【ラパルフェ 編】大会初・俳優界から『AUN』に新風！大喜利で魅せる、阿部×尾身バディの絆

1月22日（土）に開催が決まった『AUN～コンビ大喜利王決定戦～』。「一番大喜利が面白いコンビを決める」という名目のもと繰り広げられるカオスな異種格闘技戦も今回で第4回目。三連覇中の王者・真空ジェシカと戦うのは、初登場のラパルフェ。俳優・阿部寛のモノマネで人気急上昇、さらに2021年『M-1』予選では、ドラマ『ドラゴン桜』をモチーフに大会の実態を暴く（!?）ネタを披露して話題になった。芸人界で当たり前の「真空ジェシカ=大喜利強者」方程式だが、俳優界にその噂は届いていない様子。真空連覇の厚い壁を突破するのは、固定概念を持たない阿部さん……かもしれない。

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『DCU』ヒットのために

———ラパルフェさんは、『AUN』初出場となりますね。このコンビ大喜利ライブのことはご存知でしたか？

尾身智志（以下、尾身）：　大喜利の強い人たちが、いつも話題にしているなというイメージはありますね。

？？：　僕は、ちょっと存じ上げなかったですね。

———そうなんですね。……まず、インタビューをご覧の皆様に自己紹介をお願いできますか？

尾身：　僕は、ラパルフェの尾身智志と申します。よろしくお願いします。

阿部 寛（以下、阿部）：　阿部寛です。よろしくお願い致します。

———阿部さん、お忙しいのにお越しくださり、ありがとうございます。

阿部：　とんでもないです。

———『AUN』に出ると決まったときは、どう思いましたか？

尾身：　意外でした。僕らには大喜利のイメージは無いと思うので、新しいチャレンジというか……「こういうこともできるんだぞ」というところを見ていただきたいですね。

阿部：　あぁ、いいね。僕はね、大喜利やらないよね。

尾身：　まぁ、阿部さんは、そうですよね。

阿部：　やっぱり、番宣だからさ。番宣の一個として全力で取り組みたい。そして『DCU』^※のヒットに繋げたい。

※日曜劇場『DCU Deep Crime Unit 〜手錠を持ったダイバー〜』。TBS系列で放送中。主演は阿部寛

———番組の宣伝として、お越しいただけるんですね。

阿部：　そうですね。このドラマはハリウッドが制作^※に入って、熱い想いで作っているので。その熱をね、伝えれたらと思っています。

※『DCU』は、TBS×ハリウッド大手制作プロダクションの共同制作

———お二人は、大喜利は得意でしょうか？

尾身：　大喜利の強い人たちって、すごく“ワード”が面白いじゃないですか。僕は苦手意識の方が強いですね。

阿部：　あぁ。　

尾身：　今回は、僕は阿部さんの付き添いという意味合いが強いので……気楽にリラックスして臨めるので、楽しみにしています。

阿部：　あぁ、そうなんだ。良いんだよ、頑張っても。

尾身：　確かに、そうですね。阿部さんにも楽しんでもらいたいので、頑張ります。

阿部：　あぁ。彼、いっつも横に来てくれんだよ、嬉しいね。

尾身：　阿部さんに売れていただいたおかげで、僕はこうしてお呼ばれいただいているので。

阿部：　ハッハッハッハ。頑張ってるよ、君も。

尾身：　ありがとうございます！

信頼できるバディとともに

———『AUN』はコンビ大喜利のイベントです。お二人の「コンビネーション」はいかがですか？

阿部：　やっぱり、今バディの物語をやっているので。バディに対する想い、信頼。これはやっぱね、他の人たちには負けないよって思ってますね。本編のバディは横浜流星君なんだけど（笑）。それに比べると、若干見劣りはするけど。ハッハッハッハ！

尾身：　僕はドラマには出てないんで、あれなんですけど……まぁ、やっぱ阿部さんはスーパースターですから。

阿部：　うぃ。

尾身：　阿部さんをいかに盛り上げるかは、尾身にかかってるんじゃないかって思ってます。

阿部：　うぃ。言うね。

尾身：　だから、バディとしてしっかり務めますよ。

阿部：　でもちょっと、流星君に比べたら見劣りするけどね。ハッハッハッハ！ハッハッハッハ！

———尾身さんは、阿部さんに付き添われて長いんですか？

尾身：　そうですね、最初は『TRICK』。

阿部：　あぁ。嬉しいね。『TRICK』観てくれてたんだ。

尾身：　『TRICK』のときは、仲間由紀恵さんの見劣りでやらしてもらっていて。ついこの前までは、長澤まさみさん^※の見劣りで。

※ドラマ『ドラゴン桜』にて共演

阿部：　ハッハッハッハ！

尾身：　やらせてもらってたんで。

阿部：　見劣り上手だね。大喜利も見劣るんじゃないの？　ハッハッハッハ！

尾身：　いや〜またまたぁ。もう〜、困っちゃうなぁ、阿部さんは（笑）。

阿部：　ハッハッハッハ！

———バディとして「息が合っているな」と思ったエピソードがあったら、教えてください。

阿部：　あぁ。潜水のドラマなんですけど、ザバァ！　って海から出た瞬間、お互いの酸素のメーターの量がね、一緒だったりするんですよ。これはね！　息があったなって！　まさに、吐く息も心もピッタリ合ったなってことがありましたね。

尾身：　……。

阿部：　あ、でも、流星君の話か、これ！　ハッハッハッハ！

尾身：　僕は、その現場を見させていただいたんですけど。

阿部：　そうだった。でも、君もおんなじぐらいの酸素の量だったんじゃないの？

尾身：　ま、僕の方がちょっと見劣りはしますかね！

阿部：　見劣りだって！　見劣りだって！　ハッハッハッハ！……あー、面白いね。

———阿部さんから見て、尾身さんはどんな印象ですか？

阿部：　彼はまだまだ修行中なんでね。例えば、大会とか二人で出ても、一個一個丁寧に役作りして。ほんとキレのある演技をする俳優さん。おみ……さとし君。

尾身：　はい、尾身智志です。

阿部：　尾身智志君。熱量とか……あと育ち良いんだよね！

尾身：　あ、……育ちは良いんです。

阿部：　育ちが良い、彼の品の良さっていうのを見て欲しいですね。

———尾身さんも俳優さんだったんですね、失礼しました。

尾身：　いや、まだまだ！　そんな、俳優と名乗れるほどでもないですので。

阿部：　自分では、芸人って言ってるんでしょ？

尾身：　まあ、そうですね。

阿部：　言い過ぎ！　下げすぎだよ。しっかりやってるよ、キミは。

尾身：　いや、別に芸人は下げてるわけじゃないです（笑）。芸人さんのこと、僕大好きなんで。

———これまで一緒に活動してきて、なにか印象に残っているエピソードはありますか？

阿部：　あぁ、彼はね、大事な大会になればなるほど、袖でオナラするんだよね。もうほんとに、出番前。自分らの曲（出囃子）が鳴ってるってときに「あ、オナラ出ちゃった」って言うんだよね。でもね、それがね、全然臭くないんだよね！

尾身：　音の出るオナラを。

阿部：　でも最近はその音を聞いて、やっとスイッチ入るみたいな。彼はユニークなところがあるよね。

———『AUN』では、オナラは大丈夫でしょうか？

阿部：　むしろ！　オナラが出たなら、もうそれは勝利への号砲。

———では是非、頑張って出していただきたいです。

尾身：　頑張るものじゃないですけどね。僕は出したくないと思っているけど、出ちゃうものなので。

———運営側からしたら、出してもらった方が「大事な大会だったんだな」と思えるので、嬉しいと思います。

尾身：　まあ、箔は付きますよね！　やっぱり大会としては。

阿部：　そうだね、一個あるだけでね。

真空ジェシカ、ネタも観たこと無い

———第一回戦の対戦相手、真空ジェシカについてお聞きしていきたいと思います。

阿部：　あぁ。

尾身：　僕は知ってますね。

阿部：　……こっちの裸の人は……裸ってことは、泳ぎをやるってことですか？　潜水系の。ダイバー勝負ってことだな。

尾身：　バディってことは、この隣が、横浜……流星……

阿部：　横浜流星君は、こんなメガネしていない！

———真空ジェシカというお笑い芸人で、大喜利がとても強いコンビです。『AUN』は過去三連覇しています。

阿部：　大喜利強いんだ、すごいね！

尾身：　『M-1グランプリ』の決勝も出られてた。僕はそこで観ました。

阿部：　あ、あぁ観たかもな。観たね。たまたま家帰って。なんのネタやってたかな、顔の人？　「何顔」の。

尾身：　あ、それ「もも」さん。

阿部：　「もも」さんかぁ。え、あの美川憲一さんの？

尾身：　あ、それ「モグライダー」さん。

阿部：　「モグライダー」さんか。……じゃあ、観てないかも。

尾身：　トップとトリのネタ覚えてるってことは、多分観てはいるんじゃないですか？　ザッピングとかしちゃったんですかね？

阿部：　やっぱダイバーだから、途中息止めたりしてんだよね。そうすると限界まで行くから、観てない瞬間あるんだよね。

尾身：　ちょうど気を失ってて、阿部さんはご覧になってないみたいです。

———では、初対面ということになりますね。

阿部：　楽しみだね。負けたくないね、やるからには。

———真空ジェシカに勝つための作戦はありますか？

尾身：　僕らは、「楽しませていただける側」というか。阿部さんに楽しんでもらうゲスト枠だと思うので、僕らにはなんのプレッシャーもないです。

阿部：　経験無いからね、大喜利。

尾身：　真空ジェシカはずっと大喜利をやってきてるのに、ぱっと来た俳優に負けちゃうなんて、そんなことがあったらね、ね、これは厄介ですから。向こうの方がプレッシャー感じてるんじゃないですか？

阿部：　あぁ、なるほど。プレッシャー作戦だ、じゃあ。

尾身：　プレッシャー作戦。

阿部：　ってことでしょ。

尾身：　プレッシャーかかってると思うので、僕らはノビノビやるだけで、それで十分だと思います。

阿部：　大きいし。大きいしね、僕が

尾身：　身長どれくらいでしたっけ？

阿部：　えっと、2m50cmくらい。

尾身：　2m50cm！？

阿部：　そうそう。ほんとは、もうちょっとだけ大きいんだよね。そのプレッシャーも武器にして。

———バラエティで芸人さんと俳優さんが共演するときは、芸人さんが気を遣ったりもしますよね。

尾身：　そうですね。真空ジェシカさんがどう思われてるのか分からないですけど、今後芸能界でやっていくためにどういう行動を取るべきか……っていう話になってくるのかなって。

阿部：　そんな権力無いよ〜（笑）。

尾身：　そりゃあ、もちろんそうですよ、フェアにね（笑）。フェアにやりますけど、真空ジェシカさんが今後どうなりたいかっていうところだと思うんですよね。

阿部：　僕はCMもいっぱいやってるしね。

———阿部さんなら、連覇中の真空ジェシカに勝てるのではないかと期待しています。

尾身：　一回戦から波乱を起こしていきたいです。

阿部：　でも、ずっと強いんだもんね、この人たちは。すごいよね。

第4回AUN王者「該当者なし」！？

———他にはこのようなメンバーが出場予定です。阿部さんはご存知の方はいらっしゃいますか？

阿部：　あー、Yes!アキトくんかな？　『オールスター感謝祭』で「女優さんを笑わせろ」みたいなコーナーがあって『ドラゴン桜』で共演した平手友梨奈ちゃんと対決してたんだけど、友梨奈ちゃんがボロ勝ちしちゃったね。でも俺は笑っちゃったね。

尾身：　（対決相手が）阿部さんだったらやばかったですねー。

阿部：　俺はちょっと笑っちゃったね、タフィーローズのギャグ。タフィーローズのギャグ面白いんだよね。あと「ビッグ官能小説」！

尾身：　凄いですね。結構覚えてらっしゃいますね。

阿部：　面白い！　面白いね！　あの……（拳を前に突き出し）「PUMAの真正面」。

尾身：　……そういうギャグが。

阿部：　あるんだよ、面白いんだよ！　アキトくんは。

———Yes!アキトさんに詳しいんですね。

阿部：　最後まで勝ち上がって、アキトくんと会いたいね。

尾身：　そうですね！

阿部：　嬉しいね！　会いたいね。……尾身くんは？

尾身：　僕はカナメストーンさんですね。カナメストーンさんとは、元旦の『オールナイトニッポン』でパーソナリティ権をかけた戦いをしたんですけど、その勝負は「該当者なし」^※になってしまって。同じ痛みを分かち合った仲なので。同志という感覚です。

※『三四郎のオールナイトニッポン 年越し初笑いSP 2021→2022』（ニッポン放送）。若手芸人のカナメストーン・ストレッチーズ・TCクラクション・ラパルフェが登場し、最もハネた出演者は『オールナイトニッポン0（ZERO）』の特番を担当できるはずだった。しかし誰もハネることができず、結果は「該当者なし」。過去に例の無い結果となってしまった

———カナメストーンは逆のカードなので、お互い決勝まで勝ち進めば対戦できますね。

阿部：　これは、第4回『AUN』王者「該当者なし」の可能性あるね！

尾身：　僕らとカナメストーンさんが決勝で当たっちゃったら「４代目王者は一旦持ち帰ります」って……

阿部：　なっちゃうんじゃないか、ハッハ！

———どちらかが王者になることを祈っております。

阿部：　ありがとう。

———『AUN』当日は、阿部さんがとても多忙ということで、会場到着がギリギリの予定とお聞きしました。

阿部：　『ラヴィット！』とか『まるっと！サタデー』とか『オオカミ少年』とかあってね、ちょっと顔出すのが遅くなってしまうんですけど、気持ちは切らさずに一歩一歩頑張っていきたいと思います。

——切り替えが大変かと思いますが。

尾身：　そこは任せてください！　日本一の俳優ですから。

阿部：　やめてよ、そんなことないよ（笑）。

尾身：　日本一ですって。

阿部：　「一」ってことはないよ、ハッハッ！　すいません、日本一みたいです。

ライター：さくらの、撮影：行澤風人、編集：堀越愛

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〈ラパルフェ｜プロフィール〉
ワタナベエンターテインメント 所属

左：都留 拓也（つる たくや）
右：尾身 智志（おみ さとし）

★公式プロフィール：https://www.watanabepro.co.jp/mypage/4000101/
★YouTube：ラパルフェの俺がついてるぜ