【YOAKEMAE芸人】〜file.12 イシコ&穂村ベイビースターダスト〜 芸人×裏方で切り開く!「関西アマチュアお笑いを盛り上げたい」

『さらば青春の光 東ブクロの学生芸人YOAKEMAE』(ラジオ関西)、8月15日放送のゲストは、関西学院大学「お笑いサークルTHEATER」所属のイシコさん、近畿大学「落語研究会」所属の穂村ベイビースターダストさん。二人は裏方としても精力的に活動しており、9月18日(土)には主催イベント『関西学生お笑いフェス』を開催予定。さらに学生や社会人、フリーの芸人が出演するライブを主催する団体「げらっぷ」でも活動しています。

上:イシコ、下:穂村ベイビースターダスト

学生芸人の番組ができて「感無量」

――収録お疲れ様でした!収録はいかがでしたか?

穂村ベイビースターダスト(以下、穂村): 無事に終わってなによりです。ただ、もう少し話したかったことはありました。

――例えばどういうお話ですか?

穂村: 一個上の先輩で、主に下ネタをベースにしてネタを作る方がいらっしゃるんですけど、学外のライブに出たときにキンキンに滑ってお客さんが引いてしまって、アンケートも「めっちゃ最低」とか書かれてしまって(笑)。その先輩が「タグチ・タニシュン」さんという名前なので、名前に因んで「タグチンランド事件」として伝説的に語り継がれているっていうのを話したかったです。

タグチ・タニシュンのネタへの感想(提供:イシコ)

――大きいサークルだと大滑りするようなキツい下ネタをやる芸人は淘汰されていくので、なかなかなさそうですね(笑)。イシコさんはいかがでしたか?

イシコ: 僕は「へべれけ」っていうコンビがサークルのライブで『レイニーブルー』を一曲歌い上げるだけっていうネタをやってた話をしたかったですね。ウケたとか滑ったとかじゃなくて、ただ歌を披露してすーっと流れていってました(笑)。

―― もっとサークルの方のお話を聞きたかったです(笑)。東ブクロさんとやりとりしてみていかがでしたか?

穂村: 僕らの話を丁寧に聞いて、綺麗に進めてくださって本当に感謝してます。『YOAKEMAE』は毎週聴いていたんですけど、東ブクロさんは僕が想像してた通りで本当に優しく接してくださって嬉しかったです。

イシコ: 面白い話は全然できなかったんですけど、笑って盛り上げてくださったのでありがたかったです。

――この番組を毎週聴かれているとおっしゃっていましたが、出演依頼が来た時はどう思われましたか?

穂村: めちゃくちゃ嬉しかったです。本当に。毎週聴いている番組に出れるのかっていう。東ブクロさんとお話できるんだっていうのがめちゃくちゃ嬉しかったです。

イシコ: 僕も同じく毎週聴いているので、出演する側にいけるっていう喜びがありました。

――『 YOAKEMAE』は学生芸人の中でも有名なんですか?

穂村: この番組が始まったときも話題になりましたし、オーディション回(7/18放送)に応募している人も何人かいたので、出演が決まったという話をしたらおおーってなりました。

―― 学生芸人にスポットを当てたラジオ番組ができるのを知った時はどう思われましたか?

穂村: 「学生芸人」がどんどんメジャーになってるなあと思いました。学生芸人だけで一個番組ができちゃう。感無量ですね。

イシコ: 僕らが「げらっぷ」とか「関西学生お笑いフェス」をやろうっていうときに始まったし、しかも(放送局が)ラジオ関西ですし。すごいチャンスだなって思いました。

―― 「げらっぷ」や「関西学生お笑いフェス」の良い宣伝になっていると良いですね。

穂村: そうですね。収録中は緊張していてあんまり覚えてないんですけど、これだけは絶対言わなきゃっていう「関西学生お笑いフェス」の宣伝はできたので良かったです(笑)。関西にお住まいの方は、本当に観に来て欲しいです。

関西の学生お笑いを盛り上げたい

―― ライブの運営もされているお二人ですが、両立する上で大変なことや楽しいことなどはありますか?

穂村: 僕は「げらっぷ」や「関西学生お笑いフェス」以外にも個人で主催ライブをやっていて、周りの学生芸人と一緒にライブができるというのがすごくありがたいです。欠点は、ライブ中も運営の仕事があるので演者と話す時間があまりないっていうところです。本当はそこもちゃんと確保したいなと思っています。

イシコ: 僕はライブ中にMCをやることが多いので、穂村くんみたいに「どっちもやらなあかん」みたいな大変さはないです。

――演者と裏方だと、どちらがお好きなんでしょうか?

穂村: 僕は将来芸人をやりたいと思ってるんで、もちろん出る方が楽しいなと思います。裏方も楽しいけど、やっててしんどいのはしんどいです。

―― 例えばどんな点がしんどいですか?

穂村: 「げらっぷ」を始めた当初は、音響・照明・転換のほぼ全部の業務を僕がやっていたので、出演するとなると板付きのコントができないというのがしんどかったです。あとは、ライブで滑ることももちろんあるんですけど、運営の業務が出番後にあるので落ち込んでる暇なく運営の業務に戻らなあかんっていうのも大変ですね。

―― 出演もあって当日運営もあると大変ですよね。イシコさんはどちらがお好きですか?

イシコ: 僕は演者ももちろん好きで楽しいんですけど、すごく緊張しいなのと滑りたくないっていう気持ちがあるので演者は向いてないです、完全に(笑)。好きは好きやけど向いてはないんで、それだったらむちゃくちゃ面白くて頑張ってる芸人さんのサポートができたら満足だし楽しいです。最初はもちろん芸人に憧れてました。たまに評価してもらえることもあるんですけど、他の演者さんの方が面白いなぁって思うことが多かったので、じゃあ裏方やろうとか、サークルを盛り上げようっていう方に変わっていったんだと思います。

――演者側として、学生芸人のうちにやっておきたい目標はありますか?

穂村: いざプロとして本格的にやっていくぞっていうときに、事務所から声をかけられるようになれれば理想ですね。まだどこの事務所が良いとかは全然考えてないんですけど、東京が良いなとは思ってます。

イシコ: 僕は、『M-1』の1回戦を突破したいです。今まで2回出たんですけど突破できていないので。

―― では、運営としての目標はありますか?

イシコ: 今年は8大学が「関西学生お笑いフェス」に参加してくれるんですが、今後は国公立大学を含めてさらに多くの大学に参加してもらって、毎年開催できたら嬉しいなと思ってます。「げらっぷ」も関西の方には少しずつ認知していただいているんですが、関東の方からも「げらっぷ」って言ったらあれね、という感じで知ってもらえたら嬉しいです。関西全体の学生お笑いを盛り上げていきたいですね。

穂村: 今は友達を呼んだり、演者さんに声をかけて集客をしているんですが、今後主催のライブを打っていくときには「穂村がやるなら来たい」っていう人がいてくれるようになれたらなって思ってます。

―― 主催をやろうと思ったきっかけや、続けている理由はなんですか?

穂村: シンプルに、「楽しくて自分の好きなことができる」っていうところですかね。外のバトルライブで負けると「いやいや、俺の方がおもろいやろ」って思って機嫌が悪くなってしまうんです(笑)。なので、自分の主催のときにはバトルは絶対せずに、ネタや企画ライブで楽しいことをしたいと思ってます。

芸人さんの気持ちがわかるスタッフに

―― 穂村さんは一時期、「K-PRO」でスタッフをしていたことがあるそうですね。印象に残っていることはありますか?

穂村: 「K-PRO」の児島さんには影響を受けました。運営として入っていたときに「芸人さんの気持ちがわかるスタッフになりなさい」と常々言われていて。だから、逆に僕が舞台に立つときは、スタッフさんの気持ちがわかる芸人になりたいと思っています。

―― 今気になっている学生芸人さんはいらっしゃいますか?

穂村: 『YOAKEMAE』に出てない人でいうと、ピン芸人「AKIRA」さん。「K-PRO」のレジスタリーグっていうライブで衝撃を受けるくらいウケていて、僕も袖でめちゃくちゃ笑いました。死ぬほど面白かったです。

イシコ: 僕は、さっき『レイニーブルー』歌うだけのネタをしたと言った「へべれけ」ですかね。『M-1』の1回戦を突破したり、ハリウッドザコシショウさんの番組に出たり、「げらっぷ」でも2回優勝したりしていて、少しずつ知名度が上がってきていると思います。実力もあるし、面白くて優しい二人なので売れて欲しいです。プロになる予定なんですが、一人が留年しているのでもう一人は探偵やりながら待ってる感じです(笑)。

―― 最後に『YOAKEMAE』のリスナーの方、記事を読んでいる方にひとことお願いします。

穂村: 関西在住の方は、9月18日(土)の「関西学生お笑いフェス」に来ていただきたいです。また、なにか交流できる機会があれば一緒にライブとかやりたいなと思っております。よろしくお願いします!

イシコ: 「げらっぷ」や「関西学生お笑いフェス」だけはなくて、関西の学生お笑いやアマチュアお笑い全体を盛り上げていきたいので、みんなで頑張っていきましょう!

取材 くきまりこ
編集 堀越 愛

PROFILE

上:イシコ(関西学院大学 お笑いサークルTHEATER)
下:穂村ベイビースターダスト(近畿大学 落語研究会)

『YOAKEMAE』イシコ&穂村ベイビースターダスト 出演回

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