブコント』の予選ですれ違ってるんですよね。コロナ禍だから出番が終わったらすぐ帰る感じで、俺らが入ったときにすれ違って「お疲れ様です」くらいが唯一の思い出。
蓮見: ないに等しいですね(笑)。いやー、嬉しいですね。
ダウにひくねとファン発見
———これまで、ほぼ関わりがなかったとのこと。GAGさんと実際にお会いする前は、どういう印象を持っていましたか?
園田: GAGさんのコントは何本も見てたんですけど、普段どうやって三人が会話しているのか全然想像がつかなかったんですよ。キャラクターがパキッと決まってるコントが多いこともあって、SJさんは特にどうやって普段喋ってるんだろう?ってすごい思ってて。今日挨拶したとき、「あ、意外とそのまんまなんだ!」って思いました。
SJ: よっしゃ~!
園田: 逆に怖くないというか。見ていたまんまの人達なんだと思って、怯えずに喋れました。
道上: 私の印象としては、Twitterでよくお見かけする方。自分のタイムラインに、めちゃくちゃGAGさんが流れてくるんです。
SJ: 俺Twitterやってないから、どっちかじゃない?
蓮見: テニスコートの神谷さん※が関係してるんじゃないかな?
※演劇ユニット「テニスコート」。メンバーの神谷は福井とともにユニットコントライブをするなど、親交が深い
福井: あ、そうかもしれないですね。神谷さんが「いいね」してくれたのが、流れていってる(笑)。
蓮見: たぶん、福井さんとは共通の知り合いが多いんですよね。
道上: 直接お会いして話したのは今日が初めてだけど、なんとなくTwitterで知った気になってました(笑)。
蓮見: ツイッタラーだと思ってたってこと?失礼すぎるだろ(笑)。
中島: 私、お笑い関係の方で初めてYouTubeのチャンネル登録したのが福井さんの『ひくねとチャンネル』なんです。
福井: え、観てくださってるんですか!?
中島: 「旨~」とかめっちゃ言ってます。
吉原: それ言ってるの聞いてます!(笑)
SJ: あのチャンネル、全部同じ動画でしょう。
福井: バカにすなよ。
中島: 『ひくねとチャンネル』の印象が大きいので、今日は「会えた!」って思いました。
福井: ありがとうございます。そうなんですか~。
蓮見: TwitterとYouTube……。
ひろゆき: ネットの中の人?(笑)
吉原: 私は、大学1年のときお笑いサークルのすごく尊敬している先輩に「コントだったらGAGさんが一番好きだ」って言われたのが印象に残ってます。その先輩は、影響を受けて喋り方に福井さんのテイストが入ってました(笑)。
福井: 嬉しい……。
𠮷原: 尊敬している先輩が「好き」って言ってたのもあって、私も観るようになって、「うわ、なるほど」と。なんというか、本当におこがましいんですけど「すっごい好きなお笑いだ」と……
福井: めちゃくちゃ嬉しい。
吉原: 私本当にお笑いが好きだから、偉そうに言うの嫌なんです。でも、本当にすっごい好きなコントなんです!最近だと、『水曜日のダウンタウン』の「30-1グランプリ」。あれ、たまんなかったです!大好きです!!しかも今日お話してみて、”後輩”って感じではなく”ダウさん”って呼んでくださって。「お前ら」とか全然言っていただいていいのに!
福井: いやいや、後輩って感じでもないですし。
SJ: 基本、僕らは「お前ら」みたいなことは誰にも言わないですよ。言うとしたら、コイツくらい。
ひろゆき: どこが!?だとしたら、今猫かぶりすぎでしょ(笑)。
友達になれる気がした
———今日のライブを振り返って、特に印象に残っているところを教えてください。
飯原: やっぱり……チューですかね?
蓮見: してないけどね(笑)。
福井: やっぱ、ガッカリされました?
飯原: 正直、見たかったです。
中島: 私たちは、芸人さん同士がバラエティでやってるみたいなチューを誰もやったことがなくて……。
蓮見: 意外じゃねぇよ(笑)。
園田: 無意識ですけど、あのときベロで唇をペロッと舐めました。潤うように……(笑)。
蓮見: いいキスにしようとしたんだ。
———いつか、今日のリベンジでキスする日がくるかもしれないですね。
園田: いつでもいいです。
上原: 僕は、福井さんが自分のYouTubeを観ていただいてるのを知って嬉しかったです。理解していただけてる感じも、ちょっとあって。
福井: あれを観ただけで全部わかったような口を聞いてしまって本当に申し訳ないんですけど、ちょっとねっとりしているというか。学生時代に出会っていたら、一番友達になれそうな感じがしたんですよ。
SJ: 打ち上げに行くと、僕はお酒を飲んで「うわー」ってやって、二人は嫌がってるんです。福井さんは打ち上げに行ったら、人の悪口しか言わない(笑)。その辺のところで合いそうなのかな
福井: 飲みに行かれたときとか、楽しい話されます?
上原: 僕は、みんなの話を聞いて、基本的にずっと黙ってます。前に出て傷付くのが嫌なんで……。
SJ: 合うんじゃない?
蓮見: 上原は、自分からメシを誘うようなカロリー使うことは絶対しないんですよ。でも飲み会には来て、なにも喋らない。なのに二次会に来るんですよ。
上原: 楽しい場は好きなんですよ。人と話したいと思ってはいるんですけど……。
福井: あぁ、そうなんですか。僕が思っていたより、もしかしたら陽気な方なのかもしれない……。
吉原: 陽気じゃないアピールしときな。
上原: ほんとに、みんなの悪口を言って……えっと……
福井: (笑)。でも僕は、上原さんに興味を持たしていただいてます。
上原: 嬉しい。
福井: これからも、よろしくお願いします。
上原: 今後ともよろしくお願いします。ありがとうございます。
———忽那さんはなにが印象に残っていますか?
忽那: ……武田信玄。
SJ: 嬉しいです!本当は授業に遅刻した感じで出て行こうと思ったんですけど、彼(福井)が「俺、ヴェルディの武田で出るから」と言って来て。じゃあ、俺も違う武田で出ようかと。
忽那: その場にあったもので武田信玄になっていた発想がすごいです!
SJ: 前回「大宮っぽい」と怒られた理由が、彼が脱いだからなんですよ。だから今日僕がTシャツを脱ぎ始めたとき、「脱ぐのダメ!」って言われて(笑)。「大丈夫、ダンクトップ着てるから」という会話がありました。
KOCファイナリストへの質問
———今回のツーマンから、配信が入らなくなりましたね。このシーズンになると、そろそろ『キングオブコント』を意識しますか?
SJ: そうですね。僕らはバリバリそっちのモードに入ってきてます。
———直近だと、ダウさんは『ABCお笑いグランプリ』決勝(7月9日生放送)がありますね。
SJ: あ、そうや!頑張ってね!!
蓮見: 僕は、GAGさんを勝手にABCの先輩だと思ってます。昔、修学旅行の寝相が悪いネタでABC出てませんでしたっけ?
ひろゆき: あれはね、準決勝でやったヤツですね。よくご存じで!
蓮見: 俺、たぶんそれで初めてGAGさんを観て「すげえ面白い!」って思ったんです。もう……賞レースって、どうやって調整したらいいんですか?
中島: 本当に知りたい。事務所に先輩がいるわけでもないので……。
蓮見: 勝俣州和さんしかお笑いの人がいないんです。
SJ: 賞レースに合わせてネタ時間をギュッとするのって、三人でもめっちゃ大変だけど……。
蓮見: ギュッとすると誰かが出ないとかになっちゃって、本当にギリギリです。去年の『キングオブコント』が終わったら、その瞬間から次に向けて調整していくんですか?
福井: 本当にやり始めるのは3か月前くらいからだと思うんですよ。でも今年はボス(チーフマネージャー)が変わって「もっと早くからやりましょう」という教えをいただいたので、半年くらい前からやってますね。
蓮見: 間に合うかなぁ……。新ネタを作ると、最初はだいたい何分くらいになるんですか?
福井: 僕らは、7~8分くらいかなぁ。ダウさんはもっと長いですか?
蓮見: 僕らは12分。一番自信あるネタは、16分あるんですよ(笑)。
福井: それを5分にするのか。
吉原: ダイジェストみたいになっちゃうんですよね。
園田: 16分だとテレビ出られないですよね。途中でCM挟まないと(笑)。
———GAGさんに聞きたいことがいっぱいありそうですね!
蓮見: そうですね。でも、聞くのも失礼じゃないか?とも思うんですよ。経験者に聞いて教えてもらうんじゃなく、自分らでやれよって思われるかな?と。
福井: なんでもね、聞いていただいて大丈夫ですよ。答えられることもそんなにないと思うけども……。
蓮見: GAGさん、『キングオブコント』決勝って何回行ってましたっけ?
福井: 僕らは4回。でもダウさんは、いずれ必ず決勝に行くんじゃないですか?
蓮見: 今年、本当に頑張りたいんですよ。
SJ: 頑張りましょう!!まずは、ABC!
文, 編集, 撮影:堀越 愛
INFORMATION
GAG×トンツカタン ツーマンライブ『ロック』
次回のツーマンライブ、ゲストはトンツカタン!
※当日立ち見券販売あり
※配信なし