《Aブロック》Yes!アキト&サツマカワRPG・ヨネダ2000・エバース・十九人【第8回AUN本戦事前インタビュー】

エバース

漫才師ですから

———エバースさんは今回の『AUN』が初出場です。『AUN』というライブのことはご存知でしたか?

町田 和樹(以下、町田): はい、知ってました。

佐々木 隆史(以下、佐々木): ほんとに?

佐々木「ほんとに?」

町田: ほんとに知ってるよ。けっこう僕らのまわりの芸人も出てますよね?ナイチンゲールダンスとか。

佐々木: ド桜とか。

町田: もちろん知ってます。

———お二人は、大喜利は得意ですか?

佐々木: まぁ、そうっすね……だいぶ、町田の、なんていうんですか?大振りだけど当たったら飛ぶ……ヤクルトの畠山みたいなスタイルでやらせてもらってますね。

町田: お題によってはとんでもないっすよ、俺。でもお題によっては一個も出ないこともあります。佐々木はどのお題が出ても大丈夫です。

佐々木: 僕はずっと60点くらいをコンスタントで出せます。

町田「60点はまずい(笑)」

———AUNはコンビ大喜利なので、二人の阿吽の呼吸が大事になります。その部分についてはいかがですか?

佐々木: 町田が自分の力だけで取りにいこうとするところがあるんで、僕も活かして、ちゃんとコンビプレ-でやりたいですね。

町田: テンパっちゃうと、ひとりで突っ走っちゃうことがあるんで。

佐々木: たとえば、僕が上の句を出した後、町田が5秒くらい黙ってから出したりするんですよ。これ、ほかのライブのコーナーであったことなんですけど。

町田: 一回ありましたね。

佐々木: 俺の上の句、なんの意味もないじゃん。

町田: ゼロにしちゃったときがあります。

町田は佐々木の回答を「ゼロ」にしたことがある

佐々木: コンビネーションがうまくかみ合えば……

町田: でも漫才師ですから、そこは任せてください。

佐々木: はい。

自分たちのスタイルを崩さず、飲み込まれないように

———対戦表はコチラです。

町田: うわッ。Aブロックだ。すごいな、飛び道具系の人多いっすね。大喜利強いというよりは、飛び道具みたいな感じだな。

———1組ずつ印象を教えてください。まず、Yes!アキトさん&サツマカワRPGさん。

町田: けっこう昔からお世話になってます。

佐々木: 何年も前からしゃべらせてもらって。

町田: 僕らがもっと無名のころに声をかけてくれた先輩二人って感じかな、イメージ的には。で、まぁ~強いでしょ。サツマカワさんとかなぁ、外さないもんな。そろそろ外しても良いのにな。あれ羨ましいなぁ。

佐々木: カツラを?

町田: カツラじゃねえよ。カツラはけっこう外すんだよ、あの人。

佐々木: あーそう。

町田「カツラはけっこう外すんだよ」

———ヨネダ2000さんはいかがですか?

町田: 神保町の後輩ですけど、まぁコンビプレーになってきたら、かなり……

佐々木: 町田が一番かわいがってる後輩。

町田: 僕がずっと言い続けてるんですよ。ヨネダの一番は俺ではないんですけどね。ヨネダが一番お世話になってる先輩は俺じゃないんですけど、俺が一番かわいがってるのはヨネダ2000です。

佐々木: ヨネダの口からは、あんまり……

町田: 俺の名前を聞いたことはないけど(笑)。俺はめっちゃ出してるんですけど……。ヨネダもコンビだとなにをしてくるかわからないですね。

———ヨネダ2000さんにお話を聞いた際、「エバースさんは大丈夫だろう」と言っていました。

町田: ナメやがって。

佐々木: ちゃんとルール通りやるもんな、俺ら。

エバースはルール通りちゃんとやる

町田: そう。まわりがこんだけ変だから、逆にいけんだよ。漫才でもあるじゃん。

佐々木: あ、逆にな。全員が飛んでるとき、逆に普通の漫才やったほうがウケることあるもんな。

町田: それで去年のM-1敗者復活戦、トム・ブラウンさんに勝ちましたもん。

———十九人さんはいかがですか?

町田: 面識はちょいちょいあります。でも大喜利見たことないなぁ。ネタ見た限り、普通の大喜利じゃないでしょうね、どうせ。十九人怖いっすね。

———十九人さんは、予選から勝ち上がっての出場です。

佐々木: フランツもそうですよね?ちゃんと大喜利強くて上がってきた人たちだ。

町田: ヤバいね。まぁ、まっすぐ戦いますよ。俺らが変なことやろうとすると、ただ変なことやってるだけになることあるから。

佐々木: そうですね。

町田: 自分たちのスタイルを崩さず、飲み込まれないようにしたいです。ほかの組に。

ひつじねいりに親近感

———同じブロックのなかで、順位予想をお願いします。

佐々木: え~、Yes!アキトさんとサツマカワRPGさんが1位。2位がむずいなぁ。ヨネダか十九人になってくるのか……?

町田: いやいや(笑)、俺らも入るよ。2はいけるよ。

佐々木: じゃあ2位を俺らに。

町田: あのね、これ2位はいけるんすよ。これだけまわりが変だと。で、3位が……

佐々木: 十九人。で、4位がヨネダ。だって、ヨネダが「エバースは余裕」って言ってたんですもんね。

町田: ナメてる。

佐々木: 4位で。

1位:Yes!アキト&サツマカワRPG 2位:エバース 3位:十九人 4位:ヨネダ2000

———決勝に上がった場合、ブロック関係なくすべての出場者とあたる可能性があります。もっともエバースさんの優勝を脅かしそうなコンビは?

町田: うーん……

佐々木: 僕らあんまり大喜利ライブに出ないんで、誰が大喜利強いとかもわかってないんですよ。単純にネタを見てたら、フランツとか大喜利強いなって感じがしますね。

町田: 大喜利ボケとかもありますしね。

佐々木: あと誰だろう、ママタルトさんとか強そう。

———特に、まったく大喜利のイメージがわかないのはどのコンビですか?

佐々木: うーん……ひつじねいりさんかな。大喜利してるところ正直見たことないんですけど、たぶん俺らみたいなタイプ……

町田: っぽいよな!細田さんはある程度ちゃんと大喜利する。

佐々木: そう、ルールに沿った大喜利。

ひつじねいりに親近感(?)を覚える佐々木

町田: で、コンビの出来は松村さんと俺しだい(笑)。オダウエダさんも怖いっていうか凄そうだけどな。小田さんは普通に強いし、植田さんは勢いあるし、両方強いっていうのがオダウエダのイメージですね。

———「この角度のお題が来たら得意だな」というお題はありますか?

町田: 俺は、ちょっと気持ち悪いこと言ってもウケる系が良い。

佐々木: あー、女の子絡んでるとか。「デート中に言ったひとこと」的なやつな。

町田: 得意ジャンルです。

女の子が絡むネタは、町田の得意ジャンル

佐々木: 「この後のLINEの返信でなんと書いたか」とか。

町田: 日常を活かせる。“自分”をやれば良いだけなんで、それ系のお題はいけるかな。それが来たら爆発させられる自信があります。

佐々木: 「女性にこのあとLINEでなんと送ったか」だったら、ダントツで優勝。

町田: レベル違う。

佐々木: 外したことないもんね。

取材:上妻成吾
構成・写真:堀越愛
協力:忠地彩葉

エバース プロフィール

左:佐々木隆史
右:町田和樹

★公式プロフィール:https://profile.yoshimoto.co.jp/talent/detail?id=8988


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