【YOAKEMAE 芸人】〜file.22もぐら大戦争〜 目標は大会優勝!恋愛以外の真面目なお笑い話

『さらば青春の光 東ブクロの学生芸人YOAKEMAE』(ラジオ関西)、11月14日放送のゲストは「もぐら大戦争」。青山学院大学ナショグルお笑い愛好会に所属し、学生芸人が週替わりでパーソナリティを務める『HIKIGANE ラジオ』でパーソナリティも務めた現役の学生芸人です。収録では恋バナの話が多くなってしまったお二人に、学生お笑いについてたくさんお話を聞きました。

もぐら大戦争(左:バクダン、右:加藤大戦争)

「相方にもっとお笑いの話をさせてあげたかった」

――収録はいかがでしたか?

バクダン: 緊張していて、全然上手く喋れなかったです。『キングオブコント』に出ていた東ブクロさんが目の前に来たときに、めちゃめちゃ冷や汗をかいてしまいました(笑)。もっと上手く喋れたら良かったです。

加藤大戦争: 僕はいろいろと話せたので、楽しかったですね。いろいろとお聞きしたいことも、言いたいことも言えたので(笑)。

――出演依頼が来たときはどういう心境でしたか?

バクダン: そうですね。(YOAKEMAEを)YouTubeなどで聴いたりしていたので、「ついに来たな」という感じでした。

加藤大戦争: 僕は相方から(出演についての)LINEが送られてきて、あまりSNSを見る方ではないので、何のことかいまいち分からなくて(笑)。「まあ……」って感じで、今日番組に来た感じですね。

バクダン: 何のことか分からなくてって(笑)。

加藤大戦争: でも、めちゃくちゃ楽しかったです。

――収録で話せなかったことはありますか?

バクダン: やっぱり(さらば青春の光の)ネタのこととか聞きたかったですね。

加藤大戦争: 申し訳ない。

バクダン: ネタ合わせの感じとか、聞きたかったですね。

――加藤さんは聞きたいことは全部聞けましたか?

加藤大戦争: モテるためにどうしたら良いのかを、もうちょっと聞きたかったです。でも、相方にもっとお笑いの話をさせてあげたかったですね。申し訳なさもやっぱりありますね(笑)。

収録中の様子

サークルに入った理由は、「めちゃくちゃ可愛い人がいた」

――お二人がお笑いを好きになったきっかけは何ですか?

バクダン: 僕は、兄も学生お笑いをやっていたので、兄の影響で好きになりましたね。あと、『M-1』をけっこう昔から観ていました。『M-1グランプリ』がすごい好きです。

加藤大戦争: 僕は昔からめちゃくちゃお笑いに興味があったわけではなくて、大学でお笑いサークルに入ってから、だんだんと興味を持ってきました。どちらかというと(大学に入る前は)ずっと部活に打ち込んでいたので。

――お笑いサークルに入ろうと思ったきっかけは何でしたか?

加藤大戦争: 入学式のときに(ナショグルの)ビラをもらって、そのビラに広瀬すずに似ためちゃくちゃ可愛い人がいて、その写真でその人のパンツがちょっと見えていたんですよ(笑)。新歓に行けば会えるのかなあと思って、行ってみたら、その人はもう引退してました(笑)。でも、もう新歓に来ちゃったから、まあ入るかって思って、入りました。でも、今は結果的に楽しくできてる感じです。

バクダン: 僕は兄を見て(お笑いを)やってみたいってなりましたね。

加藤大戦争: あと、(サークルに入る前は)そもそも大学お笑いというのを知らなくて。大学の中でやっている内輪の雰囲気かなって思っていて、大きい大会もあるのを知らないぐらいでした。

ネタは「自分たちが腹抱えるぐらいアホなことをしよう」

――相方の第一印象を教えてください。

バクダン: お互いに「喋らないやつがいるな」と思ってましたね(笑)。

加藤大戦争: (バクダンが)1番喋らない。

バクダン: お互いにそうでしたね。

加藤大戦争: たまたま席が隣になって、喋らないやつがいるなって思ってました。「LINE交換しよう」って言ったのは自分です。だから、こっち(バクダン)の方が喋らないです(笑)。

バクダン: いや、俺の方が喋ってるって。

――もぐら大戦争の他にコンビを組んだりしているんですか?

バクダン: 僕は、いくつか組んでたりもしてましたね。でも、ずっと続いているのはもぐら大戦争だけ。

加藤大戦争: 最初にバクダンと組みました。そのとき、僕はあんまりお笑いに詳しくなかったので、バクダンに「お前はもっとお笑いを知ってほしい」、「お笑いをもっと学んでほしい」って言われて。もう一人、別の子と組みました。今も学内のライブとかで(ネタを)やったりしてます。

バクダン: 俺が(他の子と)組ましたみたいになってる(笑)。覚えてないけどな。

――お二人がコンビを組んだきっかけは何ですか?

加藤大戦争: 急に(バクダンに)「相方いる?」って聞かれて。「いない」って答えたら「組もう」って言われたので、「いいよ」って言いました。

バクダン: 俺から誘ったみたいになってるけど、俺は鮮明に覚えてるよ。

加藤大戦争: 言っていいよ。

バクダン: LINEを交換して、「ピンでやるつもり?」「コンビとか組まないの?」っていうメッセージが(加藤大戦争から)来たので、「相方いる?」って僕から聞いたら、コンビを組むことになりました。だから、誘ったのはそっちからだよね?

加藤大戦争: いやいや、お前からだよ。コンビ組みたかったのはそっちだから(笑)。

ネタ中のもぐら大戦争

――コンビを組んだ初期のネタは、今とは違っているんですか?

バクダン: だいぶ違いますね。最初は、加藤大戦争が「サンドウィッチマンみたいなネタがしたい」って言ったので、コント漫才みたいなネタをしていました。でもあんまりウケなくて、「なんか違うな」って思ったんですよ。それで「自分たちが腹抱えて笑えるぐらいめちゃくちゃアホなことをしよう」って思って、やってみたらめちゃくちゃウケたので「自分たちが面白いと思うことをやるのがいいのかな」って思って。それで今のネタをやるようになりました。

加藤大戦争: 何より、僕がセリフとかを覚えるのが苦手なので……簡単に笑いが取れる、ふざけたネタが僕的にはやりやすくて助かってます(笑)。

バクダン: 難しいですね(笑)。

「ナショグル」はお笑いを知らなくても楽しめる

――ナショグルは他のお笑いサークルと比べて、どういう雰囲気ですか?

バクダン: アホな人が多い(笑)。

加藤大戦争: 良い意味で、「真剣にお笑いをしなくてもいい」みたいな感じですかね。勝手なイメージですけど、他のお笑いサークルは「お笑いを頑張っている人がすごい」みたいな感じですけど、ナショグルはみんな仲良くて、別に尖った人もいないなと思います。みんなで仲良くやらせていただいてます。

――アットホームな雰囲気なんですね?

加藤大戦争: はい。

――ナショグルのおすすめしたいところはどこですか?

加藤大戦争: お笑いサークルっていうとお笑いをガチでやる人が集まっているイメージがあるかもしれないんですけど、僕もそうですけど全然そうでもないです。なので、全く未経験でも、何も知らない人でも楽しめるし、馴染めるし、お笑いも頑張れるようなサークルです。

――現在プロで活躍している卒業生との関わりはあるんですか?

バクダン: 代が重なってないと、あんまり関わる機会がないんですよね。でも、今NSC(吉本興業の養成所)に通ってる「マイファザー」っていうコンビはお世話になってますね。

※NSC東京27期生

加藤大戦争: 僕も「マイファザー」の方と(バクダンと)一緒に会ったりしますね。

――お二人の中で気になっている学生芸人はどなたですか?

バクダン: これまで見てきた学生芸人の中で1番笑ったネタがHOS(法政大学お笑いサークル)の、今はもう解散されちゃったんですけど、「バイザウェイ」っていうコンビの「小説家」っていうネタです。今まで見てきた学生お笑い史上、1番笑いましたね。

加藤大戦争: 僕はナショグルの1年生で、「ナボレトニ」というコンビが面白いなって思いました。1年生なのにすごい堂々としていて、上手いし、ネタもめっちゃ面白かったです。

――ナショグルでおすすめしたい学生芸人さんは他にいらっしゃいますか?

バクダン: 先輩なんですけど、『大学芸会』の決勝にも出場している「うなぎ.com」と「クッパジャンユッケ」というトリオ。漫才だと「魚人島」っていうコンビですね。やっぱり先輩方はすごいなと思います。

※『大学芸会2021』で決勝に進出

大会で優勝したい

――卒業後、芸人になるか、就職するかは決めていますか?

加藤大戦争: 僕はどっちかというとセンスとかなくて、自分では(芸人が)向いてないかなって思ってます。でも、相方には(芸人に)なってほしいですね。バクダンありきの僕なので、僕なんかよりももっとやる気があって、もっと面白いやつと組んで、頑張ってほしいですね。

バクダン: いや、(加藤)大戦争ありきの僕ですから(笑)。ばっちりハマってますよ(笑)。

加藤大戦争: 本当に良い相方です。頑張ってほしい。

――バクダンさんは、進路は考え中って感じですか?

バクダン: そうですね。僕はのんきに生きているので、将来のことはまだ深く考えてないですね。

――就職したとしても、芸人を続けたいという気持ちはありますか?

バクダン: お笑いが好きなので、就職しても社会人で出られるライブだったら出れるかなとは思ってますね。

加藤大戦争: 僕は、社会人になって他の人から「(芸人を)やろう」って言われても、多分やらないと思いますね。もしバクダンに言われたら、やりたい気持ちはありますね。

――加藤大戦争さんが芸人をやるときは、バクダンさんと一緒なんですね。

加藤大戦争: もし、プロになってどうしようもない相方と組んでしまったら、俺と組め。

バクダン: かっこいいですね(笑)。

収録後、東ブクロと

――コンビとして、在学中にやりたいことはありますか?

バクダン: 大会で決勝に出たいですね。

加藤大戦争: 『学生M-1』や『大学芸会』などの大きい大会で優勝したいです。

バクダン: 一回も(大きな大会で)結果を出したことがなくて。何かの大会で勝ち上がるっていう経験をしたことがないので。

加藤大戦争: そうですね。大きな大会で結果を残したいです。

――番組を聴いてくれた方へのメッセージをお願いします。

バクダン: もしネタを見て面白いと思ってくれたら、Twitterなどで「もぐら大戦争」って調べてくれれば、ライブの告知とかがあると思いますので、是非見に来ていただきたいです。

加藤大戦争: 僕はこんな感じですけど、本当は真面目なので、あまり悪く思わず、温かい目で見ていただけると嬉しいです。

取材 前田昌輝
編集 堀越 愛

PROFILE

<もぐら大戦争>

青山学院大学 「ナショグルお笑い愛好会」所属

左:バクダン
右:加藤大戦争

『YOAKEMAE』もぐら大戦争 出演回

青山学院大学 「ナショグルお笑い愛好会」情報

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