2024年12月3日(火)、座・高円寺で行われた『角番〜学生プロ交流戦〜』。プロの芸人と学生芸人が、それぞれ「漫才」「ピン」「コント」で構成されたチームでネタを披露。学生とプロ、どちらかが面白かったか観客が投票する。
前回は『秋の学生vsOB交流戦』という名前で行われていたこのライブ。そのときは学生チームが優勝し、プロチームとしてはプライドを折られる結果となった。今回は、プロチームがリベンジなるか、それとも学生チームが王座を守るのか!?その様子をレポートする。
★『角番〜学生プロ交流戦〜』配信は 12月26日(木)23時59分まで!配信チケットはコチラから
オープニング
MCはひつじねいり。
昨年の投票数を見ると「プロチームの圧倒的敗北だった」と細田。2年連続で負けるわけには行かないと、危機感を示す。同時に、未来のプロが現れるのか、学生チームにも期待する。
チーム 高木貫太
トップバッターはプロチーム!なぜかストレッチーズの高木貫太の名前が冠された、チーム高木貫太。2024年の『キングオブコント』では準決勝まで駒を進めたユニット・トゥリオから、ロボドカーンと続き、フル出場のサツマカワRPGが最後にピン芸を披露した。
チーム 機動戦士ガンダム
続くはカンタービレ、しがり、ガムの学生からなるチーム機動戦士ガンダム。それぞれ別の大学から集まった、大学3年生の同級生チームだ。なぜか全員スーツで、プロの芸人よりも社会人らしい出で立ち。プロ顔負けの安定したネタを見せる。
チーム 一生懸命
別々の事務所から集まった3組のチーム一生懸命。グレープカンパニー所属のTCクラクション、プロダクション芸能社のうちまつげ、マセキ芸能社の安原カラスからなる。うちまつげのネタではハプニングが起こったが、プロらしい落ち着きをみせ、アドリブでフォローした。
チーム アテナ
大学4年生の同級生チームアテナ。ノコノコみさき、2番目のアポロ、ギュインギュインらは、学生の大会でも結果を残す実力派。センスが光る個性的なネタが揃った。
チーム THE W運営事務局
女芸人No.1を決める大会『THE W』の出場者からなる、チームTHE W運営事務局。翌週に決勝を控えていたにぼしいわし、河邑ミク、そして2021年に優勝したオダウエダが登場。ファイナリストたちが、手加減のない全力のステージを見せる。
チーム たまにはこうして肩を並べて飲んで
こちらも大学4年生の同級生が集った、スメタナ、伊藤真剣ピーナツ、煉炭貴族からなる、チームたまにはこうして肩を並べて飲んで。明治大学お笑いサークル木曜会Zや、早稲田大学お笑い工房LUDO、慶應義塾大学お笑い道場O-keisなど、今活躍する芸人を多数輩出してきたお笑いサークル出身者が、渾身のネタを披露する。
中MC
こうして6チーム18組のネタが終了。学生・プロを問わず、どのチームも甲乙付け難い面白いネタばかりが揃った。にぼしいわしが登場し、和やかに始めるかと思いきや……「ほとんど男だったのが残念ですね!」と辛口なにぼし。
その点『THE W』は、女であることだけが条件だと言い、予選のエピソードを披露するにぼしいわし。このライブ後に見事優勝した彼女らの、大会にかけていた想いが伺える。
そして急遽、ひつじねいりがネタを披露!『M-1 グランプリ』の敗者復活戦を前にした彼らの脂の乗ったネタで、このライブが締めくくられた。
エンディング
こうして全ネタが終了し、全員がステージに大集合。それぞれのチームに感想を聞いていく。ここでも学生芸人たちはアドリブでどんどんと前に出て、プロ顔負けの平場の強さを発揮した。
出身大学を聞く流れでは、この場では書けないようなやりとりが行われつつ……どんぐりたけしは、なんと「負けたら芸人を辞めます!」と宣言。
そして結果発表のチャイムが鳴る。学生チームが連覇なるか?プロチームが奪還するか?
結果は……
プロチームの優勝!
そして続くは、MVPチームの発表だ。今回出場した6チームのなかから、こちらも観客投票で一番良かったチームが決まる。
見事MVPに輝いたのは……
チームアテナ!
こうして、学生・プロともに真剣勝負でネタを披露してきた『角番』。この先、プロチームとして活躍する学生芸人もいるだろう。その今後に、注目したい。配信もまだ行われているので、ぜひお見逃しなく!
★『角番〜学生プロ交流戦〜』配信は 12月26日(木)23時59分まで!配信チケットはコチラから
文:conomi matsuura
編集:堀越 愛
撮影:角番