カワマタが演じ、歌い、語り、脱出する!真空ジェシカ・ガクの新境地を見よ!【「カワマタカケル」ライブレポート】

2023年6月26日(月)、座・高円寺2にて『カワマタカケル』が開催された。これは、真空ジェシカ・ガクによる実験的なライブ。予告では、「カワマタ×〇〇、ガクといろんなものが混ざり合う。世紀の大実験がはじまる」と語られていた。

「ガクが出演する」以外なにも分からないまま、集まった観客は約300名。本ライブは、マネージャーから作家・河谷忍への「ガクでライブをつくりたい」という無茶ぶりから始まったのだという。たったひとつ、決まっていたのは「ガク」というテーマだけ。

本ライブで、私たちはガクの新境地を知ることになる。これまでに見たことのない“新しいガク”を見せつけられた、本ライブの様子をレポートする。

『カワマタカケル』ダイジェスト

配信チケット購入:https://eplus.jp/sf/detail/3871800002
※アーカイブ視聴期間:2023年7月3日(月)23:59
※購入受付期間:2023年7月3日(月)21:00

不安の中、近付く本番

開場BGMが止まり、会場は真っ暗に。ピンスポットに照らされて、本ライブの主役・ガクが現れた。

あまりにもフライヤーがかっこよすぎて「良いライブにしなきゃ」というプレッシャーに潰されそうな日々もあった

ガクいわく、本ライブでなにをやるのか「ほんっとに最近知った」。ライブでは「僕が4つのことに挑戦する」と明かされ、本編がスタート。

【scene1】カワマタ×コント

最初のチャレンジは「コント」。

真空ジェシカには漫才のイメージが強く、彼らのコントを観たことのない人も多いのではないだろうか。作家からガクに出された要望は「コントをやってほしい」。

コントの脚本は、KOCファイナリスト・ゾフィー上田が執筆。「親を〇したやつにもコントを書く」と宣言するほど、コントを愛する男
人力舎の仲間である、トンツカタン・お抹茶&吉住も登場。舞台は「下北沢の定食屋」
踊り、歌うガク
四人が奏でる美しい夢のハーモニーは必聴

【scene2】カワマタ×ガチ歌

二つ目のチャレンジは「ガチ歌」。

ピンネタ「にんにょう」を見て「ガクは歌が上手い」とインスピレーションを得た作家・河谷。

コントの脚本をゾフィー上田に書いてもらったため「ガクさんのライブなのに他力本願な感じがする」(河谷)ということで、ガクが歌詞を書くことに。特に「伝えたいメッセージはない」というガクは、果たしてどんな歌詞を書くのだろうか。しかも、佐藤さん(人力舎の偉い人)のリクエストにより3曲も。

昭和の香りをまといながら、司会のケビンスが登場。「レッツラゴ~♪」
ガクのガチ歌をサポートするのは、同期のトニーフランク。これまであまり喋ったことはないという
MUSICIAN MODEに入ったアンニュイなガク
1曲目のテーマは「恋愛」。タイトルは『唾』
2曲目のテーマは「ロック」。タイトルは『letter』
3曲目のテーマは「ガク」。タイトルは『jellyfish』
トニーフランクのミュージックに乗せた、ケビンスの即興叫びもあり

ボケ無しのガチ歌3曲、ミニアルバム販売の報せを待つ。

【scene3】カワマタ×クイズ

三つ目のチャレンジは「クイズ」。

といっても、答えるのはガクではない。作家がガクに1日密着し、その映像をもとにクイズを出題。ガクは出題者側で、“ガクをあまり知らない人たち”が回答すると聞かされていたが……。

回答者①ケビンス。真空ジェシカにとって“戦友”的存在。「カワマタ×ガチ歌」司会の反省(?)が止まらない仁木と、回答には一切関与しないコンボイ
回答者②トンツカタンお抹茶&ゾフィー上田。「お抹茶に、ハマっちゃえ~」なお抹茶と、コントは一流だがお茶関連はイマイチの上田
回答者③吉住&マネージャー小野。「うちら、ガクの女友だち、yeah~☆」二人はガクと一緒に観覧車に乗った仲。 参照:吉住ラジオ『聞かん坊な煩悩ガール』(#72 青春の大阪営業)https://radio.gera.fan/aw2A
MCはトンツカタン森本。ほかのコーナーはリハーサルがあったのに、森本だけぶっつけ本番だった

出されたクイズは、全部で3問。

いずれも、ガクの本質に迫るクイズである。ガクの回答&優勝チーム、そして森本の名MCっぷりは配信で確認を。

コンボイは仁木のことを「ジャンボタクシー」だと思っている

【scene4】カワマタ×脱出

四つ目のチャレンジは「脱出」。

打ち合わせをしていたところ、いきなり作家に拉致されたガク。目覚めるとタンクトップ&縛られた状態で、謎の部屋に閉じ込められていた。なぜか、カナメストーン零士も一緒に。そして部屋の中心には、あやしげな黒い箱が……。

部屋の中心に置かれた謎の黒い箱
「手荒な真似をしてすみません」……犯人からの手紙が届いた。二人で協力すれば、この部屋を脱出できるかもしれない
問題「真空ジェシカ+カナメストーン+〇〇=????」
数式を解くためのヒントがこちら。果たして、問題を解くことはできるのか?

ヒントから導き出されるものとは?黒い箱の中にはなにが入っているのか?数式の答えは?そして、脱出することはできたのか……?すべての答えは、配信で。

いきなりへたり込むガク。まだ「やらなきゃいけないこと」があるという
零士「JINRIKI STATION……」
「過去」を振り切るように、駆けるガク
カワマタ駆ける

カワマタが駆け出した先には、いったいなにが?

ガクとの再会

場面は変わり、慌てた様子の小野マネージャーが登場。「すみません、すみません……」電話で謝り倒している。なにやら、ガクがエンディングに間に合わないかもしれないのだと言う。川北に相談しても「まーごめ」ばかりで、埒が明かない。

果たして、無事ライブを終わらせることはできたのだろうか……。結果は配信で確認を。

直後、真空ジェシカ漫才ライブ『全身漫才』が控えているガク。ライブは「川北には負荷はかけられないけど、ガクはどうなってもいい」という発想で生まれた
カワマタカケル 完

『カワマタカケル』配信は、7月3日(月)まで視聴可能。ガクの新境地をお見逃しなく。

配信チケット購入:https://eplus.jp/sf/detail/3871800002
※アーカイブ視聴期間:2023年7月3日(月)23:59
※購入受付期間:2023年7月3日(月)21:00


『カワマタカケル』
作家:河谷忍(@kawatani0424
フライヤー制作:しらたき(@shirataki2223

文, 編集, 撮影:堀越 愛

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