大熱狂!にぼしいわし主催ライブ『にぼしいわしの何卒何卒…!vol.2~カナメストーン編~』をレポート

2021年7月19日(月)、大阪・なんばにあるバー兼ライブハウス「BAR舞台袖」にて、『WESTANTS企画「にぼしいわしの何卒何卒…!vol.2~カナメストーン編~」』が開催された。

大阪・なんばにあるBAR舞台袖

本ライブは、にぼしいわしが毎月東京からゲストを呼んで行う、ネタとトークのツーマンライブ。今回で2度目の開催。東京ゲストにカナメストーンを迎え、開催前からファンや関係者の間では大きな話題を呼んでいた。

〈出演者〉
・にぼしいわし
・東京ゲスト:カナメストーン(マセキ芸能社)

入場時には、公演中のコーナー・公演後のラジオ(「ナイトポケット カナメストーンのよるカナ」MBSラジオ)で使用される「にぼしいわし・カナメストーンに聞きたいことは?」というアンケートが配られた。

配られたアンケート用紙

大盛り上がり!ネタ披露

18時30分、公演がスタート。最初に登場したのは、主催のにぼしいわし。

大きな拍手に迎えられ、センターマイクの前に立ったにぼしいわしは、満席の会場を見渡し、笑みを浮かべながら挨拶を述べた。

オープニングトークの流れのまま、にぼしいわしは「子育てで一番苦労すること」をテーマに漫才を展開。独自の視点から繰り広げられる掛け合いに、客席は大きな笑いに包まれた。

にぼしいわし(左:にぼし 右:いわし)

続いて登場したのはゲストのカナメストーン。山口のピリつかせから漫才がスタート。
「緑のおじさん」をテーマにした漫才を披露し、客席を大きく沸かせた。

カナメストーン(左:山口 誠 左:東峰 零士)

お互いの印象を発表!トークコーナー

続いてトークコーナーへ。

にぼしいわしは、カナメストーンをゲストに呼んだ経緯について聞かれると、「絶対に呼びたいと思っていたから」だと話した。昨年、にぼしいわしが東京で主催ライブを企画した際、ゲストにカナメストーンを呼ぶ予定だったそう。しかし新型コロナウイルスの影響で、ライブが中止になってしまったのだとか。

その後、大阪で主催ライブ『何卒…何卒…!』の開催が決定し、「このライブこそ、初回ゲストにカナメストーンを!」と思っていたにぼしいわし。しかし、またもや新型コロナウイルスの影響で、開催が延期になってしまったのだそう。

本来の想定とは前後してしまったが、カナメストーンは“隠れトップバッター”なのだと語った。

にぼしいわしとカナメストーン

お互いの印象を話す場面では、LINE上では二人とも零士のことをいじってくるのにも関わらず、実際に会ってみると腰が低く丁寧だったことが語られた。それにより、カナメストーンからにぼしいわしへ「掌握術」というあだ名がつけられた。

にぼしいわしからカナメストーンへは、カナメストーンの返信スピードがコンビ揃って同じタイミングであることから、「一台のスマホを二人で共有しているのではないか」「同じベッドで寝ているのではないか」という疑惑が向けられた。

同じベッドで寝ているわけではないが、部屋のレイアウトは同じであることを説明する零士

続いて、お客さんからの質問に答える場面で『M-1』がトークテーマに。

カナメストーンがにぼしいわしを初めて認識したのは、『M-1』準々決勝の動画だったそうで、零士は「面白くて悔しさを感じた」らしい。その後Twitterで、にぼしいわしについて“パブサ”してしまったそう。

いわしから今年の『M-1』の目標について聞かれると、零士は「決勝へ進出したい」と回答。それに対し山口は「準決勝突破」、にぼしは「敗者復活突破」を目標にしていると各々の言葉で『M-1』決勝への想いが語られた。

最後に全員で「おもしろ4文字」を発表し、前半は終了した。

おもしろ4文字は以下の通り。

にぼし:ふつかめ
いわし:さみだれ
山口:てほどき
零士:たいどう

後半も漫才からスタート

再びステージ上に漫才マイクが置かれ、登場したのはにぼしいわし。

「ガチャガチャ」を題材にした漫才を繰り広げた。先の読めない展開で笑いを誘い、観客を魅了した。

にぼしいわし(左:にぼし 右:いわし)

続いてのカナメストーンは、「セルフレジ」をテーマとした漫才を披露。山口の奇行と、零士のパワフルなツッコミが会場に冴えわたり、客席からは常に笑い声が。

カナメストーン(左:山口 誠 右:東峰 零士)

零士の機嫌を直そう!

続いて「零士の機嫌を直そう!」のコーナーへ。

明転すると、舞台上には謎のボタンが出現。戸惑う零士に対し、にぼしいわしと山口は澄ました顔でトークを展開。

突如舞台に出現した謎のボタン

謎のボタンなどお構いなしにトークを進めようとする3人に対し、「訳が分からない」と段々と不機嫌になっていく零士。そんな零士の機嫌を直すべく、3人は中央に設置されたボタンと周りにある小道具を駆使し、零士をなだめることに。

零士の機嫌を直すため、零士が『マンスリーよしもと』の表紙になったときの気分を味あわせるいわし
零士の機嫌を直すため、精神が病んでいる少女の絵を披露する山口
零士の機嫌を直すため、毎日がハッピーバースデーであることを教えるにぼし
零士の機嫌を直すため、謎のボタンが光ることを教える山口
零士の機嫌を直すため、銃の“タマ”が一発だけ入っている感覚を味あわせてあげる山口

最終的に、いわしがネコのぬいぐるみを使い、その可愛さから零士の心を掴むことに成功。無事に零士の機嫌は直った。

ネコのぬいぐるみで零士の機嫌を直すことに成功したいわし
零士の心を掴んだネコのぬいぐるみ

エンディングでは、それぞれが行っているラジオやYouTubeについてお知らせが行われ、約1時間半に及んだライブは、終始、昂揚感で包まれたまま閉幕した。

次回『にぼしいわしの何卒…!何卒…!』の東京ゲストは、ママタルト。詳しくは「BAR舞台袖」や「WEST ANTS」のSNSをチェックしよう。

公演終了後のにぼしいわしとカナメストーン

取材(撮影・文):サトミメイ
編集:堀越 愛

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