【YOAKEMAE芸人】~file.11 ユラー~ 法政HOS×中大落研のコンビ「目標は決勝進出」

『さらば青春の光 東ブクロの学生芸人YOAKEMAE』(ラジオ関西)、8月8日放送のゲストは「ユラー」。メンバーは、法政大学お笑いサークルHOSと中央大学落語研究会に所属する二人。サークルを越えてコンビを組んでいる、現役の学生芸人です。収録直後の二人に、お話を聞きました。

ユラー(左:高瀬雅之、右:荒木佑一朗)

超一流学生芸人みたい

――収録はいかがでしたか?

高瀬雅之(以下、高瀬): あっという間でした。本当に、東ブクロさんが話しやすかったです。

――緊張はしましたか?

高瀬: 緊張しました。でも東ブクロさんが良いタイミングで笑ってくださるので、思いっきり話せました。

荒木佑一朗(以下、荒木): 僕はそんなに緊張しなかったです。リラックスして話すことができました。

ネタ中の様子

――収録では、準備してきたことはすべて出し切れましたか?

荒木: 予定通りいかなかったこともあるんですけど、予定外で良い方向に進んだかなと思います。「あ、こういうふうに面白くなるんだ」っていうのが印象的でした。

高瀬: コンビの関係性はフラットだと思ってたんですけど、今日は僕が荒木にヘコヘコしてるみたいな感じになって(笑)。面白いなと思いました。

――いつもとは違う感じだったんですね。

高瀬: そうですね。

――オファーがきたときは、どのような心境でしたか?

荒木: まず、メールのフォルダを見てびっくりしました。これはチャンスだなと思いました。

――高瀬さんはいかがでしたか?

高瀬: そうですね、『YOAKEMAE』って超一流学生芸人が出ている印象があるので、そこと一緒に出れるのかと。学生芸人として認められたみたいで嬉しかったです。

ユラーのネタを見守る東ブクロ

面白い人が一番かっこいい

――現在、高瀬さんは法政大学「お笑いサークルHOS」、荒木さんは中央大学「落語研究会」に入っているそうですね。まず、HOSはどんな特徴がありますか?

高瀬: 僕らHOSは、お笑いしかしていないサークルですかね。サークル内で切磋琢磨してみんなで強くなっていこうっていうサークルです。

――中央大学の落研はいかがですか?

荒木: 中大の落研は、ほとんど落語しかやってなくて、お笑いをやっている人は数えるくらいしかないというサークルですね。とはいえ「落語で結果を出すんだ!」っていう人ばかりではなく、「楽しく落語をしたい」っていう人もいて。結構和やかな感じだと思います。

高瀬: 僕は「サークル内のみんなで面白くなろうぜ、大会出て結果出そうぜ!」っていう感じなので、真逆ですね。HOSは先輩がそういう感じだったので、それが今も受け継がれてます。

――お二人が大学でお笑いを始めたのはなぜですか?

高瀬: 憧れの芸人さんがいたわけではなかったんですけど、ずっと「面白い人が一番かっこいいな」って思ってたんです。そこに自分が近付くためにはどうしたら良いかって考えたとき、大学でお笑いサークルに入ってみようと思って。それで入部しました。

荒木: 子供の頃に『爆笑レッドカーペット』などを観ていて、昔からお笑いが好きでした。なので、大学に入ったらそういうことができたらいいかな、となんとなく思っていたんです。落語研究会に入ったとき、二つ上の先輩で中央大学の落語研究会に入りながら帝京大学のお笑いサークルに入っていた方がいて結果を出していたので、その人をきっかけに学生お笑いの楽しさを知り始めたっていうのあるかもしれないですね。

収録中の様子

――お二人が気になっている学生芸人はいますか?

高瀬: 「玉彦のサンバ」っていう、HOS4年のピン芸人です。ざっくり言うと、変顔だけで上り詰めている人です(笑)。一昨年、“顔をコードで縛られる”っていうネタで『学生R-1』を優勝してしまったという……。コードを巻きつけてゆっくり萎んでいくっていうそれだけなんですけど、パワーがすごくて(笑)。

荒木: 僕は、HOSの3年生で「炎天下」っていうトリオですね。とにかくパワーがすごいです。ずっと叫び倒して、なにやってるんだろうって思うくらいばかばかしい漫才なんですけど、すごくはまっちゃって。最近投票式のライブで頭角を現してきているので、今年は結果を出すんじゃないかなって思ってます。トリオの内の1人が4年生で今年ラストイヤーなので、それも含めて注目している学生芸人です。

目指すは『大学芸会』優勝!

――荒木さんは「葱仮面」としてピンでも活動をされていますが、コンビとピンでネタを書くときの違いはありますか?

荒木: ピンの場合は、思いついたことを何でもやっちゃえと自由にやってます。コンビの場合はお互いのこともありますし、ちゃんと結果出そうと思いながらネタを作っています。その分労力がかかるので大変ではあるのですが、そっちはそっちの楽しみがあるのかなと思います。

ピンネタを披露する葱仮面(荒木)

――お二人が、ここだけは他の学生芸人に負けないぞという点はありますか?

荒木: 動きや声は自分たちの強みだから、活かしていこうというのは二人で話しています。あとはコントなので、演技力は大事にしています。

――お二人は現在大学4年生ですが、あと半年の学生生活で達成したい目標はありますか?

荒木: 夏にある『大学芸会』という学生お笑いの大会で決勝に行きたいですね。まだコンビで結果を出したことがないので、やっぱり最後の年に優勝したいなと思ってます。

――お二人は、今後プロとして活動される予定はありますか?

荒木: 卒業してすぐ養成所に入ってプロになりますというより、ラランドさんみたいに就職しつつお笑いの活動もできたらなと思っています。やっぱりお笑いだけでやっていくにはちょっと踏ん切りがつかないところもあるので、うまい具合のバランスでできたらなという感じです。

高瀬: 本音はそのままプロとして活動したいですね。

荒木: それができたらそんな幸せなことはないですよね。

――最後に、学生芸人を目指している方に向けて一言お願いします。

高瀬: 足を踏み入れるハードルは低いと思うので、興味がある人は入ってみても良いと思います。大学生じゃないとできない自由なネタができるし、自分が面白いと思うことができるので。思いのほか楽しいので、軽く入っちゃっても良いと思います!

取材 まつばづえ
編集 宮下 若葉堀越 愛

PROFILE

<ユラー>

左:高瀬雅之(法政大学お笑いサークルHOS所属)
右:荒木佑一朗(中央大学落語研究会所属)

ユラ― ネタ

葱仮面 ネタ

『YOAKEMAE』ユラー 出演回

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