2021年の初笑いはこれで決まり!?『#麒麟川島のタグ大喜利』で、笑いのあふれる1年に

『#麒麟川島のタグ大喜利』(2020年/TJMOOK)は、麒麟・川島明氏がInstagramで実施している“タグ大喜利”をまとめた1冊。Instagram投稿作品、男性ファッション誌『smart』連載作品に加え、書下ろしネタも満載。2021年初笑いにぴったりのこの本を、ウミリクさんがレビューします。

#麒麟・川島さんについて

会場に響き渡るええ声が観客たちの心をくすぐる。その声の主は、お笑いコンビ・麒麟の川島明さんだ。ええ声とええ顔の持ち主であり、2003~2008年の「吉本男前ランキング」では上位10位以内に続けてランクインした。

それだけでなく、漫才の実力も高い。『M-1グランプリ』では、5回決勝に進出。その内の3回が第3位という好成績を残している。

そして、彼のもう一つの得意分野が、“大喜利”だ。『IPPONグランプリ』に8回出場し、準優勝と優勝を経験している。さらに、ええ声を活かした回答で大きな笑いを得ている。

このように、漫才、大喜利の実力が非常に高い。さらに、近年ではええ声を活かし、MC業も行なっている。「ええ声・ええ男・ええネタ」……三拍子揃ったええ芸人。それが麒麟・川島明という男である。

#川島さんの大喜利が堪能できる一冊

今回紹介する『#麒麟川島のタグ大喜利』は川島さんの大喜利がぎっしりと詰まった一冊だ。そもそも、「タグ大喜利」とは何か?まずはこれから説明しよう。

タグ大喜利とは、川島さんがInstagramで行なっている大喜利で、「写真でひとこと」のようなもの。芸能人の写真に「#(ハッシュタグ)」をつけて大喜利のように見せているというものだ。

この本を開くと、様々な芸能人の写真が出てくる。例えば、バイきんぐ・小峠英二さんのページ。少し伏し目がちの小峠さんの下に、複数のハッシュタグが付いている。

#お祭り前日に全ての金魚を死なせてしまった屋台の主人
#防犯カメラに映ってるけど何もしない人

など。「小峠さんの写真が何を示しているか、あるいはどのように見えるか」をハッシュタグで回答していくのだ。

被写体になっている芸能人と川島さんの回答が相乗効果を生み出し、どれも笑えてしまう。元々は川島さんのInstagram行われ、人気になったハッシュタグ大喜利を一冊にまとめたのがこの本である。

#光る秀逸な回答と褒め言葉

先程も述べたが、ネタも被写体も素晴らしく、思わず笑いが溢れる。さすが高い大喜利の力を持つ川島さんだ。しかし、このタグ大喜利の魅力はそれだけではない。タグ大喜利には、川島さんのええ男の要素も入っている。被写体になった芸能人を散々ネタにしたら、最後に褒め言葉のハッシュタグをつけている。この褒め言葉も秀逸。

先程のバイきんぐ小峠さんなら「#言葉に魂をのせて斬るツッコミの鬼武者」と添えられている。

小峠さんにぴったりのフレーズであろう。散々ネタにして、一言褒める。川島さん、ええ男や。

#そんなタグ大喜利が50個以上

この本には、川島さんのええネタとええ男っぷりを体験できる秀逸なネタが50以上収録されている。一度足を踏み入れたら戻ってこれない川島ワールド。2021年はこの本で笑い初めするというのはいかがだろうか?

#ええ本だから買ってね
#ただし電車の中で読むのはオススメしない
#笑い堪えるのに苦労するから
#ではこれで
#読んでくださりありがとうございます


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