【カゲヤマ インタビュー】いつかKOCを一番の大会に、そして日本のコントを世界へ!お笑い界のパワースポット、ここにあり。 ≪2/28 単独ライブ「解放」≫

2023年の『キングオブコント』で決勝に初進出し、トップバッターから準優勝。コント界の最前線に、カゲヤマが現れた。

キングオブコント以降もコントを主戦場としつつ、『M-1グランプリ』のラストイヤーを終えたあとは『THE SECOND 〜漫才トーナメント〜』に挑み、常に戦い続けるカゲヤマ。2025年にはカゲヤマを発端に“14期問題”が勃発し、お笑い界に一大ムーブメントを巻き起こした。さらに益田の実家に居候するドンデコルテ・渡辺銀次がM-1で準優勝し大ブレイクするなど、カゲヤマは常に話題の中心地点に存在する。

今回は、2月28日(土)に単独ライブ『解放』を控えるカゲヤマにインタビュー。ネタへの向き合い方やコントへの情熱、14期問題に至るまで様々な話を聞いた。

賞レースは楽しい

———昨年は、なにかとNSC14期の芸人が話題になることの多い1年でした。2025年から今年にかけて、カゲヤマさん自身はどのような状況でしたか?

益田 康平(以下、益田): 2023年にキングオブコントで2位になって、そこからすごくお仕事をいただいたんですけど、2024年はそれで手一杯というか、ただがむしゃらにやっていました。2025年はやってきたことがテレビの現場で気に入ってもらえて、“おかわり”をいただくことができていたんじゃないかなと思います。別のことも、いろいろやりましたし。

タバやん。: 去年で言うと、14期問題(※後述)が僕らのなかでは大きかった。僕らはずっと虐げられてきて(笑)。14期には今売れているドンデコルテの銀次もいるし、14期ごとグッと上がってきているので、またひとつムーブメントになるかなと思いますね。

———益田さんがおっしゃった「別のこと」とは?

益田: たとえば、初めて海外に仕事で行かせていただいたことですね。平成ノブシコブシの吉村(崇)さんの企画で、日本のお笑いを海外でするというものがあって。僕らは韓国と台湾で現地の言葉を覚えてコントをやったんです。それが日本よりもウケたくらいめちゃくちゃウケて、吉村さんも僕らのことを気に入ってくれて。今後も呼んでくれそうですね。

タバやん。: もう、海外に住みたかった。

益田: (笑)。めちゃくちゃウケましたから。

タバやん。: 日本のお笑い好きの方もすごい楽しんでくれる一方、見る目がめちゃくちゃ肥えているんですよね。でも海外の人は、ただ受け入れているというか。

益田: ショーを見せてるみたいだったよね。

タバやん。: 純粋に喜んでくれている感じでした。

———舞台での活躍もありつつ、テレビでも“おかわり”いただけるということは芸人さんとして非常にうれしいことだと思います。手応えを感じる仕事があったんですね。

益田: そうですね。めちゃくちゃ跳ねたとかではないんですけど、『座王』とか『まいにち大喜利』とか……

タバやん。: そうね。あとは、吉本の大きなお笑いライブに呼んでいただけるようになりました。僕ら目当ての人はそんなにいなかったんですけど、アンケートの「面白いと思った芸人」で中川家さんの次に選んでいただけたことがあって。「カゲヤマはそんなに評判良いんだ」という認識が社員さんに広まっていったと思うし、それから仕事が増えてうれしかったですね。

———カゲヤマとして、次の目標はなんですか?

タバやん。: ずっと目指しているのは、賞レースでもう一度決勝に行くこと。キングオブコントに関しては、決勝行くだけじゃなくて優勝したいですね。THE SECONDも出られる芸歴になったので、決勝に行きたいです。

益田: 賞レースはやっぱり楽しいし、刺激的で「また決勝に立ちたいな」という思いでやっていますね。

———THE SECONDは漫才の賞レースですよね。コントをメインにしているカゲヤマさんからして、いかがですか?

タバやん。: 難しいですね。去年初めて出させてもらって、「めっちゃむずいな」と思いました。戦い方がM-1とはまったく違って、戦う相手も自分たちよりもっと上の先輩方で。僕らは正直、選考会でめちゃくちゃウケたんですけど、それでも通らないという厳しさもあって……

益田: ほかの人たちは、もっとウケているんだろうなと思いました。でも、それにしてもめちゃくちゃウケたよね。あのネタ史上、一番ウケた。

タバやん。: めちゃくちゃウケた。「通ったな」と思いました。でも選考会で落ちちゃったのでビビりましたね。

———その結果に、不満はなかったのでしょうか?

益田: いや、不満は全然なかったです。ほかの人がもっとウケたんだろうなと。あと、漫才師としての箔というか、そういうものが僕らにはまだ足りてないのかな。

タバやん。: M-1って、なにか一個アイディアを見つけたら上に行ける可能性があるんですよ。でも、セカンドはそこじゃないというか……人間性も全部見られていたのかな。

益田: 「芸人」じゃなくて「漫才師」にならないと勝てないのかなと思います。

タバやん。: めっちゃレベル高いです。

———お二人の様子を見ていると、賞レースを楽しんでいるように思います。

益田: THE SECOND、めっちゃ楽しいです。楽しんでやって、本戦に出られるようになったら良いな。

タバやん。: 元々、M-1は気楽にやっていたのが大きいですね。キングオブコントに関しては、戦いの輪廻を早く終わらせたいと思うんですけど……

———「賞レースで結果を残す」という目標を考えたとき、活動のメインはどこになりそうですか?

益田: 劇場じゃないですかね。去年六本木にできた「YOSHIMOTO ROPPONGI THEATER」は、コント専門の劇場なんですよ。この劇場では、6組で集まってユニットライブをしたり、『台本もらって即コント』というコント師が輝くような主催ライブもしました。どんどんお客さんが入るようになってきたので、いろんな新しいことをやっていますね。

※「六本木コントSIX」メンバーは、カゲヤマ・アイロンヘッド・いぬ・やさしいズ・そいつどいつ・オフローズ

———『台本もらって即コント』は益田さんが台本を書いて、演者は1分で覚えてすぐに演じるそうですね。かなりカロリーが高そうです。

益田: (笑)。いや、だるいですね。でも去年オンラインサロンをはじめまして、僕らが毎日、交互にブログを書いているんですよ。それが書く練習になりました。日頃から文字を打つことで、「うわーやんのか」という感じがちょっとなくなりました。

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天才のネタづくり

———ネタをつくる作業についてもお聞かせください。コントは好きだからつくっているのか、賞レースやライブに向けてつくらなければならないものなのか……どのような認識でしょうか?

益田: 好きでつくるときもありますけど、結局、締切に追われてます。

タバやん。: (笑)。追われていますね。結局、単独ライブも締切があるじゃないですか。そこに向けてやっている感じですね。キングオブコントは「このネタに決めた」となったら、どんどん調整して……という感じです。

———キングオブコント用につくるネタと単独ライブでつくるネタは、違うものでしょうか?

益田: 違いはあんまり意識していないですね。

タバやん。: 賞レースでつかえるネタができたらどんどん調整していく感じです。キングオブコントでつかえるネタを単独ライブでやるのではなく、単独ライブ自体は来てくれたお客さんを盛り上げる感じでつくっていますね。

———そこから、思わぬ勝負ネタに育つこともあるんですか。

タバやん。: キングオブコント決勝1本目の、お尻出すネタはそれでしたね。

益田: あれは単独でしかやらない、賞レースでは絶対に怒られるやつだと思っていました。それをまわりが「良いんじゃないですか」と言ってくれて、じゃあ「キングオブコントでやってみるか」と。だから、キングオブコントのためにつくるようなことはやっていないというか……僕らはそんな器用なことできないですね(笑)。

———漫才に関しても、ネタのつくり方は同じでしょうか。

タバやん。: 変わんないですね。変えたほうが良いのかもしれないけど、ずっとこんな感じで。

———お二人はどんなふうにネタをつくっているのでしょうか?

タバやん。: 二人で題材を持ってきて発表して、盛り上がったものでつくってみようか、という感じです。益田が案を持ってきてくれることが多くて、私はそれを膨らませることが得意で……でも「ネタは二人でつくってる」と言うと、天才感が出ないんです。

益田: 泥臭い感じね。

タバやん。: 私としてはどっちかを天才にしたいので、「益田がひとりでつくってる」と言おうかなって。

益田: いや、良いよ別に。

タバやん。: 天才はひとりいたほうが良いんで。

———お二人が仲良いから、一緒につくれるというのはありますよね。

タバやん。: そうですね。僕らは仲良いと思います。

益田: なるべくギスギスしたくないですから。ネタづくりではしょうがないときもあるんですけど、楽しくつくったほうがストレスもないしね。

———お話を聞いていても、お二人の仲の良さが伝わってきます。

益田: 長く続けるなら、仲良くやるべきだなと思いますね。仲が良くないと片方が潰れちゃうコンビも結構いらっしゃって。壊れちゃったら意味ないなと思うので。

———益田さんが題材を持ってくるというお話がありましたが、普段からネタ用にメモをされているんでしょうか?

益田: めっちゃスマホにメモしていますね。だから、スマホがなくなったら全ネタ終わりです。今後のお笑い界が、僕のスマホしだいで変わるかもしれない!!

タバやん。: (笑)。そうですね。

———スマホにはどういうことが書いてあるのでしょうか。

益田: 箇条書きで書いてます。自分でもなんだったかわかんなくなるときがあるんですけど……たとえば、「番長vs裁判長」みたいなダジャレ由来のものもあるし、「ダブル伊達政宗」とかも。これは二人とも眼帯をしているから、お互い死角に入っちゃう……みたいなメモです。

———そこから少しずつネタにしていくんですね。

タバやん。: 二人で話して盛り上がったら「これ行けそうだね」と。でも、基本は100:0で益田がつくっています。

益田: 違うよ。そんな責任負いたくないよ(笑)。僕が持っていった題材で、タバやん。が「こっちのほうが良いんじゃない?」とかも全然あります。

———ネタをつくるときに“カゲヤマっぽさ”は意識されますか?

益田: そんなにないですけど、タバやん。の気持ち悪いキャラクターから考えるときもありますね。

タバやん。: カゲヤマっぽさというか、我々が「面白い」と思えることでつくりますね。そうじゃないとつくれない。

益田: 僕らは、意外とコントの幅は広いと思ってます。視覚的に笑わせるものもバカバカしいものもあるし、会話劇もあったりして。キングオブコント決勝の2本目のネタはテクニカルと言われることもあります。

タバやん。: テーマが“うんち”なだけで、中身はしっかりしているので!

益田: (笑)。そういう評価もいただいているので、いろんな一面を見せていきたいなと。ただ、漫才に関しては、“パワー”しかない。

———コントと漫才で、違いがあるんですね。

タバやん。: 掛け合いなんて、もう……

益田: (笑)。コントだったらできるけど、漫才だとできないね。

タバやん。: 漫才は人間対人間なんで。

———コントを漫才化することはないんですか?

益田: あります。去年のTHE SECONDは、それでウケたんですけど落ちちゃって。「ちゃんと漫才にしてくれよ」というメッセージだと思っています。

得意なことはSA(士気上げ)

———キングオブコント決勝に出て、コントの評価が高まったと思います。キングオブコントの前後で見られ方が変わった感覚はありますか。

タバやん。: かなり変わりました。昔つくった“そこそこ”のネタを持っていってもウケやすくなって。私たちも「それならもっとこういうボケ方あるな」と、過去のネタがどんどん良くなったり……そういうことがよくありましたね。

益田: 『キングオブう大』という、かもめんたる・岩崎う大さんの賞レースがあって、去年優勝したんです。そのネタも昔のネタを掘り出して、劇場でやってウケが良かったから持っていったんです。だから、昔のネタも宝物で、今やったらもっとウケる気がしています。

———海外進出の話もありましたが、カゲヤマさんのコントは最終的にどこに向かっていきますか?

益田: 海外は行きたいです。日本のコント、こんなにウケるんだと。海外でそれを感じて衝撃でもあったので、もっといろんな国でやってみたいです。

タバやん。: 日本のコントを見せてあげたいね。

———日本代表ですね。ちなみに日本代表の枠を争うライバルはいますか。

益田: 5GAPさん。日本代表ってより、世界選抜ですね(笑)。

———壮大な話になってきましたね。

益田: あとは僕らだけで叶えられるかわからないですけど、キングオブコントを一番の大会にできたら良いなと思ってます。

タバやん。: たしかに、コントってなんかわかんないけど、あんまり人気ないんですよ。

益田: うん。シソンヌさんとか東京03さんとか、一部の人はとんでもない人気なんですけど。

タバやん。: すごい人はいるんですけど、人気はない。同じお笑いなんですけど、漫才師のほうがかっこよく見えるんですかね。だから、コントをもっと盛り上げたい気持ちはありますね。

———それで言うと、ダウ90000さんとか、男性ブランコさんとか、ちょっと毛色の違うコントが盛り上がっている気風は感じますよね。

益田: たしかに。ダウ90000はだいぶ盛り上げていますね。

タバやん。: ただ、あれはカルト的な人気で、老若男女からの人気ではないんですよ。コントをそこに持っていきたいですね。

———めちゃくちゃ良い野望ですね。

益田: 漫才に勝つというね。

タバやん。: ただ、僕ら去年からM-1の2回戦と3回戦のMCをやって、めっちゃ評判良くて。だから、M-1は準決勝のMCを狙っています。

益田: そっちもね(笑)。

タバやん。: ただ準決勝には、はりけ~んずさんがずっといるので、そこをどうにかしないと。

———たしかにM-1戦士たちのラジオを聞いていても、カゲヤマさんのMCはとても評判が良かったと思います。

益田: めちゃくちゃ盛り上げました。とにかく、お客さんのボルテージを上げる。MCはめちゃくちゃうまいタイプではないと思うんですけど、お客さんの熱量を上げるのは得意なのかなと思いました。「今日は40組出場者いますけど、神回にしたいので38組合格させますよ!」みたいに煽って。

タバやん。: ずっと盛り上がってくれて。出場者が「一番ウケた日」と言ってくれたりして。

益田: MCというか、“士気上げ”だよね。

タバやん。: SA(士気上げ)だね。

益田: SAは得意かもしれないです。

タバやん。: 2回戦だと、お目当ての芸人さんが終わると帰っちゃうお客さんもいるんです。それをなんとか帰さないように、「休憩時間中に益田が雷門までタッチして帰ってきますので待っててください」というチャレンジもしたりしましたね。

ダイタクは上から、カゲヤマは下から

———14期のなかで「虐げられてきた」という話もありましたが、あらためて14期問題についても伺わせてください。

益田: ダイタクとはNSCのころからクラスも一緒で、ずっと怒られてきたというか、教育係みたいな存在だったんです。

タバやん。: 愛はあるんですけどね。

益田: この間も、楽屋でタバやん。とネタの話をしていたんですね。そしたら、ダイタクの拓が「おい、なにやってんだお前ら。なにコソコソしゃべってんだ」と。

タバやん。: 「ネタの話です」って。

益田: 「堂々としろよ」と。僕らが悪巧みしているかのような感じで怒られたり……そんなことがめっちゃあるんですよ。

タバやん。: 常に監視はされている。

益田: 14期問題を簡単に説明すると……この18年のなかで、カゲヤマが初めてダイタクに歯向かったんです。そこからはじまって、ほかにも揉めごとが出てきて。関連ライブの配信が2000枚売れたりと、笑い界ではムーブメントになりました。

———もちろんお笑いファンとして、情報が届いてきていました。

タバやん。: まわりの芸人からも「観たよ。ヤバいね」と言われたりして。自ら事件を起こそうとは思っていないんですけど。ただ、僕らが怒られただけで。

———ダイタクさんとは同期でありながら、なぜそういった関係なんでしょう。

タバやん。: これは、僕らも悪いです。

益田: (爆笑)

タバやん。: 僕らは人の下につくのが癖で、中学時代からそうなんです。

益田: 僕らは同じ中学のサッカー部で、強豪校だったので全然試合出られなかったんです。そうなると立場も下じゃないですか。だから、下から行くのが染み付いていた。

タバやん。: その立場でいるのが、結構好きだったりもして。

益田: で、裏でちょっとだけ馬鹿にして笑うとか。

タバやん。: だから、僕らはめっちゃ性格悪いです。

益田: (笑)。ダイタクはダイタクで、僕らとは逆に上から行くタイプというか、従えるのが得意なので。良い関係性だとは思います。

タバやん。: もちろんダイタクは僕らのこと「面白い」と思ってくれているし、リスペクトはあるんですよ。なので、この関係性を保てている。「お前ら面白くないし、もう終わってるわ」みたいな扱いではないです。

———その前提を知ったうえでいろいろ見ていくと、また違う面白さがありそうです。

タバやん。: ニューヨークのYouTubeチャンネルが一番わかりやすいね。

益田: 1時間くらいの取材では、全貌は話せないからね。

———ニューヨークさんは一期下で、15期と14期とでは雰囲気も違うと感じます。カゲヤマさんから見て、14期はどのような期ですか。

タバやん。: よく言われるのは、14期は「戦闘民族」ということ。僕らはネタでつながっているかもしれないです。仲良くワーワーやろうぜではなく、ネタでリスペクトし合っているという期ですかね。

益田: 厳しいですね。平気で「おもんない」とか言われまくりますから。

タバやん。: なにが正解かわかんないのに、ネタをやって「あれ違うよ。やんないほうが良い」とか言ってくるので、オブラートが一切ないです。

益田: コーナーでの立ち振る舞いも散々言われてきたので、ほかの芸人さんより厳しい環境で育ってきた自信はあります。「おもんない」とか、普通はそんなに言われないと思うんですよ。

タバやん。: (笑)。もっと優しい言い方あるからね。

益田: 恵まれたっちゃ恵まれたのかな。

タバやん。: キングオブコントのネタを調整しているときも、アドバイスはくれるので本当にうれしかったです。14期に世話になって育てられたからこそ、沖縄で僕ら主催のライブを打とうとなったのに、めっちゃ怒られた。

益田: それが14期問題。

タバやん。: 感謝の恩返しで「やりましょう」って言ったら、怒られたんです。それがダイタクだけではなく、山添寛(相席スタート)、ネルソンズとか、全員からなんです。

益田: 銀次(ドンデコルテ)もお笑いにはストイックだしね。優しい性格だけど、ネタには「それはどうなんやろな」としっかり言うし。だから、優しいのは(EXITの)りんたろー。くらいじゃないですか。

タバやん。: でも、りんちゃんは賞レース全然結果出してないから……

益田: いやいや(笑)。りんちゃんが一番売れてるから。

———ネタで切磋琢磨してきたからこそ、カゲヤマさんも銀次さんも賞レースで花開いたんですね。

タバやん。: そうかもしんないですね。

益田: 14期だったから辞めたっていう芸人も、いるかもしれないです。

タバやん。: めっちゃいると思います。僕らがキングオブコント決勝行く前に、元14期の人にDMで「カゲヤマ頑張れ。ダイタクを潰せ」と言われました。なにかしらの恨みがあるんですよ。

益田: (笑)。僕らは恨みないから。

タバやん。: 潰そうなんて思ったことないけど、恨みは買っているのかもしれないですね(笑)。

14期大暴れツアー ダイタク目線の真相を語ります/KOCちょい感想/大谷いつもありがとう【ダイタクのニューラジオ #230】(「ダイタクTV」より)
14期大暴れツアー カゲヤマ目線の真相を語ります(「あむあむWORLD」より)

———同期で言うと、M-1後から銀次さんのブレイクっぷりはすごいですよね。

益田: M-1で優勝して跳ねるとかは想像できましたけど、ここまで人気者になるとは思わなかった。

タバやん。: 約束と違うよ、と。銀次が「益々荘に住んでいたから売れている」ということは言ってほしいです。もし住んでいなかったら、今のブレイクの半分くらいですよ。

益田: やっぱりチャーハンの動画は効きましたよね。『アナザーストーリー』でチャーハンをつくっていたからYouTubeにも上げたほうが良いと思って上げたけど、反響が半端なかったです。それで僕らも話題になったので、同期で切磋琢磨して話題をつくっていけたら良いですね。

銀次チャーハン(「それいけ益々荘」より)

タバやん。: ずっと言っているんですけど、益田はパワースポットです。

益田: ちょっと、本当にそうかもしれないです。カゲヤマまわりの芸人がみんな活躍していて。めぞん、ドンデコルテ、ミカボ、レインボーとか……。

タバやん。: DOG FOOD PARTYもね。気になってライブ呼んだら、もう『おもしろ荘』まで行っていたからね。だから、益田がパワースポットなんです。

益田: 認めざるを得ない。そういうのをノリでYouTubeに上げたんですけど、「益田さんを待ち受けにしたらその日に仕事が4件来た」というDMも届いて……

タバやん。: 何日か前にトークライブをして、お客さんに「益田を待ち受けにしてください」と呼びかけたんです。そしたらとんでもない案件が決まったという人もいました。

【神になった男】ドンデコルテも、めぞんもみんな俺の周りにいた。益々荘の大家の俺は渦の中心に立っている。(「あむあむWORLD」より)

———タバやん。さんは占い師としても活動していますよね。占い師の目線で見て益田さんはどうなんでしょうか。

タバやん。: 私は姓名判断をやっているんですけど、「益田康平」って、全部の画数が大吉なんですよ。これ、前から私だけは知っていたんですけど。

益田: 俺もネットでやって知ってるよ。

タバやん。: 見る箇所が大体5か所あるんですけど、5か所が全部大吉なんですよ。それも、めっちゃ良い大吉。だから、そのうちこうなるなっていうのは、私はわかっていました。あと、益田はとにかく優しいので……

益田: 性格は良くないんですけど(笑)。裏ではダイタクの悪口を言うので(笑)。

待ち受け ver.A
待ち受け ver.B

ハードルは上げてOK!単独ライブに向けて

———2月28日(土)に、単独ライブ『解放』があります。単独ライブへの想いを聞かせてください。

タバやん。: 今回、初めて六本木の劇場でやるんです。渋谷の漫才劇場だと250キャパくらいだったんですけど、今回は300になるので、自分たちも気合い入れてやっていきます。

益田: NSCに入る前に、タバやん。とバナナマンさんの俳優座劇場での単独ライブを見に行ったことがあります。当日券を買って、立ち見で見たんですよ。その俳優座が、今はYOSHIMOTO ROPPONGI THEATERになった。18年かかりましたけど、同じ舞台に立てるんで僕らからしたら思い入れがあります。エモい感じですね。

———YOSHIMOTO ROPPONGI THEATERだからこそ挑戦したいことはありますか?

タバやん。: 元々が俳優座なので、設備が整っているんですよね。キャットウォークがつかえたり、照明もこだわったものがあるので、いろいろやってみようかなと。

———『解放』というタイトルには、どういう意味が込められているんでしょう。

タバやん。: 昨年は『潜伏』というタイトルで単独ライブを打って、それは2024年にキングオブコントで落ちて「潜伏してここから行こうぜ」というイメージでした。その次に『浮上』というタイトルで打って、これは「上がっていく」イメージでした。去年もキングオブコントは準々決勝でダメだったんですけど、今年は『解放』というかたちで。サナギの殻を破り、蝶になるための“解放”ですね。

益田: 本当は潜伏→浮上で決勝に行って、去年優勝できたら良かったんですけど、ダメだったんで。浮上のさらに上ってことですね(笑)。

———その話を聞くとネタのハードルも上がりそうですね。

タバやん。: もう全然、上げてください。

———最後に、来るか迷っているお客さんにメッセージをお願いします。

タバやん。: 劇場に来れる方は、絶対に来てほしいです。生で見る迫力は全然違うと思うし、僕らの声量やデカさを楽しめると思います。あとは、僕らにハマってくれたら、めちゃくちゃ優しいしサービスもえぐいので、おすすめです(笑)。

益田: もちろんネタを見に来てほしいし、笑いに来てほしいですけど、僕はパワースポットなんで。都内にはなかなかパワースポットはないし、どこか行こうと思ったら遠出になるじゃないですか。単独ライブの日は六本木がパワースポットになるので、普通に来たほうがいいですよ!そして笑ってください。

PROFILE

カゲヤマ

左:タバやん。
右:益田 康平

★公式プロフィール:https://profile.yoshimoto.co.jp/talent/detail?id=4187

文:まっつ

編集, 撮影:堀越愛