WLUCK的重要視聴YouTube動画 #3(2022.4.19〜4.24)

WLUCK的重要視聴YouTube動画シリーズ第3回。お笑い好きが集まるWLUCKならではの視点で選んだ、今絶対に視聴すべきYouTube動画を紹介する。どこから手をつけていいかわからない動画コンテンツ飽食の時代。「まずはこの動画から」とおススメできるかはさておき、この記事がひとつでも新しいチャンネルに出会うきっかけとなればなによりである。

都会のトムソーヤ『阿部陽平ゲーム』

多摩地区芸能

可児正と高木払いによる、と文字にした時点でお笑いファン垂涎のコンビであるがもちろん漫才もその期待を裏切らない。しかし演者相応の高いお笑い文脈からなされる漫才のため、どこで笑うのが正解なのか、果たしてどの瞬間までが用意されたお笑いなのか判断に苦労する場面もしばしば。一筋縄ではいかないリズム芸をご覧あれ。

【懐古🔎】卒アル見ながら灘のおもしろエピソード尽きるまで話そう‼️

雷獣

今やひとつのジャンルとなった【灘中・高出身チャンネル】、その原点にして頂点であるベテランちを擁するチャンネル・雷獣。ベテランちチャンネルでも高い再生回数を誇る『灘生コンテンツ』を相方・かべ君と改めて総覧する本動画。灘生のユニークな横顔を軽妙に紹介する彼らを見ていると、「面白さ」と「賢さ」の相関について少なくともこのチャンネルの中ではひたすらに強固なものであると再認識させられる。

【タイマン】令和ロマンくるま×トンツカタン森本

タイマン森本【トンツカタン森本】

東京のイキの良い若手芸人を一通り攫いたいのなら、まずはここからディグれば良し。そう言っても差し支えのないくらいキャスティングが光るチャンネルである。チャンネルの主・トンツカタン森本のお笑いフィールディング能力の高さに下支えされて、ゲストがそれぞれの持ち味を存分に発揮しているのも観ていて気持ちが良い。中でも本動画、令和ロマン・くるまとのタイマンはチャンネルのマスターピースともいうべき素晴らしい仕上がりとなっている。

【ドッキリ検証】売れたいアイドルはラランドニシダのニセ催眠術にかかるのか?

佐久間宣行のNOBROCK TV

最近はラランド・ニシダの寵愛ぶりが著しいNOBROCK TVであるが、特に企画のハマり具合がエグかったのがこの動画。ヤリに行くアイドル×ニセ催眠術師という『キングちゃん』のリバイバル企画に対して、恰幅の良さと妙に艶やかな肌ツヤからくるニシダの「催眠術師に見えなくもなさ」が企画をブーストしている。スーパーの件だけでも観てほしい。

新作のハーモニカさんにラップバトルを教えてもらってかっこつける港区家賃3万7千円男

岡田を終え‼︎

まあハズレのない『岡田を追え‼︎』チャンネルのゲスト回。新作のハーモニカを相手にふざけ倒しているようで、ラップバトルの新しい取り組み方を次々に提示する様子は『霜降り明星ANN0』でのせいやvsR-指定のバトル(「すまん、チーズのこと考えてたわ」)を想起させる。通常回の1人喋りでは気付きにくい岡田さんのシンプルな地力の強さにシビれる。

こうすればZAZYは優勝だった…「フリップ」芸の極意【笑辞苑】

ナイツ塙の自由時間

バカリズムが自身の『R-1グランプリ』審査を振り返る、YouTubeという媒体そのものに感謝が必要な神動画。tear1で戦い続けてきた(そして勝ち続けてきた)芸人たちによる、理解することがなかなか難しい「ネタづくりあるある」に震える。本動画と併せてバカリズム出演動画は3部作となっているので併せてご覧いただきたい。

【見守り】牛丼食べるからちょっと見てて【ダイアンYOU&TUBE】

ダイアン公式チャンネル

ダイアンをひたすらに愛している人たちに向けて、ひたむきにダイアンの魅力を届ける超指向性スピーカーのような動画。しかしその「人たち」である我々は、「ちょっと見てて」と言われれば放っておくわけには行かないのである。関係ないですが、ユースケさんはクイックジャパンでエッセイの連載をしています。

アーカイブ様様 今でも見返したいネタ動画3選

公共の八尾(可児正) 『ズンドコ』 2018.10.2

同志社 喜劇研究会

ダイヤモンド 『竹ブラジル』 2019.8.16

ダイヤモンドお笑いチャンネル

銀兵衛 『無人島』 2021.8.19

銀兵衛 公式 漫才

文・編集:福田駿