【YOAKEMAE芸人】~file.7 アバンチュール~ 「期限付き」だからこそ全力で!コンビで挑む、残り2年

『さらば青春の光 東ブクロの学生芸人YOAKEMAE』(ラジオ関西)、6月7日放送のゲストは「アバンチュール」。専修大学の落語研究会「お笑い企画STRIP GUN CLUB」に所属する、現役学生芸人です。収録直後の二人に、お話を聞きました。

アバンチュール(左:濱田 剛、右:平澤 真睦)

余りモノからの下剋上!

――収録お疲れ様でした!今の感想を教えてください。

平澤 真睦(以下、平澤): ネタ合わせの段階で珍しく相方が飛ばしちゃって、今日の収録はやばいぞと思いました。相方は、普段は本当に飛ばさなくて。飛ばすとしたら僕の方なんですよ。

濱田 剛(以下、濱田): 電波に乗ってネタをするのが初めてだったので、さすがに緊張しましたね。昨日も、2人で2~3時間くらい打ち合わせしました。

平澤: 単純に目の前に東ブクロさんがいることも、めちゃくちゃ興奮しました。

濱田: 舞台上でプロの芸人さんと「演者同士」でお会いすることはありましたけど、今回は「ゲスト」ですし。

平澤: マジでそうですね。(ラジオはトークが大事なので)ネタでごまかせないので。

――東ブクロさんとお話しされてみて、いかがでしたか?

濱田: 事務所を辞めて(自分たちの会社を)立ち上げたりとか、芸人として異端じゃないですか。だから東ブクロさんには尖っている印象を持ってたので「まだまだお笑いを知らない、ぺーぺーの学生芸人の相手をしてくれるのかな」と思っていました。でも、喋ったら全然そんな感じは無かったです。

――あったかい雰囲気の収録でしたよね。用意してきたことは全部やりきれましたか?

平澤: そうですね、大体できました。すごい気持ちよく話せて、普段濱田と家で話してるみたいな感じで。「これ以上言ったらやばいな」って思いながら話してました。あと2分長かったら、ボロ出てました(笑)。

――この番組のことはご存知でしたか?

平澤: スタートしたことは知っていたので、呼ばれたいなーって思ってました。

アバンチュールのネタを見守る東ブクロ

――依頼が来たときは、どう思いましたか?

平澤: 「やった!出れる!」ってめちゃくちゃテンション上がりました!

濱田: 名指しで呼んでもらったので「4年間頑張ってきて良かったな」と思いました。サークルに入ったときは全然お笑いを知らなくて、ずっと先輩に「つまらない」と言われていたので。

平澤: もともと、余りモノ同士で組んだコンビなんです。同期に対しても、劣等感があったので、初めは部室に入れなかったですね。

濱田: だからこそ、こうやって呼んでもらえて、ちょっと報われたかなと思えます。

劣等感に悩んだ1年目

――1年生の頃は、どんなネタをやっていたんですか?

平澤: 最初から、でかい声は出してました。でもサンドウィッチマンさんを意識してて……だいぶ粗いサンドウィッチマンさんみたいな感じでした。

濱田: 私は高校のときも催し物で漫才をやってたんですよ。友達がステージに立っていたら、笑ってくれるじゃないですか。だから勘違いして、「俺の書くネタは面白い」と思っちゃって。でも(大学の)先輩に見せると「つまらない」って言われて……いざ(舞台で)やってみると、本当にドンズべリして面白くない。最初の方は、ただただ辛かったですね。

平澤: 当時は今よりも劣等感が酷かったんですよ。同期は早めに売れたというか、日の目を浴びたりしてたし……。(相方を)うまく扱えないのが悔しいし、申し訳ないって。

濱田: 私も最初の頃は坊主じゃなくて、調子乗って茶髪とかにしてましたね。

平澤: 「汚いキムタク」って言ってね。

濱田: 1年の終わりくらいで、ちょっとウケたくだりがあったんですよ。少し不謹慎なことを言ってウケるっていう。ウケたくだりを(2年生の)夏の「大学芸会」で全部集めて出したら、すごいウケて。僕すごい泣いちゃったんですよ(笑)。平澤ちゃんは、横で「こいつ泣いてる」って爆笑してたけど。

※お笑いサークル連盟が企画・運営している大学お笑いの全国大会

平澤: 自分の中では「ラッキー!行けた!」くらいの感覚だったので。

濱田: 私はほんとに辛かったんだから〜(笑)。

終わりがあるからこそ、悔いのないように

――収録では、濱田さんは芸人を目指さないと言っていましたね。

平澤: その大学芸会が終わって、僕が芸人を意識し始めた頃に、濱田が「芸人にはならない」って言ったんですよ。

濱田: 芸会の後、集会として先輩の家に行ったんですよ。もともと、父親から大学受験の段階で、家業を継ぐために経営を学んで三重県に帰ってくるように言われていたんです。電話しても、「芸人になるなんて言わへんよね」ってけっこう言われるし。先輩の家で「家業があるから私はプロにはなれない」って話して、お互い思いをぶつけ合って号泣しましたね。2人が泣いてる中、「そんなことで泣くなよ」って先輩が言ってたんですけど、背中を向けながら鼻すすってましたね(笑)。

平澤: 逆に残り2年しかないので、全力で向き合うようになりました。

――帰省したとき、ご両親とお話したりはしないんですか?

平澤: 聞くと、親と喧嘩したって泣いてて。「くそー、芸人になりてぇよー!」って。

濱田: 学生芸人って本当に楽しくて。ここにいすぎたせいで、地元の子がつまんないって思っちゃうんですよね(笑)。

平澤: そんなことないと思うんですけどね。

濱田: LINEで小ボケを挟んでもツッコんでくれないな~とか。このまま地元に帰ったら、俺終わっちゃうんじゃないかって……。でも、大人になったら慣れるのかな。

平澤: だから、僕は卒業して何年か後に再会したとき、濱田が普通のおじさんになってたらどうしようって思います。

――再会したら、きっと二人のノリを思い出しますよ。

濱田: そうだな、変わんないですよね。

平澤: 溜まってた分、ボケ倒してね。

――収録では、東ブクロさんも濱田さんがプロにならないことを残念がっていましたね。少しでもお笑いと関わっていくことは考えていますか?

濱田: そうですね。経営を学んでるということもあるし、学生芸人の事務所を立ち上げたいんですよね。

平澤: 僕は行かないですけどね。

濱田: 来いよ(笑)!!!

お笑いに興味がある学生は「STRIP GUN CLUB」へ!

――平澤さんはどうして、プロを志すようになったんですか?

平澤: 芸人になりたいと思った頃、人生初バイトを始めたんですけど、仕事がとにかくできないし、少しでも怒られたら家で泣いちゃって。こんなの何十年も働けないと思って、逃げとして芸人を志望しましたね。

――ご家族は、芸人になることを反対しませんでしたか?

平澤: 両親にも去年に芸人になるって伝えて。もともと実家が、バラエティー番組を絶対に観せないっていう家だったので、親はどっちも芸人嫌いだと思ってたんですよ。だから、親に報告するのがほんと怖くて、泣きそうになりながら報告したら、お父さんは「いいんちゃう」、お母さんは泣きながら「あなたがやりたいことを見つけてよかった」って言われて、「何に怯えていたんだろう」と思いましたね。

濱田: 1年くらいは「いつ報告しようか」って悩んでいましたね。

平澤: 電話した1時間半の間に煙草20本も吸ってしまいましたね(笑)。「大学まで行かしてもらって申し訳ない。死ぬ前には帰るから」って。

濱田: 芸人なっても、怒られないってわけじゃないからね。巨人師匠に怒られたらたまらんぞ。

収録の様子

――今注目している学生芸人はいますか?

平澤: AKIRA(東洋大学落語研究会)が面白いですね。AKIRAは同期のピンだと1番面白いんじゃないかと思いますね。

濱田: 「法政大学お笑いサークルHOS」は、サークルとして芸の幅が広くて、ピンネタ、コント、漫才どれも面白いですね。特に、「現代仏具」が面白いですね。

――最後に、『YOAKEMAE』リスナーやこの記事を読んでいる方にメッセージはありますか?

濱田: 「STRIP GUN CLUB」は歴史が短く、やっとここ何年かで認知してもらえるようになりました。それでも「お笑い工房LUDO(早稲田大学)」や「お笑い道場O-keis(慶應義塾大学)」に比べたら、全然敵わない。なので、今後興味ある人は、歓迎するので是非「STRIP GUN CLUB」へ!

平澤: このラジオ聞いて入部する子には、尖るのだけは止めてほしいですね(笑)。

取材 文・写真:なかじまそうたろう、編集・写真:堀越 愛

PROFILE

<アバンチュール>
専修大学 落語研究会「お笑い企画STRIP GUN CLUB」所属

左:濱田 剛、右:平澤 真睦


『YOAKEMAE』アバンチュール 出演回

「お笑い企画STRIP GUN CLUB」情報

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