432人から選ばれた東西の大喜利日本代表がフリップとペンで大喜利最強を決める『大喜る人たちトーナメント2023』ライブレポート

10月20日(金)、座・高円寺2にて『大喜る人たちトーナメント2023』決勝大会が開催された。

『大喜る人たち』とは、YouTube・X(旧Twitter)で配信されている大喜利番組。プロとして活躍する芸人からアマチュアの大喜利愛好家まで様々な層が参加しており、全国の大喜利好きが注目しているコンテンツである。

『大喜る人たちトーナメント』は、『大喜る人たち』が開催する対決形式の大喜利大会。第5回大会となる『大喜る人たちトーナメント2023』は、フリーエントリー制の予選大会を設け、結果432名の大喜利プレイヤーが名乗りを上げた。熾烈な予選大会を勝ち抜いた12名に、過去大会の優勝・準優勝者を追加したまさに“大喜利日本代表”16名が座・高円寺に集まった。ここでは決勝大会の様子を写真と共に振り返る。また、本大会はYouTubeにて全編無料公開中。以下のリンクから視聴可能だ。

★『大喜る人たちトーナメント 2023』YouTubeアーカイブ:https://youtube.com/live/1Oz1Hs02s6M

大会MCは『大喜る人たち』ではすっかりお馴染みとなったひつじねいり

予選ステージ

【Aブロック】

Aブロックを戦ったのは馬鹿よ貴方は・平井“ファラオ”光/電子レンジ/ぺるとも/ひつじのあゆみ/ふねしぼり・ごとうSC/ママタルト・檜原の6名

馬鹿よ貴方は・平井“ファラオ”光
電子レンジ(ハチカイ・警備員のリザーバーとして出場した)
ぺるとも
ひつじのあゆみ
ふねしぼり・ごとうSC
ママタルト・檜原

この日ママタルト・檜原は『M-1』2回戦終わり。『大喜る人たちトーナメント』本番開始の1時間前に漫才を終えてきたという(ママタルトは無事2回戦突破)。プロもアマチュアも関係ない、大喜利の殴り合いがはじまった。

【ルール説明】本大会では別ブロックからランダムに選ばれた4名が審査員を務める。審査員4名の評価点(1-3点)を掛け算した積の値が各解答の得点となるシステム(例えばそれぞれが2点・3点・3点・1点の場合得点は18点、3点・3点・3点・2点の場合54点となる)。

Aブロックの審査員陣

ひとつのお題につき制限時間は5分間。各ブロックにつきお題は3題出題され、全15分間のうちに出した解答の総合計で上位2名が決勝に進出する。

Aブロック第一お題が終了した時の得点結果

Aブロックの決勝進出者はひつじのあゆみとぺるともに決まった。

初戦を突破し安堵する二人

Bブロック】

Bブロックに出場したのは武山/俺スナ/ガクヅケ・船引/ミネ/冬の鬼/大久保八億の6名

武山
俺スナ
ガクヅケ・船引
ミネ
冬の鬼
大久保八億

Bブロックの審査員はゴハ(ホシノ企画)/サツマカワRPG/ぽこやかざん/蛇口捻流

勝負の前に「とにかく優勝賞金でパチンコに行きたい」と言っていたミネと大久保八億が決勝進出することに。

【Cブロック】

Cブロックに出場したのは蛇口捻流/ぽこやかざん/木曜屋/サツマカワRPG/六角電波/ゴハ(ホシノ企画)

蛇口捻流
ぽこやかざん
木曜屋
サツマカワRPG
六角電波
ゴハ(ホシノ企画)

長年の大喜利ライバルであるサツマカワRPGと六角電波が途中バチバチになる時間もあったが、サツマカワRPGがfinalステージ進出を決めるとお互いに勝負を称え合った。

「マジでごめん」とサツマカワRPG

CブロックからはサツマカワRPGと木曜屋がfinalステージ進出。

Finalブロック

熾烈な戦いの末、Finalブロック出場者は以下のメンバーに決定した。

・ぺるとも(Aブロック総得点:445点)
・ひつじのあゆみ(Aブロック総得点:466点)
・ミネ(Bブロック総得点:382点)
・大久保八億(Bブロック総得点:444点)
・木曜屋(Cブロック総得点:416点)
・サツマカワRPG(Cブロック総得点:388点)

Finalブロック第1問「数千年後、神話になって語り継がれているサザエさんの内容」

「関東のアマチュアは俺が守る」とぺるともが宣言。

関西勢からはひつじのあゆみ、木曜屋が進出。関西予選からは3名のうち2名がFinalブロックに出場するという結果に。

Finalブロックの審査員はくじ引きの結果、ぽこやかざん・俺スナ・ガクヅケ船引・ゴハ(ホシノ企画)が務める。

Finalブロックは全部で4問が出題され、2問経過時に下位4名が脱落、残り2問をタイマン形式で戦う。

Finalブロックも大詰め。最後の2名にはミネ、そして木曜屋が選ばれた。

激戦を制してきた2名とあって、これまで以上に高火力の殴り合いが見られるかと思ったのだが……

Finalブロック3問目、タイマンが始まって最初のお題にミネが大苦戦。何度か舞台上で爆散する時間も。

対して木曜屋は攻撃の手を緩めず高得点を連発する。最終問題ではミネが巻き返しを目指すもそもまま木曜屋優勢で時間終了。最後は圧倒的な得点でチャンピオンの座に輝いた。

本大会の優勝賞金は『大喜る人たち』YouTubeのチャンネル登録者数となっていた。優勝者が決定するその瞬間にも登録者数は増加し続け、約16万円が木曜屋に贈呈された。

最後には出演者が全員集合して木曜屋の優勝を祝った

『大喜る人たち』YouTubeにて公開中

『大喜る人たちトーナメント2023』決勝大会の様子は『大喜る人たち』のYouTubeチャンネルにて丸ごと公開されている。予選ブロックでの大喜利の乱打戦やfinalブロックで披露された高得点の大喜利回答、最終局面でミネが見せた立ち回りや木曜屋の勝ち切る様子などハイライトばかりの大会だ。回答者の息遣いやフリップにペンが走る音など、動画でしか感じられない熱気をぜひ確認していただきたい。

★『大喜る人たちトーナメント 2023』YouTubeアーカイブ:https://youtube.com/live/1Oz1Hs02s6M

文,編集:フクダ
撮影:又村恵美