漫画『ハンカチのご用意を』(原案:ファイヤーサンダー﨑山 祐)【畠山達也「ゲイニンマンガ ~ボツネタ再生工場~」2025年3月号】

ファイヤーサンダー﨑山×畠山 おまけトーク

畠山達也(以下、畠山): 﨑山君って、大阪吉本の34期なんだよね。前のコンビが、オリオン。

ファイヤーサンダー﨑山祐(以下、﨑山): 当時、ライブで一緒になったことありましたっけ?

畠山: いや、でも名前は知ってた。

﨑山: 本当ですか。

畠山: 多分、香盤表とかで見たかな。新山(さや香)と組んでたんだよね。

﨑山: そうです。

畠山: それを知らんくて。かぶってた時期あったかなぁ。

﨑山: 僕は、一方的に見てました。

畠山: シチガツ(2012~2015年)時代かな。

﨑山: ガスマスクさん時代(ガスマスクガール/2008~2011年)は、まだNSCだったかな……たぶん見たことあります。

畠山: ギリかぶってるか、かぶってないかだね。今回取材にあたって調べてみて、「オリオンって﨑山君やったんや!」と思ったよ。今回声かけさせていただいたのは、﨑山君が僕のインスタをフォローしてくれてて……(笑)。これはちょっとしゃべってみたいなと。

﨑山: でも、東京で何回か一緒になってますよね?

畠山: え!?

﨑山: たぶん、電車か歩いてかで、一緒に帰ったことがあるんですよ。

畠山: え!!

﨑山: 話した内容は覚えてないです。たぶん何人かで……

畠山: ライブ終わりとか?

﨑山: だと思います。

畠山: それで、さっき部屋に入って来たとき「お久しぶりです」って言ってくれたんだ。

﨑山: はい、そうです(笑)。

畠山: ごめんごめん(笑)。東京来てから一緒になったことがあったんだね。ところで、﨑山君はなんで芸人を目指したの?

﨑山: 和歌山出身なんですけど、小学校5年生くらいのときに大阪から来た転校生が、本当に“大阪の子”って感じで。友だちと漫才するような子でお笑いもめっちゃ詳しかったんですよ。その子に『爆笑オンエアバトル』を教えてもらったらハマって、僕もお笑いがめっちゃ好きになって。で、高1くらいのときに『鉄筋base』(関西テレビ/2008~2009年)がはじまって、ジャルジャルさんや天竺鼠さんを好きになり、「コントやりたい」と思うようになったんです。高校2年のときには「芸人になろう」と決めてましたね。

※baseよしもとに出演するメンバー15組が出演し、テレビ初公開のネタバトルを繰り広げる番組。観客投票上位10組のみネタが放送される。

畠山: じゃあ、高卒ですぐNSCに?

﨑山: 僕、高専(高等専門学校)っていう5年間通う学校に通ってたんですよ。そこを卒業してからなので、短大卒と同じくらいのタイミングですね。

畠山: 漫才じゃなく、コントに惹かれた理由ってなに?大阪吉本だったら、漫才が強いよね。

﨑山: え~全然わかんないですね……(笑)。

畠山: 俺の場合はさ、漫才をやろうと思って吉本に入ったんだけど、自分の漫才がおもんなさすぎて(笑)。コントをやってみたらちょっと良かったんだよね。コントの設定が面白い先輩がたくさんいたのもあって、コントにハマった……みたいな感じだったんだよ。だから、やる前からコントに興味があったのはなぜだったんだろうと思って。

﨑山: 理由は……全然わかんないです(笑)。とにかく、コントにハマったんすよね。本当に天竺鼠さんやジャルジャルさんが好きで。NSC入ってからは、さらば青春の光さんやななまがりさんを見て、どんどんコント好きになって……なんでなんでしょうね。

畠山: 面白いと思うネタが、コントが多かったのかな。

﨑山: そうかもしれないですね。

畠山: 漫才はやらないの?

﨑山: 去年、企画ライブでやりましたけど、やらないですね……。

畠山: YouTubeに、センターマイク挟んで漫才するコントUPしてたよね。

﨑山: 『クソ浅草キッド』ですね(笑)。

畠山: 『キングオブコント』で、特に影響を受けた回はある?

﨑山: どの回だろう。バナナマンさんとか、ラーメンズさんにハマった時期もありましたね……。明確に覚えてる『キングオブコント』は、2010年、高専5年生のときですね。ジャルジャルさんの「オバハン」のネタを観て、泣きながら笑って。「めちゃくちゃおもしろ!」って思ったのは覚えてます。

畠山: 僕がコントをはじめたころはまだ『キングオブコント』がなくて、M-1でコントしたよ。椅子持って行って。

﨑山: そんなのありなんですか?

畠山: もちろん落ちた(笑)。大阪だと、漫才劇場(よしもと漫才劇場)になったときにコントをやりづらくなったよね。

※若手芸人が活躍する劇場「5upよしもと」が2014年11月に閉館し、翌月から「よしもと漫才劇場」に改名してリニューアルオープンした。

﨑山: 「みんな漫才やるらしいぞ」って雰囲気になりましたよね。実際、最初のお披露目公演は全員漫才やってましたね。それもあって、「もう東京行こうか」みたいな感じでした。いつか行きたいとは思ってたんで、じゃあ今行こうかと。

畠山: 俺らも「漫才しないといけない」ということで、コントをそのままセンターマイクでやった時期もあったなぁ……。それで東京に来て、フリーの期間があって、ワタナベエンターテインメントに入ったんだ。どうやって所属することになったの?

﨑山: K-PROライブにずっと出てて、代表の児島さんの紹介ですね。ワタナベのマネージャーが、児島さんに「フリーで面白い芸人いない?」と聞いたらしくて。そこで児島さんが僕らを紹介してくれたんです。それでマネージャーさんが僕らの出ているライブに来てくれて、「ワタナベのオーディション受けてほしい」という話になって。どこの事務所が良いとかも考えてなかったんですけど、とりあえず声かけてもらったんで行こうかと。

畠山: 東京来てすぐ?

﨑山: 声かけられたのが7~8カ月後くらいで、そこから3回くらいオーディション受けて、所属したのが上京後1年後くらいですかね。

畠山: けっこう早いペースなんだね。

漫画:畠山 達也
構成:堀越 愛
協力:秦 法爾
サムネイル:つるみ32

PROFILE

畠山 達也

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・note:https://note.com/hatatatsu112429/
・YouTube:ハタタツチャンネル


~作品情報~

●読切りマンガ『凡太は普通に生きている』(少年ジャンプGIGA 2016 vol.4)
●読切りマンガ『しろすぎ!アクノソシキ』(週刊少年ジャンプ/2016年11月)
『未読無視してんじゃねぇよ』(原作:畠山達也、作画:杠憲太)
●『山田夢太郎、外へ行く』(原作:畠山達也、作画:修行コウタ)
『カスミの地味な未確認生物的返済生活 1巻』(原作:クロスバー直撃・前野、作画:畠山達也)