とってもお腹が空く映画と8時間かけて作ったVIVANT赤飯【シアターフニャオ 〜ダンビラムーチョ原田の日常〜 vol.17】

実は映画通の芸人、ダンビラムーチョ・原田フニャオさん。フニャオさんが日常で起きたエピソードとともに映画を紹介するコラム『シアターフニャオ』(月1回更新)。
今月のテーマは「とってもお腹が空く映画」。超人気ドラマ『VIVANT』で話題になった赤飯作りにチャレンジしつつ、お腹が空いてしまう映画をご紹介します。

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赤飯の真髄

明日、休みだ。なにしよう。

1日休みがあると「遊んでる場合じゃないんじゃないか?」みたいなことを考えて、なんだかんだなんの予定も決めずにボーっとしてしまいがちだ。

そんなことを思っていると、ふとドラマの名シーンが頭の中に思い浮かぶ。

「赤飯はな、奥が深いんだよ」

日曜劇場VIVANTの阿部寛演じる野崎さんが、バルカという国でみんなに赤飯を振る舞うシーンだ。

8時間かけて作ったこの赤飯がとんでもなく美味そうでずっと心に残っていた。
明日は休みで時間がある、、

よし、、野崎さん、、僕も作ってみます!

乃木が「うまい!おかずなんていらない!これだけでいける!」と興奮して言った赤飯を!

ノゴーン・ベキが「はぁ、、、美味い。バルカに来て40年、つくづく私も日本人だなぁ」と感慨深げに言った赤飯を!

よーし!!

ということで、YouTubeで赤飯系動画を見あさり、必要な道具を買いに料理道具の聖地・かっぱ橋に来た。

カッパ橋のビル

かっぱ橋は、デートスポットとしても有名らしく、来てくれたのはこの方。

お鼻くん(えいながチョコレートかずひろ)

最近、強い電気というトリオを組んだお鼻くん。お鼻くんと一緒に、かっぱ橋通りを練り歩き、時には食品サンプルのお店で「うわ〜本物より美味そうだな〜」なんて絶対かわいい女の子としたかったやりとりをしながら、いろいろな店を物色する。

そして赤飯必需品、、GETだぜ!

赤飯マスターになりたいなならなくちゃ

帰りにアリtoキリギリスさんのサインが2枚かざってある、名店の美味しいハンバーグを食べ、気合いを入れる。

オランダ風ハンバーグ

さぁいざ家に帰って、よし!やるぞ!

よし!

よし

よ、、し、、、

よ、、、、、

あ、、

はぁ、、、

馴染みのお店(左から、お鼻くん・目近すぎて目がひとつに見えるくん・目離れすぎ晋作)

呑みに来てしまった。
ばかやろう!
ただ、良い店なんだ〜
お鼻くん・目近すぎて目がひとつに見えるくん・目離れすぎ晋作に付き合ってもらい今日はお酒を楽しもう。(一緒に飲んでいた色入れボウズ頭さんは先に帰ってしまった)

でも大丈夫、明日も早めに終わる!
さぁ!

赤飯グッズ

というわけで、いざVIVANT赤飯作り始まりだ!アイヤ〜ア〜ア〜♪(VIVANTが始まるときの音)

まずは、優しく洗い渋味を出した小豆を、20分ほど静かに煮ていく。
小豆がふわふわとまるで流れるプールで楽しく泳いでるみたいに

小豆を煮る

茹で汁と小豆を分けて、茹で汁を300回ほどすくって空気を入れる。こうすると、冬の青森の子供達のほっぺたのようにどんどんと赤くなっていく

色付け

そして、この茹で汁ともち米を一緒にし、冷蔵庫で寝かせる。悟天とトランクスがフュージョンしてパワーアップしたゴテンクスのように!

茹で汁を浸水させる

ここから7時間寝かせた。
人間の平均睡眠時間と一緒。
ブラック企業に勤めているサラリーマンが羨ましがりそうだ。

さぁ、もち米にどんだけ色がついてるのか。
見てみよう!
ワンツースリー♪(ザ・ベストハウス123の言い方)

もち米

「すっかり、君色に染まっちゃったよ」

もち米の声が聞こえてくる。

そしてここで、こいつの出番だ!

蒸篭

SEIRO!
SEIRO SEIRO!
SEIRO SEIRO!
SEIRO!
I’m perfect SEKIHAN!

蒸す前の状態

さぁ蒸すぞー!
東京の夏のごとく!

まずは10分。
しゃもじでかき混ぜ、また10分。
そして、小豆と茹で汁を入れ、また10分。
しゃもじでかき混ぜ、また10分。
そこから、もち米の硬さを調節して蒸すのを繰り返す。
サウナだったら、完全にととのってる。

そうか、赤飯ってなんで祝いごとで出すかわかったぞ。赤くてめでたいというのはもちろん、手間をかけて相手に気持ちを伝えるという意味もあるんだ。
ははは、心が穏やかだ。

さぁ、出来栄えはどうだ!
ワンツゥー!スリィィイイイ!!!(ザ・ベストハウス123の後半の言い方)

完成

くれないだーーー!!!!!

X JAPANのToshiのように叫んでしまった。
それはそれは美味しそうだ!
やったー!!

早く食べよう。
お茶碗によそう。

黒ゴマをふった赤飯

一口。

う、う、、、うめー!!!!!

かおるー!小豆がかおるー!!
生きているー!お米が生きているー!!
格別ー!格別班ー!
なんか成功したっぽいー!

テンションが上がり、
ちょうど連絡がきてた色入れボウズ頭さんと、一緒にいたプロレスの選手におにぎりを食べてもらった。

嬉しいよ、、とっても嬉しい。
いつかまた赤飯を炊こう。
仲間とともに遠い国に行って、日本を思い出したくなったときに。

なんで、こんなことしてるかって、、、?

そう、私も、、、、

Funyao`s recommendation

というわけで今回紹介する映画は、赤飯のような素朴で味わい深い料理がたくさん出てくる映画「リトル・フォレスト」

この映画は、「夏・秋」と「冬・春」のふたつ作品がある。

「お腹空くよ〜」

主人公の橋本愛演じる“いち子”は、東京に馴染めず東北の村の小さな集落に帰ってきた。コンビニやスーパーも近くにない村で、自給自足で生活していく。ゆっくりと時間が進むなか、自分と向き合い、一歩ずつ成長していく映画。山梨住みます芸人の、いしいそうたろうさんが教えてくれた映画だ。

「ウマソゥ!ウマソゥ!ウマソゥ!」

この映画はとにかく美味そうな料理がたくさん出てくるので、ついついかたまりのギャグのように言ってしまう。

いち子が作る丁寧な料理達に懐かしさも感じる。村の人達も優しく「田舎のみんな元気かなー」なんて思ったりもする、ほっこり映画だ。

コタツに入りながらこの映画を見て、じんわりと心もあたたかくなってほしい。


リトル・フォレスト 夏・秋
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『リトル・フォレスト 冬・春』
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文:原田フニャオ(ダンビラムーチョ)
編集:堀越 愛、サムネイルデザイン:つるみ32

PROFILE

原田フニャオ(ダンビラムーチョ)

・出身地:長野県諏訪市
・趣味:映画、代々木八幡猫探し、酔っ払う
・特技:けん玉

★Twitter:@danviraHARADA
★Instagram:yoshihiro0519

★公式プロフィール:https://profile.yoshimoto.co.jp/talent/detail?id=4459
★公式YouTube:ダンビラムーチョ