【YOAKEMAE芸人】~file.15 馬並バトルタイプ~ オーケイズに入るために慶應を目指した!? 2年生の実力派、目標は『大学芸会2022』優勝!

『さらば青春の光 東ブクロの学生芸人YOAKEMAE』(ラジオ関西)、9月12日放送のゲストは、慶應義塾大学お笑い道場O-keis所属の「馬並バトルタイプ」。番組初の“大学2年生ゲスト”である彼らは、『大学お笑いMONSTERS』(9月2日放送/テレビ東京)にも出演した注目株。『YOAKEMAE』収録を終えた二人に、収録の感想やサークルのことを教えてもらいました。

馬並バトルタイプ(左:山下 真湖、右:半谷 匠)

YOAKEMAEに呼ばれたら「売れた」!?

――収録はいかがでしたか?

山下 真湖(以下、山下): 東ブクロさんが凄かったです。なんであんなに喋れるの?って。

半谷 匠(以下、半谷): そうですね。プロの芸人さんと話す機会なんて全く無いんで……

山下: なんで東ブクロさんと俺らが喋れてるの?って思いました。

――現役学生芸人の皆さんは、『YOAKEMAE(さらば青春の光東ブクロの学生芸人YOAKEMAE)』を聴いてる方が多いんですか?

山下: 聴いてる人はけっこう多いと思います。

半谷: これに出れたら、学生芸人として「売れたな」って周りから言われる感じです(笑)。

収録中の様子

――2年生の学生芸人が出るのは、馬並バトルタイプさんが初めてですね。と言うことは……

半谷: 頭ひとつ、抜けました!

山下: はい。

――なにか、収録で話しそびれたことはありますか?

半谷: サークルのOBの話がしたかったです。僕ら、オーケイズ(慶應義塾大学お笑い道場O-keis)で草野球をやってるんですよ。週一くらいの頻度でやってて、お笑いよりもそっちの比重が重くなっちゃって……(笑)。

山下: チームは去年の夏くらいにできたんですけど、明らかにお笑いに支障が出てます。

半谷: 先輩方のやる気がすごいです。「お笑いライブのせいで野球に行けない」みたいなことがあると、ちょっと怒られるんですよ。お笑いサークルなのに……(笑)。

山下: 「お笑いやっちゃってんなぁ~」って言われて。

半谷: 直接言えないんで、ここでクレームを言っておきます(笑)。

――お笑いに集中させてくれ、と。

半谷・山下: はい(笑)。

――野球チームのメンバーは、現役・卒業生の比率はどんな感じなんですか?

半谷: ほとんどOBですね。オーケイズは、けっこう縦の繋がりがあって。

――卒業した後も、オーケイズは皆さん仲が良いんですね。

山下: 30歳くらいの先輩が、自分のこと「4年生」って言うんですよ。野球のチーム分けのとき。

半谷: 卒業生が「4年生チーム」に区分されるんです(笑)。

――サークルへの愛が強いですね(笑)。

山下: そうですね(笑)。OBみんな、オーケイズ愛が強いです。

――なんでそんなに愛が強いんでしょうか?

半谷: 変な人ばかりなんで、ここでしか楽しく生きられない人が多いんだと思います(笑)。他に馴染めない、みたいな。それは僕たちも含めてですけど……。

――社会に出て馴染めなかった皆さんが、癒される場所がオーケイズ。

半谷: ほんとそうです(笑)。

山下: ずっと居場所です。

小道具にも力を入れている馬並バトルタイプ

もっと強くなりたい

――お二人がオーケイズに入ったのはなぜなんですか?

山下: 僕は高校生のときにオーケイズの存在を知って、「入ろう」と最初から思ってたんです。ちっちゃいときからお笑いが好きで、ライブにも足を運ぶようになって。令和ロマンさん、真空ジェシカ川北さん、ひつじねいり細田さん、ストレッチーズさんとかがオーケイズ出身だと知って、入りたいなと思いました。

半谷: 僕も、高校のときにオーケイズを知りました。オーケイズに入りたくて二浪したんです(笑)。一浪のタイミングで受かってた大学もあったんですけど、やっぱりオーケイズに入りたくて。

――オーケイズありきで慶應に入ったんですね!

半谷: そうですね。高校生のとき、YouTubeでオーケイズのネタ動画を観まして。「こんなに面白い人たちがいるんだ!」っていう。

――では、入学前から憧れていた先輩がいたりしたんですか?

半谷: 「オスカー」っていう漫才師の先輩がいたんですけど、めちゃくちゃ面白くて、好きになりました。会えたときは感動しました。「オスカーの人だ!」っていう……芸能人見たときと同じ感じでした。

――オーケイズに入って分かった、サークルの良いところはなんですか?

半谷: なんだろなぁ……ダメ人間が受け入れられる。

山下: なにしても笑ってくれる。

半谷: ダメな部分も全部笑いにしてくれるんで、そこはすごいと思いますね。遅刻とかしても、面白くなれば全部許されるっていう。留年とかもゴロゴロいますし……まぁ、良くないことではあるんですけど(笑)。

――では、「ここが良くなったらもっと良いサークルになるのに」と思うことはありますか?

山下: お笑いをもっと頑張ったら、絶対強くなると思います。ほんとに頑張んないんです、みんな。

――そうなんですか。外から見ていると、LUDO(早稲田大学)とオーケイズは人数も多くて、“二強”みたいなイメージでした。

山下: それは多分昔のことですね。

半谷: 今は全然そんなことないですねぇ……。もっと強くなりたいですね。面白い先輩いっぱいいるんで。近くの人は「面白い」って知ってるんですけど、外の人はあんまり知らないと思うんです。知ってもらうために、みんなで強くなっていきたいですね。

山下: 面白いのに、外(のライブ)に出る人もあんまりいないんですよ。

半谷: 居心地が良すぎるんでしょうね、オーケイズの。うちのサークルは、外部で頑張る人・そうじゃない人のどっちかに分かれるんです。僕たちはけっこう外でも頑張っていこうっていうタイプです。

――ちなみに、「学生芸人やってて良かったな」と思うのってどんなときですか?

半谷: 面白い人と知り合える。

山下: あと、「自分が面白いんだ」と分かる。

――ネタで笑ってもらえるということですか?

山下: はい。

半谷: 確かに。高校のときは、自分で面白いと思ってたとしてもみんな笑ってくれなかったりするんですけど、オーケイズに入ってみんなが笑ってくれるんで、「面白いんだ」って。

山下: 証明になる。

半谷: それは良かったですね。

学生芸人のカリスマ

――面白いと思う学生芸人さんはいますか?

山下: オーケイズの先輩ですけど、「モザンレーション」さんかな。

――以前『YOAKEMAE』にも出ていただきましたね。では、ライバルになりそうな学生芸人さんはいますか?

04 「別ジャンルの『クズ』!?“偽”慶應ボーイ登場」ゲスト:モザンレーション(慶應義塾大学お笑い道場O-keis)

山下: HOS(法政大学)の「ジャンボタニシ」かな。

半谷: 何回もライブで一緒になってるんですけど、まだ1回も勝ててないんです。そこは倒したいですね。

――お二人は、『大学お笑いMONSTERS』(テレビ東京)に出演されましたね。収録はいかがでしたか?MCは、フワちゃんさんとトンツカタン森本さんでしたよね。

山下: 収録は楽しかったです。「みんなすげぇ」って思いました。

半谷: フワちゃんさんは、カメラが回ってなくてもずっと喋ってました。

山下: カメラ回ってなくても笑い取ってましたね。あと、ネタ中カメラの後ろで真空ジェシカの川北さんとサツマカワさんが観ててくれたんですけど、笑ってくれたので嬉しかったです。一番好きな二人なんで。

――学生芸人さんから、そのお二人の名前を聞くことがけっこう多いです。

半谷: カリスマですよ。

山下: めっちゃ面白いです。

――ちなみに、プロの芸人さんとライブで一緒になったことはありますか?

半谷: 一回だけあります。

山下: ザ・ギースの尾関さんがMCのライブに出たんですけど、楽屋でも物腰が柔らかすぎて……。いつもより2分の1くらいにちっちゃく見えました。

半谷: あんなにでかいのに。

山下: MCは当然面白いし。

半谷: プロだなぁと思いましたね。そしてこんなに優しいんだ!と、びっくりしました。

収録後、東ブクロと

――最後に、学生芸人のうちに絶対達成したい目標を教えてください。

山下: 『大学芸会』優勝。

半谷: そうですね。

山下: 一番大きい大会なんで。

半谷: 来年優勝したいと思います。

山下: します。

取材・文 堀越 愛

PROFILE

<馬並バトルタイプ>

慶應義塾大学「お笑い道場O-keis」所属。

左:山下 真湖
右:半谷 匠

『YOAKEMAE』馬並バトルタイプ 出演回

慶應義塾大学「お笑い道場O-keis」情報

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