【WESTANTSストーリー-vol.6 絶対的7%-(後編)】WEST ANTSへ還していきたい。「借りてるものの中で頑張ってる場合じゃない」~西の地下で轟く、新たな笑いの息吹~

2021年4月、大阪のライブシーンで活動する9組18人の芸人によるユニット『WEST ANTS』が誕生しました。発起人は、大阪・西心斎橋で「BAR舞台袖」を営む加藤進之介さん。大阪のお笑いを盛り上げるべく、本当に「面白い」と思う芸人を集めました。(加藤さんインタビュー:大阪を「芸人が飯を食える場所」にしたい

インタビュー前編では、“絶対的7%”のこれまでや、理想像についてお話を伺いました。後編は、ユニット『WEST ANTS』のお話を中心に、ライバルや今後の目標など“絶対的7%”のこれからについてお届けします。(インタビュー前編はこちら

【WEST ANTS ストーリー -vol.0-】大阪お笑いに、新たな息吹!芸人ユニット『WEST ANTS』とは

人の賞レースの結果が、ほんまの意味で大事になってきた

——WEST ANTSに入って、心境や周囲の変化はありましたか?

森田GM(以下、森田): 月並みの言葉になるのが嫌で言葉を探したんですけど、「視野が広がった」が一番近いんかな。今まで自分がやれてなかったことがなにか、やっと分かりましたね。

マスト: 僕は、ある意味一種のチームなんで、責任感がちょっと出ましたね。

森田: 確かに。特に賞レースでは、本来は蹴落とし合いではあるはずなんですけど、人生で初めて「こいつらにプラスを与えるためにも、僕らもやらなあかんな」っていう。初めて人の賞レースの結果が、ほんまの意味で大事になってきた。僕らのためだけに頑張ろうではなくて、ちゃんとWEST ANTSとして借りたものを返さないとなと。面白い人たちに目を向けさせるために俺らも頑張るし、僕らに目を向けさせるためにも頑張ってくれてるわけで。

マスト: なかなか賞レースで、自分たち以外の芸人が勝ち上がって喜ぶことってないと思うんですね。自分たちに返ってくるっていうのもそうですけど、WEST ANTSのメンバーと一緒にいる時間が増えた分、情的な意味での喜びもあって。親友が一緒に勝ち上がったぐらいの、忖度ではない、計算ではないもの。

森田: ほんまに、心からから応援できるようにはなりましたね。

——WEST ANTSとしてこれからやってみたいことはありますか?

森田: 「WEST ANTSとしてやれることを増やす」って立場にいないとなと思ってます。「WEST ANTSのやることについていこう」ってなるのが芸歴の若い子。シンバルモンキー、クボ、トルクレンチガールズはそれで良いと思うんですけど、先輩組がやらなあかんのは「WEST ANTSにやれることを増やす」。だから賞レースで結果出して、一緒にテレビに引っ張って連れていくとか、本来打てへんイベントを打つとか。

マスト: 外での作業やな、我々の。

森田: でもこれは、にぼしいわしに看板借りてる……ずっと借金してる状態だと僕は個人的に思っているので。借りてるものの中で頑張ってる場合じゃなくて、もっとあいつら以上に“還してしていくもの”を作らないと。あいつらがまだ手つけてないジャンルをやっとくべきなんかな。新しい角度のこと。

——ほんとに、全組でブランディングしてる感じがあって良いですね。

マスト: 僕もそれは思ってる。

森田: そうやねん、ボニーボニーと俺らでは頑張り方の種類絶対違うし。すごい部分とか、できる部分が違うので。「WEST ANTSでやりたい」というよりは、「僕らがやったことがWEST ANTSに還る」、っていう形じゃないと駄目なのかなと。

マスト: 合宿したいですね、僕は。ボニーボニーにずっと言ってたんですけど。

——楽しそうですね。

マスト: 花崎と喋ってて。ボケは、1日1,000個ボケなあかんっていうノルマ課して、それに対してツッコミが1,000個ツッコんでとか。全員それぞれノルマがある中でカレーとかも作って(笑)。

——ちゃんと合宿っぽいことも入れて(笑)。

マスト: 星とか見て。……そういうのを、『M-1』とか終わって一旦落ち着いたらやろうぜって。

「良かった」って思われへんのが一番“良かった”と思ってる

——11月8日に、ABCホールでライブがあるそうですね。そこに向けての意気込みなどあれば、ぜひお願いします。

森田: 「こいつらおらんかったらこうなってなかった」っていうくらい、結果に噛みたい。全体のバランスばっか見ちゃう癖があるんかなと思ってて。

マスト: いやもちろん全体を見るよ、見るけど。

——絶対的7%さんとしてというより、全体として成功させたいという思いが強いんでしょうか。

森田: そうですね。そっちの方が強いですね。それこそ、まわしだったり仕切りとかを「良かった」って思われへんのが一番良かったと思ってて。「良かった」って言わしてる時点で主張しちゃってない?と。「絶対的7%おらんかったらこうはなってなかったわ」って裏の人間が言ってくれるのは嬉しいけど、お客さんは別に忘れてくれてていいんですよ。

——陰の立役者みたいな。

森田: そうですね。

マスト: 正直な話、言い方があれやけど、我々がいいひんくても多分ライブは成功するし盛り上がると思うで。

森田: 風穴開けるズやにぼしいわしはいる?

マスト: いる。正直、いると思うわ。ほんで、あとは東京の芸人さんもいる。今の段階だと、我々っていいひんくても全然ライブは成り立つし成功すると思う。その上で、我々が風穴・にぼいわになれるか分からんけど、やっぱりそこを意識してみたいなと。

——東西問わず、ライバル視してる芸人さんはいらっしゃいますか?

森田: やっぱ(過去のバトルライブで)2連敗してるので、東は「ストレッチーズ」。西でいったら「もも」とか。勝ちたいな。

マスト: 「もも」ね、同じタイミング(2018年)で(M-1)準々決勝上がらせてもらって。同期だし。

森田: (2018年は)2組とも初めての3回戦やったんで、めっちゃ緊張して楽屋入り早くして。1番と2番やったんかな。楽屋に早く入ってるの見て、「お前ら緊張して早よ来てるやん」「お前らもやん」っていうやりとりもあって。別にバチバチとかではなくて、仲は良いんですけど。それだけに、絶対に並びたいなと思いますね。

マスト: でもちょっと最近、相手されてへん感じも見えてきた。

森田: お前さ、おらんところで悪口みたいなこというなや(笑)。そりゃそうやしな。向こうが凄すぎるから。こっちの動向なんかどうでも良いはずですから。

マスト: もう俺たちはお前らより上におるわと。

森田: 言葉選べや(笑)。

マスト: 俺ら自身もちょっと思ってるやん。やっぱり今は「もも」の方が全然上やなって。

森田: ……って思っちゃってる時点で負けてるな。そうですね。「もも」は意識しますね。あと、松竹を一緒に盛り上げたいって意味で言ったら「ブリキカラス」。小林メロディは『すべらない話』(人志松本のすべらない話/フジテレビ)の本戦に出場してて。話をいろいろ聞かしてもらって、実際に自分が行ってみて、あんなすごいところに出てたんやっていう……ちゃんと差を知ってるというか。勝手にシンパシーは感じてますね。

——マストさんはいかがでしょう。

マスト: 僕はやっぱりラニーノーズ……

森田: 嘘です嘘です嘘です!!!!!!

マスト: シルエットが似てる……な。やっぱり。

森田: どこがやねん!どこが?どこがなん?

マスト: んー。ラニーノーズ……。違うか。じゃあ僕、ボニーボニー。単純に花崎とは仲がいいから負けたくなっていうのがでかい。あと、大阪松竹で言ったら「たらちね」かな。

森田: それこそ違うけどな、種類。

マスト: “ネタで”じゃなくて、今のいる立場で。

森田: そうね、確かに同じ場所を食い合う仲ではあるな。

マスト: かな。誰やろうな。パッと出てこうへんってことはないんかな。

森田: なんか、なんか変なとこばっか言ったなっていう。花崎もツッコミやし、たらちねもちょっと色違うし。

マスト: 花崎っていうかボニーボニーな。

森田: 自分らに似てるからとかじゃないんやと思ったな。意外やったな。

 「武器」の模索と「犬」

——1年後、5年後、10年後の目標を教えてください。まず、1年後からよろしいですか。

森田: 僕らはコンビでそれぞれにネタを書いているので、その分他のコンビより多くの切り口があると思っていて。植物で例えるなら土や品種は良いものがある状態なのかなと。ただ今は、唯一無二のモノがあるというというより、全部無難に育つ状態なんですよね。だから毎年戦い方だったりが、一つに絞れておらず、良くも悪くも変わっていっていて。毎年一つずつ実験していく中で、5年後までに「これや!」っていうものに出会えてたらいいなと思いますね。

マスト: もっと先は?10年。

森田: 10年に関しては、もうさすがにその作業が終わってて勝ち切ってないとあかん。

マスト: そんなニュアンスの話なんすか?何々してたいみたいな。

森田: え、もっとフワッとした方がいい?

マスト: バイト辞めてたいとかそういうことじゃなくて?

森田: えっと。コナンの声優やりたいです。コナンの映画の声優やりたいです。5年後。

——個人としてでも構いませんし、コンビとしての目標でも大丈夫です。

マスト: 僕は、さっき武器がどうのこうの、戦い方がどうのこうのって言ってたけど、これね、俺は多分無理やと思うねん。武器持ってへん。武器持ってへんけどそれが強みになるスタイルでいいのかなとも思い始め……

森田: 確かにその感覚もある。最終的に見つけるのは「武器持たへんっていう武器」かもしれんけど、5年後までには決まってないとっていう感じかな。

マスト: 僕は……ボケでもなんでもなく言いますけど、犬飼ってたいですね。

——犬ですか。犬を飼えるくらい余裕があるってことでしょうか。

マスト: そうですね。広めな家に引っ越して、犬飼って。

森田: いや、優勝したら死んでも良い人じゃないやん、全然(笑)。デカい家と犬欲しいやん(笑)。

一同: (笑)。

森田: 天井叩いたらもう、それ以上の幸せはいらんみたいな感じやったから(笑)。俺的には家とかももういらんのかと。

マスト: え、俺今年の冬ダウンジャケット買うくらいの感覚で言ってんけど。そんなこと?5年後落ち着いたら一回犬飼ってみよかなくらいの感じやで。

森田: それで言ったら俺も「M-1獲った後も辞めんといろんなことしたい!」もそれやで。

マスト: ほんならもうええわ、犬。

森田: 答えはいるやろ(笑)。

マスト: えー、犬、飼いたくない?

森田: 「5年後とか10年後とか考えてないっすよ」とかの方が良いんちゃうん?犬っていうくらいやったら(笑)。犬飼うときには、もう『M-1』は取り終わってんの?

マスト: いや終わってても終わってへんくてもええわ。とりあえず犬飼われへんやん我々、今。

森田: 売れたら売れたで飼われへん、多分。

マスト: そうか、じゃあほな結婚?

森田: おい、「犬飼うために結婚」が一番まずいぞ。女性をなんやと思ってるんってなるやろうし。

マスト: どうしよう。……犬って飼われてはります?

——いや、飼ってないです。

マスト: どうやって飼ってはるんですかね、1人暮らしの人って。

——猫を飼われてる方は結構いらっしゃいますよね。

マスト: まぁ散歩とか行かんで良いから……。

森田: 犬もまぁ、犬種によっては散歩行かんで良いし、エサも自動でじゃらじゃらぁって落ちてくるやつあったら、まあまあ3日くらいは……3日以上家帰らんとかないやろし。

マスト: どうしたら良いんやろうなぁ。

森田: どういう話?今(笑)。

アメトーークの逆、ハレトーーク

マスト: まぁ10年後か。10年後っていうともう40超えてるもんな。42とかになるんか。何を、どう、これって何を、何でしたっけ?何をしてると思いますでしたっけ?

——目標ですね。

マスト: 目標か。

森田: 俺もちゃんと10年後答えてないな。

——M-1取りたいとかが5年後くらいに来るのかなって。

森田: あぁそうですね、僕的にはそうですね。

マスト: いや、取れるんやったら早め早め。

森田: 毎年その気でやって、5年後までに「これや」って形が定まっていて、10年後には上がってたいんで。上がったら、僕の興味あるものが興味持たれてたらいいですね。売れるってことやと思うんですけど。

——インフルエンサーっていうことですかね。

森田: そうそう、そう言ったらそうか、なんやろうね。仕事を取るために、アニメ別に好きじゃないすけどアニメ観るんじゃなくて、アニメ観てたら仕事になってるみたいな。

マスト: 『アメトーーク!』の逆やな。

森田: そうそうそうそう『アメトーーク!』の逆。……『アメトーーク!』の逆?え、俺の10年後の目標、『アメトーーク!』の逆なん?合ってる?それ。

マスト: ハレトーーク!

森田: 違う違う、違うわ、絶対それではない(笑)。

マスト: なるほどな。10年後か。10年後ってもう単純に、『M-1』出れてへんよな。

森田: そっか、ギリギリ出れてないんかな。ってことは絶対に上がってないとあかんってことか。

マスト: それまでに上がってて、とりあえず優勝したとして。優勝してからどうしてたいって話か。もう自然と、優勝してたらと優勝してへんかったらのパターンがあるってこと?ではない?

——もちろん優勝されてる想定で大丈夫です(笑)。

森田: ベストでええんちゃう?

マスト: してたら……、いやでもこれだから書かれたら俺は動きにくいよ。

森田: じゃあ嘘のやつ用意してこいやー。かっこいいだけのやつ。

マスト: そうなんですけど、嘘はつかへんって言ったやん。嘘はつかない。

森田: いやでも、この欄をお前が空欄にするわけにはいかん訳で。

マスト: ほんならめっちゃ遠くのやつ言うと、えー、昼からお酒飲んで、生活してたいかな。どうなんやろ。

——それは今できるのとは違う……?

マスト: それは気分がちゃうくないですか?やっぱり。

——余裕が?

マスト: 「私はM-1優勝したんだ」っていう自己満だけで生きれる。

森田: それはでも、最初言ってた「アイツおもんなったな」じゃないの?

マスト: え、だってもう勝ち逃げやもん。目に触れへんねんもん。やってへんねんもん。

森田: あー、逃げ切ってんねんや。それは自分の呵責的にはないの?

マスト: ないないない。

森田: おもんななっていってるーって。

マスト: あーもう、大丈夫大丈夫。

森田: えー俺は証明し続けたいけどな。アイツ、じじいになってもおもろかったなぁって。それは何?落ちていくほうが怖い?

マスト: 勝ち逃げ。いや怖いとかよりも、勝って、「おっしゃ、OK!OK!」で終わらしたい。(拍手しながら)「OK!OK!」って。

——お二人違いますね。 

森田: 確かに。

マスト: まぁそこが良いとこなんですけど。考え方の違いが。ネタにおいても。

森田: 10年後、笑ってください。いつまでもしがんでたら笑ってあげてください。で、僕が一緒に死んでたら「うわっこいつほんまに影響されたんや」って思っといてください(笑)。コナンの声優とか言ってたのに辞めてるし勝ち逃げしてるし。

マスト: 俺はもう(お笑いで一番を)とったら0でいい。実は陶芸家もいいなと思ってるんですけど。で、陶芸家やるときももうお笑いの肩書一切いらん。

——自分さえ知ってればいい?

マスト: そうそうそうほんまにそれで。

森田: 自分さえ知ってればいいか……。

マスト: にやにやできたらそれで、良し良し良しで。

「こんな僕と仲良くできるよ、友達になりたいよ」っていう人連絡ください

——最後に、記事を読んでくれた方にメッセージをお願いします。

マスト: これ難しいな思うててん。

森田: あー、いや、話してるうちにまとまるかなと思ってたけど。

マスト: 「ぜひ読んでく……」もう読んでるんか。

森田: そやな(笑)。ケツでぜひ読んでくださいって言われてもな。散々読んできたしっていう。

マスト: 是非応援よろしくお願いします、みたいなことではなくってってことですか?

——そういう感じでも全然大丈夫です。

マスト: ボケよか。今日ボケてへんしな。 

森田: 思てたよ?

マスト: 真面目なアレって言われたから。

森田: すっごいトーン。

マスト: でもこれ、音声は関係ないですもんね。

森田: はっはっはっ(爆笑)。でも「(笑)」は付かんやろ(笑)。この音声聞いたときに「(笑)」ついたと思われへんで。今日の記事、大丈夫?

マスト: あーなんかちょっと僕、1個募集したいんですけど、あの、「こんな僕と仲良くできるよ、友達になりたいよ」っていう人連絡ください。

一同: (爆笑)。

——いっぱい連絡来ると思います。

マスト: 気にならん?その……普通に。

森田: こんな僕ってどういうこと?

マスト: あーこんな僕とっていうか、僕に興味持ってくれた、これ(記事)から僕のこと知ってくれる人?で、なんかその考え方なりちょっと理解できたり、合う……「なんか話したいなー」っていう人ちょっと友達になりましょう。

森田: 男女問わず?

マスト: 男女……、女性よりは男性の方がええかな、やっぱり。なんか、やっぱり話合わへんやろ女性。

森田: だからそういうのや。

マスト: うん、良くないやろ、分かってんで。でも、男女の友情とかも成り立たんの分かってるやん。

森田: そんなことないやろ。

マスト: えぇ?やっぱりその、友達募集を……。明らかにやっぱ友達少ないわ。自分が結婚式やったとき誰呼ぶかってなったとき、芸人ってさ、友達と言えど友達じゃないやん?“芸”という繋がりの中で出会ったものであって。僕、小学校低学年で転校してるんすよ。で、中学校不登校じゃないですか。んで、高校定時制じゃないですか。学生時代の友達一人もおらんレベルで、これ……。

森田: まぁまぁ確かに。

マスト: エグっと思って。そんなことある?

森田: でもバイトとかで友達できるやろ。

マスト: バイトはバイトや。

森田: それが変やで。

マスト: バイトはバイトや。

森田: じゃあTwitterで募集して来たやつがいたとしても、「Twitterで来たやつや」って言うやろ(笑)。

マスト: いやそれはでも、ちょっと理解して来てもらいたいなって。

森田: おい、理解せえってスタンスが友達出来ひん理由やろ!お前が歩み寄れや!「理解できる人来てくださいねー」ちゃうねん。(笑)。

マスト: いや歩み寄ってるやん。発信するってことが一つの歩み寄りかなって。

森田: こんな考えやけどついてこれる人……。

マスト: まぁこれで面白いこと起きても面白いしな。

——将来的には結婚式に呼べるくらい仲良くなりたい? 

マスト: あーいいっすね。でもホンマにそういう大親友みたいな出来たらいいっすよね。

森田: これきっかけで。ワラパーで?ワラパーで友達出来ました(笑)?

マスト: だってホンマに親友って、親友ってホンマにおる?

森田: ワラパーで「結婚式に呼べました!」(笑)。

マスト: なかなか出来ひんで、親友って呼べるっていうか、親友って言うん恥ずかしいけど。え、森田もそれでいい?

森田: いやもっとね、アツいこと言いたかったですけど、この後よう言わんわ。

マスト: 森田は、女性はどうする?女性はいらん?

森田: なんでそんな差別化すんの?俺も友達募集でええやん。なんで俺だけ女性募集?写り悪すぎるやろ俺。

“友達募集”と“実験台”

——森田さんはよろしいですか?

森田: そうっすねー、えー、じゃあ「僕の実験台になってください」。

マスト: なになに?

森田: ごめんなんか、「俺は試し続ける」みたいなこと言おうと思ったから。

マスト: あー、そういうこと?

——急にすごい怖い告白をされたのかと(笑)。

森田: いや、実験、見に来てください。

——友達募集と実験台で大丈夫ですか?

マスト: 怖いなー。

森田: みんなこんな暗い?もっと楽しくやってたと思っててんけどなー、めっちゃ暗ないこれ(笑)?

マスト: なんか募集したいな。募集とかいいんかな?なんか人生の悲惨エピソードとか聞きたない?みんなの。

森田: どこに送ってんねん。ワラパーさんに送って?

マスト: なんか、めっちゃこっちがかわいそうやなーとか泣けるようなエピソードであったり、なんか恋愛話とか聞きたない?そうでもないか?そうでもないっすね。すいません。以上です。

【前編を読む】「とりあえずやらなあかんなっていうのが、“お笑いで一番を取る”こと」

取材 文:サトミメイ、写真:藤田 うな
編集:堀越 愛


<絶対的7%|プロフィール>
松竹芸能。ユニット『WEST ANTS』に所属。

左:マスト
右:森田GM

★プロフィール:https://www.shochikugeino.co.jp/talents/zettaiteki7percent/

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