『大喜る人たち トーナメント 2023』決勝出演者インタビュー　～【Aブロック】ひつじのあゆみ／ふねしぼり・ごとうSC／ママタルト・檜原編～

2023年10月20日（金）、座・高円寺2にて『大喜る人たちトーナメント 2023』が開催される。

『大喜る人たち』とは、YouTube・X（旧Twitter）で配信されている大喜利番組。プロとして活躍する芸人からアマチュアの大喜利愛好家まで様々な層が参加しており、全国の大喜利好きが注目しているコンテンツである。

『大喜る人たちトーナメント 2023』は、『大喜る人たち』が開催する大喜利の大会。予選参加者の432名から勝ち抜いた12名と、過去大会の優勝・準優勝者が決勝に出場する。

本番に先駆け、決勝出場者たちに『大喜る人たち』スタッフがインタビューを決行。本記事では、出場者の中から【1回戦Aブロック】に出場する「ひつじのあゆみ」「ふねしぼり・ごとうSC」「ママタルト・檜原」のコメントを紹介する。

★『大喜る人たちトーナメント 2023』YouTube生配信：https://youtube.com/live/1Oz1Hs02s6M

【1回戦Aブロック】ひつじのあゆみ

―――今回『大喜る人たちトーナメント』開催を聞いた感想を教えてください。

大阪と東京を巻き込んだ数百人規模の大会をやろうって決めてくれたことがまずありがたかったです。告知を見てすぐに出場を決めました。

―――『大喜る人たち』のYouTube チャンネルにはどのような印象を持っていましたか？

会議室でやっていたアングラなコンテンツを、大喜利に興味のなかった人にも面白いと思えるような形にしているので、裏方の力がすごいんだなと思います。もちろん面白いことをやっているなとは思ってましたけど、登録者10万人のチャンネルまで持っていくというのはやっぱり見せ方が上手い。自分としてもありがたいと言うか、恩恵を受けています。

―――ご自身のことについて伺います。ひつじのあゆみさんの大喜利歴はどのくらいなのでしょうか？

中学生のころからラジオの投稿が好きだったので、大喜利のお題に答えるっていうのはずっとやっていました。実際にフリップで回答するような大会にではじめたのは2013年のエントリーライブなので、“大喜利歴”と言われると10年前くらいですかね。でも10年やっているわりに実績らしい実績がなくて（笑）。20人規模の大会で優勝したことはあると思うんですけど……だから今回の決勝大会でようやく人に言えるような実績ができたかもしれません。

―――決勝戦の相手で気になる方はいらっしゃいますか？

サツマカワ（RPG）さんですね。今年からはじめられたご本人のラジオ番組で、「大喜利」っていうすごくストイックなコーナーがあるんです。そこで自分の投稿を採用していただくことがあったので、ようやくリアルでご本人と大喜利ができるのか、と。あとママタルトの檜原さんは今でこそただのファンなんですけど、2014年には一緒に会議室で大喜利をしていたこともあるので、檜原さんにも「あー、一緒のところに行けるんだな」という気持ちはありますね。

―――サツマカワさん、檜原さんそれぞれの大喜利の印象はありますか？

これから戦う人なんでアレなんですけど、表現力とか発声とか本当にプロの人の大喜利やなっていう印象なので、一緒にやるのかと思うと怖くなってきますね。

―――大阪からご出場されたひつじのあゆみさんから見て、東京の大喜利シーンに対する印象はありますか？

東京はいつ見てもレベルが高いなという印象です。大喜利会がすごい数ひらかれているので、ブラッシュアップされていて、ベタなお題があんまりないですよね。勝ち抜いたからには食らいついていく言いますか、関西も負けていないぞというところを見せたいです。

―――改めて決勝予選に向けて意気込みを教えてください

この1ヶ月ぐらいは大阪予選を突破するぞという気持ちがかなりデカかったんで、いざ突破してみると「ここからさらにえぐいモンスターみたいな人たちと戦うことになるのか」という気持ちなんですけど……突破したからには代表という気持ちでやらないと、と思っています。「食らいつく」が目標です。

―――最後になにか言っておきたいことはありますか？

Twitter をやっているんですが、フォロワーが減り続けているんでよければフォローしてください。最近はあんまりツイートとかしてないですけど、よければという感じです（笑）。

【1回戦Aブロック】ふねしぼり・ごとうSC

―――ごとうSCさんの普段の活動を教えてください。

普段は社会人をやりながらお笑いや大喜利をやる、社会人お笑いとして活動していることが多いです。社会人お笑いの大会では決勝に行ったこともありますが、大喜利の大会でここまで大きいものには出たことがないので……本当にやってやろうという気持ちですね。

―――準決勝を戦ってみて、いかがでしたか？

予選も本当にレベルが高かったんですけど、準決勝はそこから勝ち上がってきた人たちというのもあって、回答のスピード感も全然違いますし、みんな高得点ばっかり出すので本当に帰りたくなりました。準決勝でちょっと心折れたんですけど、あれより下のパフォーマンスはないと思うので、その反省を生かして決勝では全員倒してやろうと思います！

―――ごとうSCさんの大喜利歴を教えてください。

今社会人7年目なんですが、大学生のときから大喜利はちょこちょこやっていたので、歴で言うと8年くらいです……けど1年に1回しか出てないときもあるので、ぎゅってしたら3年ぐらいです（笑）。

―――決勝のブロック分けが発表された時はどう思いましたか？

どこのブロックでも緊張しちゃうし、いい意味で誰と当たっても同じだなと思っていたので、ブロック分けの瞬間は見ないようにしていました。でも今こうやってトーナメント表を見てみるとすごいですね。「勝ち上がったんだな」っていう気がします(笑)。このメンバーと同じ土俵に立てているというのが自分の中でものすごいことなので、そこで満足しかけている部分もあるんですけど、決勝ではさらにここで勝つという気持ちを保って頑張りたいなと思います。

―――特に気になる人はいますか？

ひつじのあゆみさんは初めましてなので、大阪の人とも大喜利できるのはめちゃくちゃ楽しみです。今回はわざわざ東京まで来てもらえるので、一番仲良くなりたいです。ひつじのあゆみさんとめちゃくちゃ話すのが今大会の目標です（笑）。あとは、ぽこやかざんさんは一緒に社会人お笑いや大喜利をやっている仲なので、仲間でありいいライバルですね。決勝でぽこやかざんさんと戦えたらアツイなと個人的に思っています。

―――決勝では芸人さんも出場されますが、戦う相手としてどのように感じていますか？

予選や準決勝を見ても、芸人さんの回答は面白いのはもちろんパワーがありますよね。でもそこについては真似しようとかは全く思わずに、フラットに自分の大喜利をすることに徹していこうと思います。

―――最後に意気込みをお願いします！

ボーダーで散っていった東京勢の分まで絶対に頑張りますので応援よろしくお願いします！

【1回戦Aブロック】ママタルト・檜原

ーーー今大会、檜原さんは今回予選からの参加でした。戦ってみていかがでしたか？

最初は「俺ともあろう人間が、予選から出るなんてヤだぜ！」と思ってたんですけど、僕、学生時代から『転脳児杯』みたいな大喜利トーナメントに参加するの大好きだったので、いざ出てみると最高に楽しかったです。ヒリヒリ感というか、「ここで絶対勝ち抜きたい！」という感じが懐かしかったですね。

ーーー見事決勝進出となりましたが、決勝に行く自信はありましたか？

最近は『大喜る人たち』に出させてもらう時も芸人だけで固めてもらったり、芸人だけの大喜利ライブしか出てなくて。空気感で浮いたりしたらどうしようと思っていたんです。でも出てみるとお客さんにも受け入れてもらえている感じがあって「俺も勝てるかも！」と気持ちが乗ってきました。

ーーー檜原さんは決勝Aブロックとなりました。ブロック分けが決まった時はどんな心境でしたか？

Aブロックでいうと、（馬鹿よ貴方は）ファラオさんも楽しみですし、警備員くんが帰ってきたら相当アツいでしょうし、ひつじのあゆみさんももちろん知ってますし、予選で負け続けているごとうSCにも勝ちたいですし、あとはぺるとも……ぺるとも？なんですかこの“ぺるとも”っていうのは。最近出てきた人ですか？名前が全体的にくるっとなっていてすごく弱そうです。ぺるともは無視して大丈夫ですね！

ーーー決勝トーナメント全体を見て、ライバルはいますか？

サツマカワ（RPG）さんはライバルとしても強いと思うし、バトル以外の大喜利でも、みんながどうやって面白いことを言おうかって手が止まっている時に先陣を切ってアクションを取ってくれる人という印象があります。バトルが楽しみですね。あとは予選を見ていて下町モルモットのぽこやかざんがすごく面白かったです。

ーーー檜原さんの大喜利歴って結構長いんですか？

中1の時にサバンナさんのラジオに大喜利メールを送りはじめたのが最初なので19年ですね。結構なキャリアです。中学生の職業体験でお笑い芸人のマネージャーをやりたくて、サバンナさんの番組の大喜利コーナーに一年間メールを送り続けたんです。番組で名前を覚えてもらえたら、そこからツテができるかもしれないと思って。結局一年間通して一回しか読まれなくて、知り合いのコンビニで職場体験させてもらったんですけどね。

ーーー決勝トーナメント当日はどのような心持ちで大会に挑みますか？

昔は、例えば『転脳児杯』があったら、朝からカラオケに集まって1時間くらい大喜利をしてから予選に行ったりしてましたけど、今の僕ぐらいになれば『刃牙』でいう花山薫と言いますか「トレーニングなんて女子供がやることよ、ライオンが筋トレなんかするのかい？」といった感じで、ふらっと行って優勝するだけです。当日は『M-1』の２回戦もあるので、そちらもサクッと合格して夜も優勝させていただきます。

ーーー最後に意気込みをお願いします！

ファラオさん、警備員さん、ひつじのあゆみさん、ごとうSC、絶対に倒してやるぜ！ぺるともという人は……きっと舞台で恥ずかしくて泣いちゃうような、大喜利の弱い人だと思うんで、ま！君だけは見逃してあげてもいいかな！（笑）

取材：「大喜る人たち」運営スタッフ
文・構成：フクダ