これから来る!超若手芸人の賞レース対策ライブ『ロッキョクイチバン!vol.6』

2021年4月20日(火)新宿ブリーカーにて、ユニットライブ『ロッキョクイチバン!vol.6』が開催された。『ロッキョクイチバン!』は各賞レースで結果を残すべく切磋琢磨し合うことを目的とした、お笑いの未来を担う超若手芸人8組によるユニットライブ。WLUCKメンバーでもある主催者の独断と偏見で選ばれた「これから来る!」という固定メンバーと、ゲストが登場する。

<出演者> ※あいうえお順

■こうたろう(マセキ芸能社)

■小虎(吉本興業)

■ゴヤ(吉本興業)

■サービスエリア(人力舎)

■すてみタックル(K-PRO)

■さかざきまさき(ワタナベエンターテインメント) 

→ ゼンモンキー(ワタナベエンターテインメント)が出演なしのため、代役で出演

■みたらし祭り(人力舎)

■しびれグラムサム(フリー)  

→ ワニワニパンチ(フリー)が出演なしのため、代役として出演

<ゲスト>※あいうえお順

■ジャンク(人力舎)

■徳原旅行(マセキ芸能社)

ライブは賞レースを意識し、2分ネタブロックと4分ネタブロックの2部で構成される。ゲスト以外の各芸人たちは2分ネタ、4分ネタの計2本の新ネタを披露する。

アットホームな雰囲気で始まったオープニング

オープニングMCはすてみタックル(村田拓未・山田圭介)。二人のほんわかとしたMCで、本ライブの説明がされる。またMCと共にオープニングに登場したのは、固定メンバーであるゼンモンキーの代役、さかざきまさきと、ワニワニパンチの代役、しびれグラムサム(ヨシダ・山田)。

山田曰く、固定メンバーが出られない場合は代わりを呼ぶという、バイトのようなシステムで行われるライブであるようだ。さかざきはゼンモンキーの荻野と同じバイトであるため仲が良いという理由で代役として呼ばれ、しびれグラムサムはワニワニパンチと人力舎の養成所で出会った腐れ縁のため呼ばれたらしい。

左から、しびれグラムサム(山田・ヨシダ)、さかざきまさき、すてみタックル(村田・山田)
舞台と客席の間にはビニールが設置され、感染対策も万全。

各コンビの個性が爆発!?2分ネタブロック

トップバッターはサービスエリア(さつまあげ・大山礼安)。さつまあげの「端午の節句知ってる?」という話から漫才が始まる。大山が発した「鯉のぼり」というワードから、聞いたことがないのぼりの話へ展開する。

サービスエリア(左:さつまあげ、右:大山礼安)

2番目は、ゴヤ(Bりょう、やまじ)による漫才。新しいバイトをしたいというやまじに対し、ケーキ屋の職人をするからやってみようというBりょうのお願いから始まる。ゴヤならではの、心地よいおかしさで話が進む。

ゴヤ(左:Bりょう、右:やまじ)

3番目に登場したのはしびれグラムサム(山田・ヨシダ)。ゲームセンターにコンビで行きたいというヨシダの言葉がきっかけとなり話が進む。山田が終始怒り気味のテンションで話しつつ、ヨシダの特徴的なツッコミが冴え渡る。

しびれグラムサム(左:山田、右:ヨシダ)

4番目は、ピン芸人のこうたろう。アニマルレスキュー隊について、フリップで説明する。こうたろうの可愛らしい絵と、自身が醸し出す不思議な雰囲気でネタが進む。台本とアドリブの境目がわからないところが彼の魅力だ。

こうたろう

5番目はみたらし祭り(りゅうせい・ゴッチス)によるコント。修学旅行の夜に恋バナをする女子の様子をコミカルに演じた。ゴッチスが演じるかわいらしい女子と、りゅうせいの微かに狂気めいたおかしさがみたらし祭りの要ではないだろうか。

6番目はさかざきまさきによるコント。戦隊ヒーローが悪と戦い、攻撃をくらってしまうところから始まる。ヒーローも人間であることを思い出させてくれ、切ないが笑ってしまうコントであった。

7番目は小虎(福井祐樹・りょう)。子供がほしいという福井の願望から、子供が迷子になったときのシミュレーションがはじまる。福井の外さないボケと、りょうのストレートなツッコミが心地よい。

小虎(左:福井祐樹、右:りょう)

2分ネタブロックラストはすてみタックル(村田拓未・山田圭介)。野球の話の中で、アドリブなのか台本なのかわからないような村田のボケに対し、優しさが詰まった山田のツッコミで笑いが起きていた。

すてみタックル(左:村田拓未、右:山田圭介)

2分ネタのブロックが終わり、中MCのこうたろうと、ゲストの徳原旅行が登場。同じマセキ芸能社に所属する先輩後輩の二人。初MCだということで焦るこうたろうに、的確なツッコミをする徳原旅行の様子に客席からは常に笑いが起きていた。

MCのサポートをする徳原旅行(左)と、初MCのこうたろう(右)
 

勝負ネタの連発!4分ネタブロック

後半ブロックトップバッターはゴヤ。犯人を説得するシーンを演じたいというBりょうの話から始まる。Bりょうに振り回されるやまじの様子が非常に面白い。

ゴヤ

2番目はしびれグラムサム。コンビでドライブを趣味にしたいというヨシダに対し、あまり乗り気ではない山田の掛け合いの漫才。山田のボケにヨシダがなんとツッコむのかを、わくわくして待ってしまう。

しびれグラムサム

3番目に登場したのはみたらし祭り。結婚式の2次会をテーマにしたコントを披露。新婦の友人を演じるりゅうせいの明るい狂気にゴッチス演じる新婦が追い詰められていく様が客席に笑いを起こした。

みたらし祭り

4番目はサービスエリア。鹿児島出身の二人が考える、鹿児島に作りたいテーマパークについて話が進む。普通ではありえないテーマパークのキャストを演じる鹿児島弁のさつまあげが良い味を出している。

サービスエリア

5番目は小虎。独特なツカミで漫才がスタート。一輪車に乗りたいという福田だが、乗りたい理由を聞いたところから話がおかしな方向へ展開する。二人の軽快な掛け合いに笑いが止まらない。

小虎

6番目はさかざきまさき。陸上競技短距離走の大会で、選手の調子が良すぎてゾーンに入るというコントを披露。さかざきまさきの発想力で、思わぬ展開がどんどん広がっていく。

7番目に登場したのはすてみタックル。動物園でデートをしたいがうまくいかない村田に対し、見守るような山田のツッコミで笑いが起きていた。天然の村田の雰囲気は、独特でクセになる。

すてみタックル

8番目はピン芸人のこうたろう。2分ネタに引き続き、フリップネタを披露。序盤に噛んでしまうハプニングもあったが、アドリブでうまく繋いだ。焦っているこうたろうの様子も面白く、客席に笑いを起こした。

こうたろう

9番目は今回ゲストの徳原旅行。息子が正月に帰省してきた父親を演じた。徳原旅行のセリフから、夢を叶えるために家を飛び出した息子の輪郭が徐々に見えてくる。

徳原旅行

本ライブのトリはゲストのジャンク(小森瑠斗・山下瑞生)。小森が女友達からされた浮気の相談から、コンビ間のいざこざへ発展する。追い詰める山下と、狼狽する小森の掛け合いが見所だ。

ジャンク(左:小森瑠斗、右:山下瑞生)

普段の関係性も垣間見れるエンディング

すべてのネタが終了し、エンディングにはサービスエリアとゲストのジャンクが登場。「若手芸人のライブであるが、何人かおじさんが混じっている」という話題へ。裏にいた、すてみタックルの山田が舞台をただ通りすぎる一場面も。

「おじさん」と言われたことに対して文句を言いながら通り過ぎる、すてみタックルの山田

事務所の垣根を超えて芸人たちが集まり、漫才やコントと様々なジャンルの賞レース用のネタを見ることができる『ロッキョクイチバン!』。ネタはもちろん、トークも非常に楽しく、熱気あふれるライブであった。今後も注目していきたい。

ライター:くきまりこ

WLUCK CREATORS