【YOAKEMAE芸人】~file.4 ベグBOG~ 東ブクロの後輩登場!「学生芸人はやりたいネタができる」

『さらば青春の光 東ブクロの学生芸人YOAKEMAE』(ラジオ関西)、5月2日放送のゲストは「ベグBOG」。同志社大学の喜劇研究会に所属する現役学生芸人です。収録直後の二人に、お話を聞きました。

ベグBOG(左:蓬田 泰生、右:葭本 有悠史)

直属の先輩への憧れ

――収録お疲れ様でした!今の感想を教えてください。

葭本有悠史(よしもとあゆし 以下、葭本): ちょっと喋りすぎたかもですね……巻きでっていうのが沢山見えたので。

蓬田泰生(よもぎだたいせい 以下、蓬田): たしかにそうですね……(喜劇研究会の)先輩なんで伺いたいことも沢山あって、喋りすぎちゃったかな。そこは反省ですね。

葭本: でもめちゃくちゃ楽しかったです!

蓬田: 特に伝統の話は楽しかったですね。ずっとモヤモヤしてたんでその答え合わせをしに来たんですけど、「結局伝統じゃないんかい」っていうのもあって、悔しかったです(笑)。

葭本: そうだね、全部答え間違ってたな(笑)。

蓬田: でも、綺麗に話振ってもらって楽しかったです。

葭本: うん、優しくしてもらって。

――たくさん話せたということですが、用意してきたのに話せなかったことはありますか?

蓬田: 喜劇研究会が昨年で創立60周年になったので記念ライブを企画していて、「東ブクロさんにオファーを出したい」という話をしていました。結局コロナで無くなってしまったんですが……。なので、「もしオファーしてたら来てくださったのか?」っていうのは聞きたかったです。

葭本: 「喜劇研究会あるある」で盛り上がって聞けなかったですね(笑)。ラジオの収録中ではなくて、合間に「だるま」っていう伝統についても話せました。

蓬田: サークルの会長を決める選挙のときに、全員だるまみたいに正座をしてまぶたを黒く塗られるっていう伝統があるんですけど、それは東ブクロさんのときからあるらしいです。

――当初Zoomを繋いで収録する予定でしたが、直接東ブクロさんに会いたいということで自腹で東京に来たそうですね。実際にお会いしてみて、いかがでしたか?

葭本: 来て良かったです!本当に。

蓬田: オーラとか声とか、すごかったですね。あとはボックスノートを直接渡せたのが嬉しかったです。

※部室に置いてあるノート。サークル内の交換日記のようなもの

葭本: そうだね。

東ブクロ在学当時のボックスノート。東ブクロ(東口)も頻繁に書き込みしていたよう
右下の写真に注目

蓬田: 東ブクロさんとかカズレーザーさんは、2005年くらいに喜劇研究会に所属されていて、ギリギリ憧れられるくらいの近さなので。生瀬(勝久)さんくらいになると離れすぎてるのでイメージできないんですけど。

葭本: (ボックスノートに)記録が残っているのもあって、本当に喜劇研究会にいたんだっていうのがね。だから、お会いできてめっちゃ嬉しかったです。

蓬田: 新歓のときにも、東ブクロさんとカズレーザーさんがサークル出身だっていう紹介もされるので、会えたのはすごい嬉しかったです。

東西の交流

――学生芸人の大会は、関東で開催されることが多いですよね。関西で活動する上で苦労したことや、逆に良かったことはありますか?

葭本: いやー……苦労ばっかりですね……。

蓬田: 移動が夜行バスなんで、本当に身体がバキバキになります。酷かったときは、夜行バス乗って来てライブして、その日に夜行バスで京都まで帰って1日京都で過ごして、その次の日の夜にまた夜行バス乗って、みたいなこともありました。1週間で夜行バスに乗ってる時間の方が多かった。

葭本: 最近は減りましたけど、多いときは月に5~6回東京に行ってました。身体だけじゃなくて、財布も寂しかった……。

蓬田: 悲鳴あげてたよな。

葭本: 逆に良かったこと……?

蓬田: ない(笑)?

葭本: でも、関東の人たちに会えるっていうのは新鮮でしたね。

蓬田: あとは関東のお笑いサークルのライブは、お客さんも学生芸人のことが多い。僕らのライブだと一般の同志社大学の学生も来るので、そういう意味ではネタの毛色も全然違って、東京で一緒にネタをやることで刺激を貰いました。

葭本: あと、東京の方がよく笑ってくれますね。芸会(大学芸会)に出たときの笑い声が大きかったです。

蓬田: そんなウケたっけ(笑)?

――意識している学生芸人さんはいらっしゃいますか?

葭本: 以前『YOAKEMAE』に出演してた「無尽蔵」のツッコミの山際くんは、すごい面白いと思います。あとはもう卒業されてますけど「ダンディボイス」さんも、学生の時点でプロみたいに個性があったのですごいなと思います。ちょっと混ぜてもらったりしたいですね……。

蓬田: (葭本は)なんの個性で行くの?

葭本: 俺もダンディで行くよ。

蓬田: なんでやねん!勝てるかあ(笑)!

――蓬田さんは意識している学生芸人さんはいますか?

蓬田: 僕も「無尽蔵」ですかね。関西でも先輩からずっと「無尽蔵っていうすごいコンビがいるぞ」って言われてたんで。めっちゃ意識してるとかではないけど、そういう存在がいると頑張れるなあと思ってました。

――(関東で開催される)同期ライブなどもよく出られてますよね。

葭本: そうですね、何回か呼んでもらって、何回かクビになって(呼ばれないライブがあって)。クビにされる度に「もう出てやるか」って思うけどね(笑)。

蓬田: お前だけやって、それ言ってるの(笑)。(葭本は)天邪鬼なところがあって。こんなこと言ってても、お誘いいただいたらすごい嬉しそうに「オファーきた!」ってLINEしてきます(笑)。実は名古屋でも同期ライブをやったことがあって、名古屋に東西の同期がいっぱい集まってめちゃくちゃ楽しかったです。東京の同期も、みんな会ったとき話しかけてくれて、よくしてもらってます。

葭本: ご飯連れてってくれたりね。

蓬田: でもヨセケン(早稲田寄席演芸研究会)さんとはズブズブというか……安心できるのでよく一緒にいますね(笑)。

収録中のようす

――喜劇研究会とヨセケンは定期的に交流があるんですよね。

葭本: そうなんです。同期ライブでも最初の方はいろんなサークルと話そうと思ってたんですけど、最終的にヨセケンさん探してしまう(笑)。

蓬田: よくヨセケンと喜劇同期で集まって飲みに行ってましたね。

葭本: 落ち着くからな。

蓬田: 本当はいろんな人と飲みたいんですけど、緊張しちゃうので。

葭本: 話しかけてほしいです!……ここで言っておきます(笑)。

学生芸人だからこそ、やりたいネタができる

――お二人とも就活中ということですが、プロを目指すという選択肢は考えなかったんでしょうか?

葭本: 正直、「全く無かった」と言うと嘘になりますね。学生芸人、特にネタを書いてる人は根底に「(プロで)やりたい」っていう気持ちがあると思うんですけど。でもやっぱりリスクというか、怖い……みたいなところがあって、踏み出せないですね。

蓬田: 僕は結構きっぱり諦められましたね。プロの芸人さんと同じステージに立たせていただく経験もあったので、そのときに「やっぱあかんな」って感じました。プロはすごすぎます。でも社会人になってからも『M-1』は出場して、1回戦突破したいなと思います。人生で1回くらいは突破したい。

葭本: 『M-1』の1回戦突破せんまま『大学生M-1』優勝しちゃったもんな(笑)。

蓬田: 情けない話で(笑)。

葭本: ほんまに情けない。こっからもう一回頑張らな。

――では、目標は『M-1』の1回戦突破ですか?

蓬田: そうですね、突破したいです。喜劇研究会は突破してる人多いんで……。

葭本: 1回くらいは突破したい。アマチュアは突破が難しいのに喜劇(研究会のメンバー)がみんな突破していくから、感覚がバグってくるよな?

蓬田: めっちゃ難しいのにな。ほんまにすごいよな。

葭本: 「学生芸人の大会でメジャータイトルを獲る」っていうひとつの目標は達成できたので、もうひとつの『M-1』、1回戦突破という目標に向けて頑張りたいです。

ネタ中のベグBOG

――『キングオブコント』は出られたんですか?

葭本: 出ました。

蓬田: とんでもないコントをやってしまった(笑)。

葭本: なんのネタやったっけ?

蓬田: 博士が死んだ息子のアンドロイド作るっていう設定で、頭だけ布で隠した状態で「リアルな人間ができた!」って言って。で、布取ったら一番大事な顔が機械すぎるっていうネタです。しっかり落ちたね(笑)。

葭本: 落ちた落ちた、ウケ0で(笑)。

蓬田: ネタ合わせであんなにキャッキャしてたのにな。僕ら、ネタ合わせ中に二人で一番笑った内容が一番ダメやった、とかが多いんですよね。でもその部分をネタに入れる。

葭本: それをネタに入れられるのが学生芸人の良さかな。

蓬田: たしかに。売れる必要がないから、やりたいことができるっていうのは結構良かったかもしれないです。

葭本: いくら滑っても良いもんな。

蓬田: 死ぬわけじゃないから(笑)。

伝統も面白くなるためのステップ

――最後に、『YOAKEMAE』リスナーやこの記事を読んでいる方に伝えたいことはありますか?

蓬田: 学生芸人の活動は、やっぱりめっちゃ楽しいです。普通の学生じゃできないような経験もできます。尊敬できる先輩、同期、面白い後輩もいて、すごくいい環境なので興味がある方は是非来てみてほしいです。インカレなので誰でも入れますし。

葭本: (喜劇研究会の)伝統に関しても、それをやった上で面白くなれる環境が整ってると思います。だから、放送を聞いて入ろうかなって迷ってる1年生、高校生がいたら伝統も面白くなるためだと思って受け入れてほしい。

蓬田: たしかにね。『BO(放送を参照)』のおかげで出来たこともあると思うし(笑)。でも強制じゃないですからね! これは言っとかんとね、時代的にもね(笑)。

葭本: 普段のライブは同志社の学生だけじゃなく、他大学の学生や一般の方も観れるので、興味を持っていただけたら、コロナ明けに是非来てください。

蓬田: 関東の方にも動画やライブ配信をたくさん観てほしいです!

取材 文:くきまりこ 、写真/編集:堀越 愛

PROFILE

<ベグBOG>
同志社大学「喜劇研究会」所属。

左:蓬田 泰生 / 右:葭本 有悠史

『YOAKEMAE』ベグBOG 出演回

同志社大学「喜劇研究会」情報

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