ダディー?マミー?混沌とする現場。ケビンスの戦略「趣旨にあった答えを出します」【第6回「AUN」出演者インタビュー ~ケビンス編~】

2023年6月3日(土)に、第6回『AUN~コンビ大喜利王決定戦~』が開催される。『AUN』とは、一番大喜利が強い“コンビ”を決める異種格闘技戦のこと。

★第6回『AUN~コンビ大喜利王決定戦~』詳細はコチラ

第5回『AUN』に続き、2度目の出場となるケビンス。前回大会、ケビンスは初戦でひつじねいりと対戦した。仁木のイラストを用いた唯一無二の大喜利、そしてコンボイのチョキピースな大喜利で初戦を制し、準決勝に進出。打倒真空ジェシカを期待されるも、王者の壁は厚く、惜しくも敗退となった。人気・実力ともに若手芸人界トップに君臨するケビンスは、今大会で前回の雪辱を果たすことができるのか。

ひとりで大喜利したい

———ケビンスさんは、第5回『AUN』に続き2度目の出場となります。前回を振り返ると、どんな大会でしたか?

仁木 恭平(以下、仁木): 前回ね、なんだろうね。

山口 コンボイ(以下、コンボイ): 前回ねぇ……あ、失礼しました。どうも山口コンボイです!

コンボイ「チョキピース!!」

仁木: 前回のこと言え。

コンボイ: 前回のことか。これ言わないと、気済まなくて。

仁木: はい。前回ね。

コンボイ: まぁあの、二人で大喜利をしてくださいということで。

仁木: タッグ大喜利ですからね。

コンボイ「ひとりで大喜利をしたかったんで、ずっと不機嫌だったのは覚えてます」、仁木「言うな、そんなこと」

コンボイ: 行けるって、俺。

仁木: やめろ、呼んでもらってんだからよ。

コンボイ: ひとりで行けるって!俺。

仁木: いい、大丈夫、前回の振り返りね。ちゃんとしてください。

コンボイ: あー。まぁ、本当みんな面白くて。

仁木: ね、ほんとにねぇ。

コンボイ: ちゃんとMCできてたか不安ですね。

仁木: なんで奥森皐月目線なんだよ。

コンボイ: うーん……。

仁木: できてたよ、大丈夫だよ。

コンボイ: 大丈夫でした?

仁木: 前回は負けましたけどね。

仁木「真空ジェシカに負けたんすよ」

コンボイ: 負けましたね~。

仁木: すごい手数でね、負けまして。

コンボイ: ズルしてましたよね?

仁木: ズル?

コンボイ: 答えを出さずにどんどんどんどん書き溜めて、出していって。あ、それがテクニックか。

仁木: そう、だから負けたんだよ。

コンボイ: ああそっか。

仁木: 俺が「こういう答え出したい」っていうのをコンボイに伝えたんですけどねぇ。うまくいかんかったな。

コンボイ: そうね。フリの部分を俺が書くみたいな感じでね。フリの段階で、もう全部ボケまで書いてて。仁木くんの答え、残ってなかったんだっけ?

仁木: そうだよ、趣旨ズレ。

コンボイ: あーそっか、趣旨ズレ(笑)。

コンボイ「ひとりでやりたかったからねぇ」

仁木: 目開けろ!喋ってるとき!

コンボイ「あっ!」、仁木「(笑)」

コンボイ: 目開いてなかった、失礼しました。どうも!目が開いてなかった男、山口コンボイです。

コンボイ「グーファイト!」

仁木: やめてやめて。

対戦相手、男性かよ

———第6回『AUN』で対戦していただくのは、ダウ90000の蓮見さんと園田さんです。

ケビンス「おぉ~~~」

仁木: ダウ90000ね。

コンボイ: 端くれね!

仁木: 言うなって!そんなこと。人数多いうちの二人なだけだから。端くれって言うな 。

コンボイ: 蓮見と園田。

コンボイ「……男性かよ」

仁木:  何が嫌なんだよ(笑)。

コンボイ: 女の子が良かったよ!

仁木: なんだと思ってんだよ。2:2の合コンじゃないんだよ。

コンボイ: なんだよ。暗い二人じゃねぇかよ。

仁木: 暗いって言うな、ダウ90000の二人のこと。やめろよ。がっつり絡んだことないっすね。だから、ここで初めて相まみえるって感じですかね。でも、タイプが全然違うんで。ダウ90000っていうすごいしっかりしたコントグループと、俺らケビンスっていう……

コンボイ: 眼鏡のやつがごちゃごちゃ喋んな!

コンボイ「勉強だと思うだろ」

仁木: 思うなよ。

コンボイ: ナメられるぞ!

仁木: 思ってないよ、誰も。

コンボイ: お笑いの大会だぞ!

仁木: タイプが全然違うんで。どうなるか楽しみですね。

コンボイ: 蓮見くんはさ、普通にリスペなかった?

仁木: リスペクトって言え。

コンボイ: あーリスペクト。「仁木さんのオモコロの記事、ずっと読んでます」みたいに話しかけられてさぁ。

仁木: あー確かに。

コンボイ: 「一緒に写真撮ってください」って、蓮見くんこうやってさ、(自撮りで)写真撮ってたよな?

仁木: そうね。だから今は正直、コンボイがナメられてる状態なんで。蓮見に。

コンボイ: そうなのかよ、蓮見!お前、確かに俺だけフォローしてねえな、Twitter。仁木さん仁木さんっていきやがって。

コンボイ「俺とも自撮り写真撮れ!」

仁木: まだ、価値見出されてないんで。

コンボイ: おい!価値見出されてないことないでしょ。蓮見も園田もな、フォローしろ、俺のこと!話しかけてこい!

仁木「…………」

仁木: ……はい。すいません、頑張ります。

ダディー、ダディー、マミー

———ダウ90000の蓮見さん・園田さんと対戦するにあたり、なにか作戦はありますか?

仁木: 作戦……まぁ、向こうがセンスでウケてるので、こっちはパワーになってくるんですかね。

コンボイ: あー間違いないね。二人とも体動かしてなさすぎ。

仁木: あら、そうですか?

コンボイ「お笑いはやっぱ、体を使って、バンバンアクティブに行かないと!」

仁木: そうなの?

コンボイ: 蓮見はずっとさ、家に籠もってネタ書いてんじゃねえの?

仁木: あー、そんなことないと思うけどね。

コンボイ: で、園田!園田はな、ほら、園田は……

仁木: 園田にもなんか言え!

コンボイ「園田、お前何してんだ?普段!」

仁木: 分かんないよ(笑)。園田は生活が見えないんだよ。

コンボイ: 見えないんだよ、全く。

仁木: 良いんだよ、それが園田の良さだろうが。

コンボイ: まぁでも、俺観てんだよ、たまに。ダウ90000のYouTube。

仁木: おお観てんのか。あ、ファンなんだ。

コンボイ: ファンではあるんだよ。

仁木: 振り向いてくれないだけでね?

コンボイ: あぁ。ただお前らなぁ!!ずっと合コンみたいにキャピキャピキャピキャピしやがってよ!そんなんじゃお前、お笑いさんだっつうの!ちゃんとできんのか、大喜利!!

コンボイ「アッハッハッハッハッ!!!!!!」
コンボイ「ウハッハッハッ!!ウハッハッハッ!!!!!!」

コンボイ: ダディー?ダディー?

仁木: なに、これなに?

コンボイ「ダディー?」、仁木「なんですか、それは」

コンボイ: マミー、マミー、ダディー。

仁木: それはなんですか。質問に答えてください。それ、なんなんですか。

コンボイ: おい蓮見なんとかしろ!

コンボイ「お前のせいでこんななっちまった、おい。園田、蓮見、お前……」

仁木: なんとかしなくていい、なんとかしなくていいです、大丈夫です。

コンボイ: なんとかして混ぜろ!俺もダウ90000に。あの合コンに混ぜろ!

コンボイ「アハッハッハ……!!!!!!」

仁木: 大丈夫?大丈夫ね?

コンボイ: 満足しました。

満足

ケビンスが優勝したら

———第6回『AUN』、目標はなんですか?

仁木「優勝じゃないですか?」

仁木: 真空ジェシカがずっと優勝してるんで。そうなるとね、コンテンツとして面白くなくなっちゃうんで。いっちょね、そろそろ新しいチャンピオンが出ても良いんじゃないかって感じですね。

コンボイ: あー、良いね!

コンボイ「どうしよっかな、俺は」

仁木: どうしよっかな、俺は!!??

コンボイ: ちょっと待ってください、どうしよっかな?いやぁ、絶対に優勝は優勝なんですけど、そうですね……俺らが優勝して、『AUN』を「ひとりで大喜利する大会」に変えます!

仁木: 変えんなよ、そんなことすんな。『AUN』つってんだから。二人で大喜利して『AUN』なんだから。阿吽の呼吸なんだから。

コンボイ: 阿形・吽形のね。……うーん、あともう1個ぐらいなんか言いたいですね。

仁木: 待ちますよ。全然なんでも良い。なんでも良いんだよ。

コンボイ: あ、今回場所どこですか?

———草月ホールです。

コンボイ: 俺らが優勝して、草月ホールの中に喫煙所作ります!外まで行ってっから、毎回。

仁木: ……そだね。うん。

コンボイ: それが俺らに、たっ%×$☆♭#……

仁木「(笑)」

コンボイ: ……それが、俺らに託された使命だ!

仁木: 良いですか?それで。

コンボイ: あー。もう1個ぐらい、なんか言ってみようかな、うーん……

仁木: テクニカルのボケしか、今してないよ。

コンボイ: ええ!?……え、褒め言葉!?

コンボイ「………………………………………………」

仁木: 今なにをしてるの?

コンボイ: あ、今シンキングタイム。

仁木: あぁそうなの。良いよ、限界だったら。

コンボイ「……ごめん、戦いたい。ビシッと面白いこと言いたい」、仁木「いけるか?この空気で」

コンボイ: いや、これね、いけんの俺。あの俺、芸人として良くないんだけど、全然耐えられちゃうの。

仁木: 違う違う。お前の問題じゃなくて、笑ってもらえるか?ってこと。

コンボイ: それは、お任せする。

託された

趣旨に合った答えを出します

———もう1度聞きます。今回の『AUN』、目標を教えてください。

コンボイ: まぁやっぱりね。優勝して、コンビに箔付けたいですしね。

仁木: 箔付けたいねぇ。

コンボイ: 真空ジェシカがずっと優勝し続けてるから、それを俺らが止める。

仁木: そうだね。で、“大喜利のニン”も付けていきたいしね。お仕事とかも頂きたいですしね。

コンボイ: 相手との相性もあると思う。

仁木: あるね、うん。

コンボイ: 相手が誰になろうがね、弱点を突いていけたら。

仁木: そうだね。

コンボイ: 向こうが答えて、めっちゃウケたら、それよりももっと面白いものを出したり。

仁木: 確かにね、それもしなきゃ。

コンボイ: で、相手の、お互いの見え方とか、そういうのも色々あるけど…………

コンボイ「……趣旨にあった答えを出します!!!!!」

仁木: それかい、結局。大前提ですね。

———では最後に、対戦相手に向けてコメントをお願いします。

コンボイ: おい、ダウ90000!蓮見、園田!俺らが勝ったらな、俺を、ダウ90000に入れろ!!!

仁木: やんなくていいっすよ、そんなこと。

コンボイ: おねがぁい☆

写真・構成:堀越 愛、取材:武山、デザイン:つるみ32、協力:藤田うな

PROFILE

吉本興業 所属

左:仁木 恭平
右:山口 コンボイ

★公式プロフィール:https://profile.yoshimoto.co.jp/talent/detail?id=7295

PERFORMERS

WLUCK CREATORS