【YOAKEMAE芸人】〜file.24ユクカハノナガレ〜「大会は全部出るし、優勝したい！」息ぴったりコンビのお笑いへの熱に注目！

『さらば青春の光 東ブクロの学生芸人YOAKEMAE』（ラジオ関西）、11月28日放送のゲストは「ユクカハノナガレ」。日本大学経商法落語研究会に所属し、6月27日放送の「オジンオズボーン」の篠宮さんが出演された回^※にも、猪木のモノマネで出演していた学生芸人です。収録直後の二人に、お話をお聞きしました。

※オジンオズボーン・篠宮を学生芸人たちがお笑いサークルに勧誘する回。(参照：#13「大学生になった篠宮さんをお笑いサークルに勧誘しよう」)

とにかく東ブクロさんと話せて嬉しかった！

ーーお疲れさまでした！収録はいかがでしたか？

軽米アンビシャス（以下、軽米）：　あっという間でした。

福島ブナン（以下、福島）：　さらば青春の光さんがずっと好きだったので、とにかく話せて嬉しかったですね。

――実際に目の前で会えて、嬉しかったんですね。

福島：　めちゃくちゃ嬉しかったですね。

――収録の最後で行われたジャンケンの瞬間はどういう心境でしたか？

福島：　ジャンケンは、もう「な、何だろう？」って思って、訳が分からなくなって、1番勢いのあるパーを出しちゃいました。

――1番勢いのある（笑）。

軽米：　それは、グーじゃないか。

福島：　俺の中で1番勢いがあるのが、パーだったから（笑）。本当に惜しかったですね。

――前回、篠宮さんが出演された回のコーナー^※に、ユクカハノナガレは出演されていましたが、周りからの反響はありましたか？

※篠宮さんを3つのお笑いサークルの学生芸人が勧誘し、入りたいお笑いサークルを選ぶコーナー

福島：　出演したコーナーが2分だけだったんですけど、それでも後輩は聴いてくれるのかなって思って、後輩に聞いたら「あ、今度聴きます」という感じが多かったです。思ったよりも「あ、聴きました！」みたいなのは無かったです。（放送を）聴いた子も一部はいたんですけど、寂しかったですね。

――篠宮さんは最後ユクカハノナガレを選びましたが、収録後、篠宮さんとの交流はありましたか？

軽米：　いや、やっぱり難しいですね。篠宮さんにライブに出てもらうとなったら、ギャラとかが……。一応、僕たちも出演者で会場代を払ってライブをしているので、そこからまた篠宮さんに出演してもらうのは、現実的に難しくて。

福島：　本当はライブのゲストで出ていただきたかったんですけど、本当に金が無いので、篠宮さんもサークルの一員として、部費を払っていただいて出てほしかったですね（笑）。

――サークルの一員として出ていただくという（笑）

福島：　そういう機会があれば、是非ライブに出ていただきたかったですね（笑）。

お笑いサークルに入った理由は「こんな本気でやれたらすごいな」

――お二人がお笑いを始めたきっかけは何ですか？

福島：　お笑いを初めて人前でしたのは、中学校の生徒会長だったときです。生徒会で毎年、文化祭の出し物をするんですけど、僕は「ビッグダディのコントを書こう」と思って、僕がビッグダディ役で、生徒会のみんなとやったのが最初ですね。それは、めちゃくちゃスベりました（笑）。

――どういうコントだったんですか？

福島：　僕がビッグダディ役をやって、本当にただ頭にタオルを巻いているだけでした。僕はビッグダディが好きで、ずっと観ていたんですけど、中学生でビッグダディが好きな人って他にあんまりいなかったので、全然伝わらなくて見事にスベりましたね（笑）。

――初舞台がビッグダディの役だったんですね（笑）。

福島：　初舞台がビッグダディでしたね（笑）。

軽米：　僕は、小学生のときからずっと目立つことが好きでした。高校時代、野球部の一個下にめちゃくちゃかわいがってる後輩がいたんですけど、その後輩が好きすぎて「こいつと永遠にいたいな」と思って、俺が高校3年生のときに「一緒に芸人になろう」ってめちゃくちゃ誘ってましたね。それが、芸人をやることを意識し始めたきっかけでした。

――文化祭でネタをやっていたんですか？

軽米：　野球部の部活動紹介などでやりましたね。

福島：　俺も部活動紹介ふざけたな（笑）。僕も目立ちたくて、ソフトテニス部の部活動紹介のときに、テニスのラケットで、（テツ and トモの）「なんでだろう」をやりました。それはウケましたね。

軽米：　それはウケた（笑）。

福島：　それは意外とウケましたね。

――それはピンでやっていたんですか？

福島：　もう1人の子をただ横に立たせて、ひたすら僕が歌ってました（笑）。一応、2人の方がいいかなと思って。

軽米：　ラケットを持って、もう1人立ってるだけなんだ（笑）。その子は踊らないの？

福島：　全然踊らない。俺がひたすらちょけてるだけっていう（笑）。

――では、大学でお笑いサークルに入ろうと決めたきっかけは何ですか？ 

軽米：　大学受験が上手くいかなくて、そのとき親に「NSC^※に入りたい」ってお願いをしたんですけど、「受験に失敗したやつが芸人になっても、あんたのこと誰も応援しないよ」って言われて。「確かにそれもそうだな」と思って、「浪人します」って泣きながら言いましたね。浪人を1年間して、その（芸人をやりたいという）熱量で大学が決まったので、大学で「お笑いしたいな」と思ってお笑いサークルを探して入りましたね。

※吉本総合芸能学院。吉本興業のお笑い養成所。NSCは、New Star Creationの略。

――もしかしたら、高校卒業後にプロの芸人になっていたかもしれないということですか？

軽米：　親が許していたらなっていたと思いますね。

福島：　僕は、お笑いサークルって面白そうだし、お笑いが好きだし、何かやってみたいなと思っていて。新歓ライブを観に行ったら、思っていたよりもすごくレベルが高くて、「こんな本気でやれたらすごいな」と思って、ライブ後すぐに入ることを決めました。

60年以上続く経商法落語研究会の実態とは！？

――日本大学経商法落語研究会はどんなサークルですか？

軽米：　人数が多すぎず、少なすぎず、中規模のお笑いサークルです。程よく大きくて、みんなスタッフさんとも仲が良いっていうのは1番の特徴かなと思いますね。

福島：　演者同士やスタッフさん同士でしか遊ばないというのを他のサークルの人からよく聞いたりするんですけど、僕たちはみんなと仲が良いので、珍しいタイプのサークルかなと思いますね。

――サークルの全体の人数はどのくらいですか？

軽米：　一応100人ぐらいはいるんですけど、実際に活動したり、スタッフさんをやってくれているのは、50人ぐらいですね。

福島：　100人というのもほとんどが一年生です。今年は大学お笑いブームで入る人が増えたので。

――サークルのOBでプロの芸人になった方はいますか？

福島：　有名な方だと「ナイチンゲールダンス」のヤスさん。

軽米：　他には、「ナミダバシ」のたくみさん。僕たちが被っている代で言うと、今年のM-1で3回戦に進んだ「テキセツの街」さん、キングオブコントで準々決勝に進んだ「ハチカイ」のこんぽんさん・ニシブチさん、NSCライブで準優勝だった「ダンディーボイス」さんですね。その先輩方はお世話になりましたね。

――実際、サークルの中から毎年プロになる方はどのくらいいらっしゃるんですか？

福島：　各代に1人か2人いるかなぐらいの感じですね。ヤスさんの代以降、どの代も1人はプロに行ってるかもしれないですね。

軽米：　うちのサークルはそもそも、ヤスさんの代からお笑いサークルになった感じなんですよね。今61年目なんですけど、10年ぐらい前にヤスさんが落語研究会からお笑いサークルへ方向性を変えてくれました。

――じゃあ、サークルを変えたのもヤスさんなんですね。

軽米：　もう伝説の人ですね。僕たちからしたらカリスマです。

お笑いの化学反応を起こす2人の学生芸人

――お二人が気になっている学生芸人を教えてください。

軽米：　僕たちのサークルの「村田ラコステサーベルタイガー」という後輩と、僕たちと仲の良い上智大学お笑いサークルSCSの「今!!高橋」が面白いです。「村田ラコステサーベルタイガー」は、先輩に「アメリカっていうキャラやってよ」と言われて誕生したんですけど、「今!!高橋」も先輩に「今ってずっと叫ぶキャラやってよ」と言われて誕生したので、キャラができた経緯が似ているんです。それにできた時期も同じくらいなんですよね。2人がオールナイトのライブでたまたま会ったときに、対決させてみたらすごい面白かったです。

福島：　完全なる化学反応みたいなのが起こりました（笑）。

軽米：　「これは2人のライブをやらなきゃダメだ」となって、すぐに会場を押さえて、ネタがほとんどない「今!!アメリカ100番勝負^※」をやりました。

※2021年4月24日(土)に中野 Studio twlで開催された

福島：　2人がやるのは本当に、どっちが氷をずっと持っていられるかとか（笑）。

軽米：　どっちがニンニクを早く食べられるかやどっちがコーラを一気飲みできるかとかですね（笑）。

福島：　そういう勝負をひたすらやりました（笑）。めちゃくちゃ盛り上がりましたね。

軽米：　すごい盛り上がりましたね。「今!!高橋」と「村田ラコステサーベルタイガー」の2人に注目してほしいですね。

目標は、学生芸人の聖地「ルミネtheよしもと」でネタをやること

――卒業後は就職ですか？それとも芸人志望ですか？

福島：　僕は就職します。

軽米：　僕は今、4年生なんですけど、留年するので、来年も大学に行って、その後はどうしようか考え中ですね。

――お二人とも将来的に芸人になることは考えていますか？

福島：　そうですね。働きながらでも、M-1などは出れるので、就職しても芸人をやっていけたらいいなとは思っているんですけど、本気で芸人をやりたくなるかどうかは、まだ今は分からないですね。

軽米：　僕は「めちゃくちゃ芸人になりたい」っていうのが本音です。

――芸人をやるとしたら、このお二人のコンビでいきたいですか？

福島：　行くとしたらここですね。

軽米：　あんまり1人で養成所に入って芸人になるのは考えてないですね。2人で4年間やってきたので、さすがに新しいコンビを組むことは考えてないですね。

――コンビで在学中にやりたいことは何ですか？

軽米：　大学お笑いって、部活の熱量とも違って、言わば趣味でやっているので、コンビ内でも熱量に差があるコンビもいるんですけど、ユクカハノナガレは、目標や熱量に関しては同じ方向性で、大会は全部出るし、もちろん全部優勝したいという気持ちは一致しているかなと思いますね。

福島：　なので、冬の『NOROSHI^※』でとにかく優勝したいですね。

※全国一面白いお笑いサークルを決める団体戦

軽米：　（福島の目標は）優勝なんだ！俺は「決勝行くこと」だったわ。

福島：　もちろん優勝したいですよ。

軽米：　お前の方が目標高かったわ。

福島：　決勝は「ルミネtheよしもと」で開催されるんですけど、やっぱりそこでネタをやるのはめちゃくちゃ憧れですね。

軽米：　「ルミネtheよしもと」は、学生芸人の聖地なので、そこでやってみたいですね。

――最後に、リスナーや記事を読んでくださった方へのメッセージをお願いします。

軽米：　3月頃に方南会館という大学お笑いの予選をよくやっている会場で単独ライブをやりたいなと思っています。単独ライブに是非来てほしいですね。

福島：　卒業までに、「今!!アメリカ」でライブもやりたいですね。

軽米：　最後に締めというかね。

福島：　それも観に来てほしいですね。

取材　前田昌輝
編集　宮下若葉

PROFILE

＜ユクカハノナガレ＞

日本大学 経商法落語研究会所属

左：軽米アンビシャス
右：福島ブナン

『YOAKEMAE』ユクカハノナガレ 出演回

日本大学 経商法落語研究会 情報

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