【YOAKEMAE芸人】~file.9 フランジェリコ~ あと1年!期限付きコンビの「コント」熱に注目

『さらば青春の光 東ブクロの学生芸人YOAKEMAE』(ラジオ関西)、6月20日放送のゲストは「フランジェリコ」。早稲田大学お笑い工房LUDOに所属する、現役学生芸人です。収録直後の二人に、お話を聞きました。

フランジェリコ(左:栗山 浩樹、右:安部 旭紘)

先輩がテレビで活躍しているとワクワクする

――お疲れ様でした。収録はいかがでしたか?

安部 旭紘(以下、安部): 楽しかったです。あっという間に終わったなって。率直に。

栗山 浩樹(以下、栗山): だいぶ緊張してたんですけど、東ブクロさんのリードもあったし、相方の安部も喋ってくれてとても助かりました。

――今日の手応えは、ズバリ何点ぐらいですか?

安部・栗山: (笑)。

安部: 50点ですね。

――その理由は?

安部: 僕はタレコミのところが全く予想してなかったので、何喋ってたのかあんまり覚えてないですね。

※番組中、身内からのタレコミがサプライズで発表された

――栗山さんはいかがですか?

栗山: 100点です。

安部: すごっ。

栗山: 素人なのでね、無事終えられただけでも十分かなと思います。乗り切れて楽しかったです。

――このラジオのことはご存知でしたか?

安部: はい。

栗山: 初回から聴いてます。

――出演のオファーが来たときはどんな心境でしたか?

安部: びっくりと、誰が推してくれたんだろうというのがまず気になりました。でも嬉しかったです。

栗山: そうっすね、嬉しかったです(笑)。呼ばれたいとは思っていたんで、なんとか自分の出番が回ってきてよかったです。

――最近「学生芸人ブーム」ですけど、実際に学生芸人として活動している中で肌感覚としてはいかがですか?

安部: ブーム自体を特に感じているわけじゃないですけど、知っている人がテレビで活躍されている姿を見ると「これからどんどん学生出身の人が増えていくんだろうな」ってワクワクしています。例えば、僕が1年生のときの4年生であるゼンモンキーの荻野さんとか。

栗山: この前『アメトーーク!』(6月10日放送/大学お笑いサークル芸人)で学生芸人が特集されたり、LUDOの人数が過去最多の300人超えになったいうのもあって、どんどん学生お笑い自体が大きくなっているというか……ブームみたいなのはあるんだと思います。

収録中の様子

――このラジオのMCは東ブクロさんですけど、実際にお会いしてみてどうでしたか?

安部: そうですね。すごい気さくというか、めちゃくちゃ優しくリードしてくださって、楽しく終えられたのは完全に東ブクロさんのおかげなのだと思います。もう一回、どっかでお会いしたいなと思います。

栗山: 僕も、『キングオブコント』でずっと観てたし、ラジオででもずっと聴いてきた存在なので、会えて「本物だ」って思いました。

原点は「コント」

――ここからはルーツに関わる話なんですけど、お二人がお笑いを始めたきっかけはなんですか?

安部: 僕は小学校6年生のときに、クラスの出し物でお笑いをやったことがあるんです。それで、ネタ作ってやった経験が頭の中にずっとあって。大学入ってサークル選ぶときに、「やってみようかな」と思ってLUDOに入りました。

栗山: お笑いを始めたきっかけは……物心ついたときからずっとお笑いを観てたんですけど、決定的に自分が「やろう」ってなったのは『キングオブコント』の決勝をテレビで観ていて、生き様とか大会に懸ける姿勢を見てカッコいいなと思ったからです。それで自分も「やってみよう」と思いました。

――お二人が影響を受けたお笑い芸人さんや番組はありますか?

安部: 僕はダウンタウンさんがずっと好きで、中学生のときは違法アップロードですけど、YouTubeに上がっている『ダウンタウンのごっつええ感じ』とかをひたすら何周も観てましたね。

栗山: 僕はゾフィーさんですかね。コントが面白いっていうのは勿論なんですけど、「コント村」っていうユニットを立ち上げてコントを盛り上げていこうという、その姿勢というか。「コントが好きなんだ」というのを世の中に押し出していこうとする人達じゃないですか。その姿勢が好きというか、僕もいつか「コント村」に入れて欲しいなって(笑)。コントを布教しているというか、コントへの愛が伝わるので僕は好きですね。

東ブクロの前でネタを披露するフランジェリコ

――お二人がコンビを組んだきっかけは?

安部: 1年生の学園祭でコントをやってみたいと思ったときに、一番面白いコントをしてるなと思ったのが、同期の栗山だったんです。それで声掛けたのが最初ですね。僕はそれまで漫才しかやったことが無くて。

――栗山さんはこのときどう思ったんですか?

栗山: 関西弁のツッコミが声かけてきたんで(笑)。「やるか」ってなりましたね(笑)。

――今まで大学生活でお笑いをやってきた、メリット・デメリットを教えてください。

安部: そうですね。お笑いをやるメリットは、ライブでウケたときが楽しいっていうのは勿論なんですけど、ネタ合わせからすでに楽しいです。あとはこうして東ブクロさんにお会いできたのもお笑いをやっていたおかげですし。『ガチプロ』(学生お笑いの大会)ではプロの芸人さんが審査してくれるんですけど、その後で芸人さんがTwitterで呟いてくださったという経験ができたのは嬉しかったことですね。デメリットはやっぱり、めちゃくちゃ時間をかけなきゃいけない。大会前とかになったら、ほぼすべての時間をお笑いにかけなければいけないので。そういうところが嫌な人にとっては、デメリットが大きいのかなと思います。

栗山: 高校の頃は(お笑いについて)しゃべれる人がいないって感じだったんですけど、こういうコミュニティがあると、「ラジオ聴いた?」とか、「この前〇〇の単独ライブ観に行った」とか、そういうお笑いの話をできる人がたくさんいるので。芸人じゃなくスタッフで入っても、話せる人がいるだけで楽しいのはメリットですね。

安部: 特にLUDOは数が多いんで、好きなものの共通点がある人はいっぱい見つけられるかなと思います。

栗山: デメリットは、スベったら辛いですね(笑)。

安部: 単純に(笑)。

栗山: 例えば、運動系のサークルだったら週に2回運動すれば終わると思うんですけど、お笑いサークルは週1回の活動のために、なんでもない日もネタ作ったりとか。ずっとなにかに追われている感じはありますね。僕なんかは考え込むタイプなので、ネタ書くのがしんどいって思うときはありますね。その分ウケたときは嬉しいです。

大会は「もっとイケた」

――昨年お二人が出場した『ガチプロ2020』では、4位という成績でしたね。

栗山: 4位かあ……。嬉しいは嬉しいんですけど。振り返ってみると準決勝は結構高得点で、一位通過だったんですよ。決勝が準決勝よりも自信のないネタで、それで4位だったので……「逆にしていれば優勝したかもな」って。ほんとに結果論なんですけど。そういう悔しさもあります。まあでも、4位でも十分だと思います。楽しかったです。

――『ワタナベお笑いNO.1決定戦2021』も準決勝に進出しましたが、こちらはいかがでしたか?

安部: まさかプロの芸人さんに見てもらえるとは思ってなかったんで、めちゃくちゃ楽しかったです。

栗山: 今までのLUDOの活動と違って、なんでしょう……プロの方々の挨拶とか、スタッフの方々とか芸人さんたちの雰囲気が結構ピリピリしてるところがあって。「これがプロの世界か」と思いましたね。「生ヌルいとこでやってんだな」って。そういう意味でもいい経験ができたと思います。

LUDOはライバルというより「仲間」

――たくさんのお笑いサークルがある中で、LUDOに入る決め手はなんだったんですか?

安部: 僕は授業の関係で、自分の大学のお笑いサークルに入れなかったんです。なので、Twitterで調べましたね。新歓ライブを観に行ったんです。LUDOだけでなく、POP3、寄席研っていうサークルの合同新歓ライブで、大トリで「ザザ」っていうコンビがコントをやってて。その「ザザ」っていうのが、今「ゼンモンキー」の荻野さん、「ゴヤ」のやまじさんで、そのときやったネタが衝撃的で面白くて。絶対入ろうって思いました。

栗山: 僕は高校生のときからプロの芸人さんに憧れてました。ただ高卒で養成所に行って「自分は才能ないんだな」って気付くとお金がもったいないし、普通に大学は卒業しておきたいっていうのはあったんです。お笑いサークルで自分がどれくらいの実力なのかチャレンジしようと思って、一番大きいLUDOに入りました。

収録中の様子

――以前『YOAKEMAE』に、同じサークルの同期・びんかんマチムスメが来てくれました。彼らはお二人にとってはどういう存在ですか。

部・栗山: (笑)。

安部: ライバルでもあり、仲間でもあり……ってカッコよく言えばそんな感じです。僕はびんかんマチムスメの蒲とコンビを組んで漫才をやっていたりもしたので、やっぱり仲間っていう意識の方が大きいかもしれないですね。

栗山: 僕はライバルという意識はあんまりないんですけど、普通に面白い(笑)。新ネタを観るのを毎回楽しみにしてます。びんかんはびんかんで、うちもうちで。一緒に頑張っていけたらなって思います。

安部: なんかずるいなあ~(笑)。

「自分たちのお笑いを追求したい」

――意識している学生芸人さんはいますか?

安部: 僕は特定の誰々というのはなくって、自分たちのパフォーマンスがどれだけいい結果を出せるかっていうのしかあんまり考えてないですね。

栗山: 僕はコントにこだわってやってるので、コントをやってる他大の奴らには負けたくないな、っていう思いがありますね。

――学生芸人をやってきて、一番の思い出はなんですか?

安部: 去年の12月、『ガチプロ』に出たときにフランスピアノのなかがわさんがMCをやられていたんですけど、その場で結構褒めていただいて。で、年明けにワタナベの大会に出たとき準決勝進出者のところに「フランジェリコ」っていう名前があったときに、なかがわさんが引用ツイートしてくださって。それでさらにGパンパンダの一平さんも反応していて………あの画面を見たときに一番興奮しましたね。

栗山: 僕が1番嬉しかったのは、大学お笑い界隈だけではなく中高の友人から「面白かった」と感想をいただいたときですね。ワタナベの大会で準決勝に行ったとき、上位のネタが「AbemaTV」に上がったんです。お笑いに関心が無い人達も観てくれて連絡をいただいたので、嬉しかったですね。

それぞれの道へ

――現在4年生ということで。お二人の進路は固まってますか?

安部: 僕は就職したいと思ってます。

栗山: 僕はお笑いを続けようかなって思ってます。

――それぞれの進路が別になるんですね。今後、お笑いサークルでの活動をどう活かしていけると思いますか?

安部: うーん、そうですね。僕は一般企業に就職したいと思ってるんです。お笑いサークルには本当にいろんな人がいるので、そういう人たちと仲良くすることの楽しさを知ってるし視野が広がったので、社会人になってもいろんな人と交流して働けたら楽しいだろうなと思います。

栗山: 僕は養成所とかプロに飛び込む前にネタのストックをするとか、準備期間的な感じで有効活用できたらと思います。

――学生芸人としての目標はありますか?

安部: 夏の『大学芸会』、冬の『NOROSHI』っていう大きな大会があるんですけど、そこで決勝に行きたいです。

栗山: 僕は大学お笑いの大会はもちろん勝ち進みたいですけど、一応『キングオブコント』もエントリーしてあるので、なんとか一回戦通ればいいなと。

安部: 『NOROSHI』とか『芸会』は去年中止になっちゃってるんで、コロナ禍でもなんとか開催できてそこで結果を残せたらなと思います。

栗山: とにかくたくさんコントを作ることですね。エントリーライブとかもちょくちょく出たり、最近は外のライブとかにも呼んでもらえたので、いろんなところでネタを試して自分を追い込んでいけたらと思います。とにかくスベった分だけ強くなれると思ってるんで。

――最後に、読者とリスナーに向けてメッセージをお願いします!

安部: このコンビはあと一年弱しかないですけど、せっかくこの機会で知ってもらえたので、ちょっとでも多くの人に観てもらえたらと思います。頑張るので見ていてほしいなと思います。

栗山: 相方がよくジャルジャルの福徳さんに似ていると言われるので、そこだけでも楽しんでもらえたら、と思います。

取材 文・写真:カトウケイタ
編集 堀越 愛

PROFILE

<フランジェリコ>
早稲田大学お笑い工房LUDO 所属

左:栗山 浩樹、右:安部 旭紘

『YOAKEMAE』フランジェリコ 出演回

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