クールな先輩に「感情」について聞いたら、ほのぼの良い時間になりました《人間横丁のまるでお昼休みかのような【特別編】人力舎の先輩SPECIAL① ~ゲスト:ラバーガール~》

人間横丁が「話を聞きたい」ゲストを迎えインタビューする連載『人間横丁のまるでお昼休みかのような』、今回は特別編!プロダクション人力舎の先輩をゲストに迎え、豪華3本立てでお送りいたします。第1弾のゲストは、ラバーガール

ラバーガールは、プロダクション人力舎に所属するコント師。舞台だけでなく、YouTubeやTikTokといったSNSでも活躍しています。人間横丁にとっては、約20年も上の先輩!大先輩の胸を借りるつもりで、インタビューしました。インタビューのテーマは「感情」。ラバーガールはいつも落ち着いた雰囲気を醸し出しているので、感情が揺れることはあるのかな?……という疑問をぶつけてみました。

★ラバーガールと人間横丁が出演する人力舎事務所ライブ『夏ネーター』詳細はコチラから

オープニング

人間横丁・内田紅多(以下、内田): 今日は山田君がいないですけど、名乗らせていただきます。内田です!……人間横丁です!ちょっと山田君はですね、「お花摘みに行ってくるね」と言って、森の奥に行ったきり昨日から帰ってきません。

この日は山田が「お花摘み」のため不在。内田がひとりでインタビューに挑んだ

ラバーガール・大水 洋介(以下、大水): 探しに行ったほうが良いんじゃん?

内田: かなり奥のほうに行ってしまい、見えなくなっちゃって。待ってたんですけど、まだまだ帰ってきません。だから今日は私ひとりです! ちょっと心配な気持ちは置いといて、楽しくお願いします!

ラバーガール・飛永 翼(以下、飛永): さっきマネージャーさんが、「いつも内田さんひとりでやってるようなもんです」って言ってたよ。

ラバーガール(左:飛永翼、右:大水洋介)

内田: 言ってた(笑)。たしかに、山田君はとなりでいっぱい笑ってくれてるって感じです!まぁ、「人間横丁」とは私のことなので……大丈夫です(笑)!

飛永: そうなんだ(笑)。

人間横丁とは、内田紅多のこと……!?

内田: でももちろん、山田君はとっても大事な大事な存在ですから! えー、人間横丁がゲストにインタビューする『人間横丁のまるでお昼休みかのような』がはじまりました~!わ~!!

飛永: あれ?ラジオじゃないよね(笑)?

内田: 記事です(笑)!今回はですね、人力舎の先輩スペシャルということで!特別編です!

大水: 今まで人力舎の先輩は出てないの?

内田: ……大久保さんや真空ジェシカさんに出ていただきました(笑)。今回は、ラバーガールさん・リニアさん・キャプテンバイソンさんにお話を聞かせていただくということで、特別編です!

★大久保佳代子編:https://wluck-park.com/interview/16493/
★真空ジェシカ編:https://wluck-park.com/interview/17950/

飛永: そういうスペシャルなんだね。

飛永「でも、1組で呼ぶにはちょっとちっちゃかったということか?」

大水: そういうことか……。

内田: いやいや!!!今回は、オーバーキルみたいなメンバーです!

大水: なんか数でごまかしてない?

内田: そんなことない!ラバーガールさん・リニアさん・キャプテンバイソンさんのサンドイッチ、みんな食べたいですから!それでですね、今回ラバーガールさんには「感情」についてお聞きしたいと思います。ラバーガールさんは人力舎の芸人さんらしくクールで感情の起伏が見えないタイプで、淡々とコントをやるお二人だなとすごく思っていて。それが素敵だなとは思いつつ、どんなことで感情が揺れるのかな?ということにすごく興味がありました!

大水: なるほどね。

内田: ということで、よろしくお願いします!

Q1.どんなことでテンションが上がりますか?

内田: どんなことで、テンションが上がりますか?

大水: なるほどねぇ。

飛永: なんだろうな。難しいな。あるかな?

内田: え、あるかな!?

テンションが上がる瞬間を問われ、悩むラバーガール

飛永: 難しい。ちょっとしたテンションの起伏はあるんですけど、我を忘れてテンションマックスになることはないんですよ。

内田: 一度も我を忘れたことがない?

飛永: そうそう。僕、野球を見に行くんですよ。ダーリンハニーの吉川さんって先輩と一緒に見に行ったとき、サヨナラヒットという一番テンションが上がる出来事が起きて。そのとき僕は、「あ、喜んでる吉川さんの動画撮らなきゃ!」とか「球場の雰囲気撮影しなきゃ!」とか、冷静に思っちゃうの。だから、マックスがないんだよね。

ほかの人が大興奮するような野球の好プレーも、冷静に見てしまうという飛永

内田: 一瞬だけ喜んで、すぐに外側から見ちゃう?

飛永: そうなんです。単独ライブが終わっても「やった!終わった~!」という達成感がないから、本当に苦しくて(笑)。

内田: え~~~(笑)!!!

7月に初めての単独ライブを終えたばかりの内田。「単独ライブで達成感を感じない」という飛永にびっくり

飛永: だから、大水君がどうかわからないけど、ラバーガールのクールな印象は僕がつくっているかもしれないですね。

内田: たしかに、すごい喜んでるみたいなイメージないです。大水さんはいかがですか?

大水: テンションが上がることねぇ。なんだろね~。

内田: 好きな食べものとか、ありますか?

大水: 大葉とか?

大水の好きな食べ物「大葉」

内田: やっぱ、自分に似てるから……

大水: 似てる(笑)?

内田: 名前が似ているので……

飛永: 「大」水と「大」葉だから。「大」がつくものが好きってことね。

内田: 「大」好きも、大好き。

飛永: そうだね、「大」がつくからね(笑)。

理解の早い飛永

大水: 前なんかの仕事の空き時間に、共演者の人たちと「一番好きな食べものはなにか」って話をしたの。そのとき僕が「大葉」って言ったら、すごい変人扱いされたな。

内田: たしかに、聞いたことないです(笑)。

大水: でも、大葉って料理に入ってたらちょっとテンション上がらない?

飛永: 下がるな。「大葉入っちゃってんだ」と。俺はあんま得意じゃない。

大葉で意見が分かれたラバーガール

内田: 私もあんまり得意じゃなくて、ひとくち食べただけで「うわ、入ってる!」ってなります(笑)。でも、好きな人にとっては入ってるのがめっちゃ幸せですよね。「うわぁ!入ってる~!!」って。ラムネが入ってたみたいな感じ!

飛永: そうだね。だから、大水さんの大葉は内田さんのラムネだ。

大水: ラムネが入ってるとテンション上がる?なにに入っても上がる?

内田: うーん、たしかにラムネは違うかも(笑)。

内田「ラムネがチャーハンに入ってたらすごく嫌だ(笑)」

飛永: 大葉の天ぷらとかさ、「大葉で包んじゃったか~」って思う。好きな食べ物を聞かれて「大葉」って答えるの、やっぱ変人なんじゃない?

内田: たしかに。みんな素材じゃなく料理を言いますよね(笑)。

飛永: 別に、こういう質問って本当に知りたいわけではないじゃん。「なんて答えたら会話盛り上がるかな」とか考えるでしょ。「焼肉好き」って言ったら、「良いっすね~!」ってなる。ちょっとテンション上げる会話、というかさ。

大水: たしかに。大葉って言うとすごい不穏な空気になるね(笑)。あと、お酒が好きだね。だから毎日お酒を飲みます。朝から「いかに1杯目のビールを美味しく飲むか」を計算して生きてる。

大水は、大葉で不穏な雰囲気を感じていた

内田: え、すご!どういう感じですか?

大水: たとえば、その日18時からビールを飲むとなったら、お腹すいた状態で飲んだほうが美味しいからお昼ご飯はちょっと早めに食べときたいなとか。そのためには朝ご飯の量はこれくらいに抑えて……と、逆算して毎日生きてる。

内田: えー、すごい。じゃあビールを美味しく飲むために、温泉は最高ですか?

大水: 温泉も好きだね。

内田: 温泉に行ったあとのビールが一番美味しいイメージです。

大水: そうだね、美味しい。あと、大学野球見ながら飲むのもすごい良いんだよね。

内田: ほかの野球と、なにが違うんですか?

大水: 夜はプロ野球やるから、大学野球って午前中からやってるの。朝に神宮行って、大学野球を見ながらビール飲むのは最高だよ。

内田: 初めて聞きました!大学野球見てる人ってあんまりいなくないですか?

飛永「いないよな」、大水「俺、ひとりでも行くよ」

内田: えー、すごい好きですね!じゃあそのときはすごくテンションが上がってますか?

大水: 上がるね。平日の午前中っていう罪悪感もあって。一応、高校野球を見るときはお酒を飲まないってルールにしてる。

内田: 高校生が飲めないからですか?「あいつ、俺の飲めない酒を飲んで楽しんでやがる!」とならないように?

大水: 高校生が一生懸命野球してるの、おじさんがビール飲みながら見てるって……ちょっと、さすがにみっともない気がして(笑)。

飛永: 大学でもあんま変わんないよ。

大水: 大学生は、成人してるから。

選手の年代に応じ配慮をする大水

内田: だいたい、大学2年生のときに20歳になりますもんね。

飛永: そっか。じゃあ1年生が出てきたら、お酒やめないと。

内田: そうですね(笑)。

飛永: あ、あと立体駐車場でうまいこと1発で駐車できたときとか、テンション上がる。

内田: 良いですね!難しいですもんね。

飛永: 難しい。しかもさ、ぐるぐる上に上がっていくタイプの駐車場あるじゃん。で、後ろから車が来てて一発で入れないとすごい変な空気になりそうだけど、キュッと一発で入れたとき。あれはすげぇテンション上がる。「よっしゃ!」って。ひとりではさすがに言わないけど、家族が一緒のときは言う。

内田: 家族が褒めてくれたりしたら、嬉しいですもんね!

飛永: そうそう。

Q2.どんなときに泣きますか?

内田: では、次の質問。泣くことはありますか?なにか見て感動することとか。

飛永: スラムダンクの映画(『THE FIRST SLAM DUNK』)を映画館で観て、なんか泣けたね。なんでかわからないけど。自分が中高生のときに見ていたものの続編を見れたのに感動した、ということなのかな。当時のことを思い出したわけではないけど、ばーっと涙が流れてきて。

大水: どのシーン?

飛永: オープニング曲かな。

The Birthday – LOVE ROCKETS【MV】(映画『THE FIRST SLAM DUNK』オープニング主題歌)

大水: あー、あれ、良いんだよね~

飛永: ね。The Birthdayの曲がかかるタイミングで泣いちゃったね。別に、当時見ていたときの曲と同じわけではないんだけどね。あと、『トイ・ストーリー3』のラストシーンでも泣いたな。1の内容が3に繋がったみたいなところもあって、当時を思い出すというか……。‟つながる”ことにすごく感動しやすいみたい。

内田: そうなんですねぇ。

飛永: つながることで泣くという、不思議な泣き方をするかな。

内田「過去の自分と今の自分がつながっていることに感動するんですかね?」

飛永: 「まだ生きてる」と。

内田: 生きて(笑)。すごいですね、私はまだそれはないかもしれません。

飛永: 生きてこれが見れた!みたいな喜びがあるかもね。

内田: 最初の『トイ・ストーリー』を見たのはいくつくらいですか?

飛永: うーん、20歳くらいかな? 3を観たのは、30歳くらいのときかなぁ。

内田: え~、10年くらいで(笑)!?

飛永: 映画館で3Dメガネかけて観てたんだけどさ、泣いてるの恥ずかしくて、メガネ外せなかったもん。自分はけっこう映画で泣くかな。

映画で泣くことが多いという飛永

内田: 大水さんはいかがですか?

大水: 何回見ても泣けるのが、2015年のラグビーワールドカップ。日本が南アフリカに勝った試合があって、世紀の大番狂わせって言われてる。

内田: えー、すっごい試合なんですね!

大水: YouTubeにね、その試合のラスト10分間が上がってるの。最後の最後に、トライして逆転するシーンがあってね。アナウンサーさんがずっと冷静に実況してたのに、トライできそうってなった瞬間、我を忘れて「行けーーー!!!!!」って叫ぶの。それで俺、毎回泣いちゃう。

2015年ラグビーワールドカップで泣いてしまうという大水

内田: たしかに、それ泣いちゃうかもしれない!

飛永: ラグビーって、本来は力の差がはっきり結果に出るから、逆転がないんだよね。

大水: サッカーだとラッキーで1点とって守り切って勝利、みたいなことがあるけど、ラグビーにはそれがない。だから本当にすごいことって言われてる。もうひとつ好きなのが、日本が勝った瞬間をいろんな場所でパブリックビューイングで見ている動画。日本が勝った瞬間にうわー!とみんなで盛り上がっている映像、これもね、泣いちゃう。

飛永: 大水さんは、スポーツなんだね。

大水: そうだね。あとわりと最近泣いたのは、ナンバーガール。知ってる?

内田: バンドですか?

大水: そう。1回解散してて、何年か前に再結成したの。高校生のころよく聞いてて、再結成後は全然チケットとれなかったんだけど、やっととれて。見に行ったライブの1曲目でやったのがさ、俺が高校時代によく聞いてた『OMOIDE IN MY HEAD』って曲で。イントロが流れた瞬間に泣いちゃった。

NUMBER GIRL – OMOIDE IN MY HEAD @ “THE MATSURI SESSION”

内田: うわー、素敵ですね。曲のタイトルもピッタリです。音楽とかスポーツとか、大水さんが泣くものにはライブ感がありますね!

大水: そういうのが好きなのかもしれないね。

Q3.人生で一番びっくりしたことはなんですか?

内田: 次は、山田君からの質問です。「人生で一番びっくりしたことはなんですか」?

「人生で一番びっくりしたこと」に悩むラバーガール

大水: なんだろな~。今から14~15年くらい前に、同期のいけだてつやとよく飲みに行ってた居酒屋があるんだよ。渡部さん(アンジャッシュ)とご飯に行って終電を逃し、いけだくんと二人で「朝まで飲むか」ってなったときによく行ってて。そこの料理長さんとけっこう仲良くなったんだけど、「芸人してる」って言うのもな~と思って「フェンシングの選手です」って言ってたの。そしたら、あるときその料理長さんがお店を辞めちゃって。で、俺らもその店に行かなくなって。そしたら、ちょうど去年ね、『植野食堂(日本一ふつうで美味しい植野食堂 by dancyu)』って番組を観てたら「ハムカツ」の回があったんだよ。それがすごい美味しそうで、「すぐ行きたい!」と思ってその場で予約して次の日行ったら……

飛永: 次の日ってすごいね。

大水: お店入ったら、その料理長さんに「お久しぶりです」って言われて。すごいびっくりして、いけだくんにすぐ連絡した。

内田: えー、すごいですね!

大水: ご活躍見てますよ、って言われた。

内田「フェンシングの人じゃない!バレてる(笑)!」

大水: うん(笑)。っていう、偶然はびっくりしたね。

内田: すごいですね。ハムカツで会えたんだ!すごい良い話です。

飛永: 料理長と食の趣味が合うんだね。引き寄せたってことだよね。

大水: そういうことだよね。

飛永: 食いたくないものだったら行かないもんね。

大水: その番組好きでよく見るんだけど、「ここ行こう」って思ったのは初めて。

内田: その場で予約するとか、なかなかないですよね!びっくり。

飛永: 俺はね、あんまりおしっこしないんですけど。

あまりおしっこをしない飛永

内田: まず、そこからびっくりですけども(笑)。

飛永: あんまり尿が出なくて、1日3回くらいで良いの。

大水: 3回は少ない。

飛永: 朝昼晩くらいしかおしっこしない。でもあるとき、旅行に行ってたくさん飲んだからなのか、夜中の3~4時にトイレ行きたくなって。寝ぼけ眼で起き出して「あ、今ホテル泊まってたんだ」とぼんやり思ってトイレに向かったら、入り口のドアが全面鏡張りになってて……つまり、鏡にはだけた浴衣を着た僕が映るんですよ。

大水: 便器に座ると自分が鏡で見えるってこと?

飛永: 違う。トイレに入るためのドアが鏡張り。だからトイレに入ろうとした瞬間に、おじさんがふわっと現れる。「うわー!」ってすごい叫んじゃった。めっちゃ怖くて。

内田: それは怖いです(笑)!!!

飛永: あのときはすごいびっくりしたね。

Q4.『夏ネーター』出演者で気になる人はいますか?

内田: おふたりの「感情」について聞けて、人間を感じられました!

内田はラバーガールの「感情」を知った

飛永: たしかに、あんまりしゃべったことないね。もう終わり?

内田: もうすぐ開催の『夏ネーター』についても聞きたいです!出演者で気になる人、いますか?

2024年8月21日(水)に、人力舎のネタライブ『夏ネーター』を開催予定(チケットはコチラから)

飛永: あおいちゃんって、漫才だっけ?

内田: コントも漫才も、どっちもやってます。同期なんですけど、ずっと面白い人たちです!

あおいちゃん。大玉すいか編に出演

飛永: 『バカ爆杯』の決勝で、僕審査員やったんですよ。そこで見たな。あと、みたらし祭りも知ってるよ。それから、いろはラムネは3人組コントだよね。

みたらし祭り。大玉すいか編に出演

内田: そうです。お話したことありますか?

飛永: いろはラムネ、俺は面白いと思ったんだけど、あんまり点数が入ってなくて。だから「もっとこういうふうにしたら良いんじゃない?」ってちょっと声かけちゃった。

いろはラムネ。大玉すいか編に出演

内田: うわー!絶対嬉しいですよ、それ!

飛永: そうかな。嫌な先輩と思われなかったかな。

内田: いや、思わないです!すごいネタが大好きな人たちなので。

飛永: 大水さんは、後輩に興味ないよね。リニア以降は知らないんじゃない?

大水は後輩に興味がない……?

大水: そんなことないよ(笑)。

内田: 「この名前楽しそう!」とか思う人いませんか?鈴木ジェロニモさんとか、知ってます?

飛永: わかるわかる。

鈴木ジェロニモ。大玉すいか編に出演

大水: ジェロニモ、この間ご飯行ったよ。

内田: え!お二人でですか?

大水: いや、二人ではない。まだ二人では行けないかな。

内田: 二人でご飯に行くのは、けっこうハードル高いですか?

大水: 二人はちょっとね……三人欲しいよね。できれば四人欲しいね。

内田: そうなんですねぇ。ジェロニモさんと、あと誰と行ったんですか?

大水: そのときはね、ザ・マミィの林田君と行った。

内田「本当はあとひとり欲しいな~と思いつつ、三人でご飯を食べたんですか(笑)?」

大水: なんかさ、四人いたら、ひとりがトイレ行ってもまだ三人残ってるから(笑)。

内田: 四人いれば、二人っきりにならないんですね(笑)。

大水: だから、四人いれば安心。あと気になるのは……永田君の最近のネタ見てないから、見てみたい。

内田: 良いですねぇ~。永田さん、ずっと人気です。毎回ほんとにウケてるし。かっこいいです。

永田敬介。大玉すいか編に出演

大水: 漫談やってんのかな?

内田: 漫談ですね。たまにコントもされてます。

飛永: MC松丸さんなんだよね。なんか、松丸さんがMCということで見に来る業界の人とかいそうじゃない?そういう緊張感がある。

内田: わー!たしかに。聞かなきゃよかった(笑)。

松丸友紀アナウンサー。大玉すいか編のMCを担当

大水: 本番前にさ、楽屋前に差し入れがバーっと並んでいて、「〇〇さんからです」とかあるでしょ。そこにプロデューサーさんの名前が書いてあると、「この人来てるのか……」と思っちゃうな。

内田: 思っちゃいますね、あれは。

飛永: 事務所ライブはさ、一番「なにやっても良いか」っていう気持ちがあるんだよ。でも松丸さんがいることで、業界の人が来ちゃうんじゃないかと緊張感が出そうだね(笑)。

内田: たしかに(笑)。でも、松丸さんに会えるのが嬉しいです!

飛永: そうなんだよね。

内田: 豪華な感じがすごいしますよね。

飛永: うちらはこのなかだと相当上の世代だから、「ウケて当たり前」みたいになっちゃうじゃない。

内田: そうですね、実際ウケてないとこ見たことないし。

ラバーガールは大玉すいか編に出演

大水: 最後のほうに出て、「ちょっとよえぇな」って思われたらやだな。

内田: ラバーガールさん、トリの可能性ありますよね。

飛永: いや、でもうちらって軽いネタだからさ、真ん中あたりでやりたいんだよね。最後にやるネタじゃないんだよ(笑)。

内田: 「出番最後ならこのネタにしよう」とか考えますか?

飛永: 多少はあるかな。香盤を先にもらうライブだったら、「出番トリならあのネタはやめよう」とかあるかな。最後のほうになるとお客さんがみんな疲れてる可能性あるから、簡単なのにしようってときもあるよね。

大水: 人間横丁が最後でも良いんじゃない?ちょっと癒し系な感じでさ、最後に終わるっていう。

人間横丁にトリをおすすめする大水

内田: そうですか(笑)!?なんか、「もっと強いこと言ってほしかったな」とか思われそう。

飛永: 全然。最後はあっさり終わりたいとかもあるよ。

大水: だいたいみんな疲れてるから。……あ、そうそう。あれ、ほんと辞めてほしいんだよ。持ち時間4分でさ、8分とかやる人(笑)。

内田: うんうん、真空さんとかいっぱいネタやりますもんね(笑)。

大水: 信じられない。真空信じられないよ。ちょっとキツく言っておかないと(笑)。

真空ジェシカの長いネタが信じられない大水

内田: 「なんでそんなことするんですか」と一回聞いてみないと(笑)。

飛永: でも、「持ち時間5分厳守でお願いします」ってメールが来るのも嫌じゃない?良いじゃん、好きなネタやらせてよ~ってさ。「厳守」とか言われるより「程度」って言われたら守るのに。

内田: そうですね(笑)。じゃあ、『夏ネーター』の日は誰が長くネタやるかを見て怒りましょう!『夏ネーター』は、お客さん的にはすごくのんびりしたライブだと思いますよね。人力舎のライブだから。

飛永: そうだよね。

内田: 人力舎らしい素敵なライブになりそう。

飛永: 「人力舎らしい」って、なんなんだろうね。

内田: このライブ見たら、わかりますかね。

飛永: わかるかもね。

『夏ネーター』を見れば、「人力舎らしさ」を感じられるかも

エンディング

内田: インタビューは以上です!いかがでしたか?

飛永: なんか良いね。

内田: 嬉しい!

飛永: なんていうかさ、「ラバーガールの良さを伝えよう」みたいな気持ちもそんなないしさ。

内田: そんなことないですよ(笑)!

「ラバーガールの良さを伝えよう!」と思わずとも、自然に良さが滲みました

飛永: なんか、ほのぼのしてて良かったな。

大水: 山田君がいなくても、なんとかなったね。

飛永: 逆にさ、記事に山田君の「わはは」とか入れといても良いんじゃない?いたってことで。

内田: 山田君のピンの写真を差し込んでいただいて……(笑)。では、ラバーガールさんありがとうございました~!

ありがとうございました!!!

PROFILE

左:飛永 翼(ラバーガール)
中:内田 紅多(人間横丁)
右:大水 洋介(ラバーガール)

構成・写真・編集:堀越 愛
サムネイルデザイン:ヘンミモリ