【YOAKEMAE芸人】〜file.29 ヤブサメ〜 最後の大会『NOROSHI』で、帝京大ア☆テンションの全盛期をもう一度〜

『さらば青春の光 東ブクロの学生芸人YOAKEMAE』(ラジオ関西)、1月16日放送のゲストは、帝京大学お笑いサークルア☆テンション所属の「ヤブサメ」。収録直後、2人に話を聞きました。

ヤブサメ(左:柳瀬 優樹、右:立川 剛)

サークルについてもっと話したかった!

———収録はいかがでしたか?

柳瀬 優樹(以下、柳瀬): めちゃくちゃ楽しかったです。

———東ブクロさんとお話してみていかがでしたか?

柳瀬: 芸能人って感じの佇まいで、どっしりされていて。

立川 剛(以下、立川): 余裕がすごかった。

柳瀬: なんでも拾ってくれるし、割とリラックスしてできました。

———収録で話し足りなかったことや、言っておきたかったことなどあればぜひお伺いしたいです。

柳瀬: ア☆テンションがどういうサークルなのか聞かれたときに、「少人数しかいない」とか、それぐらいのことしか伝えられなかったです。少人数な分、演者・スタッフ、男女・学年問わずみんな仲良くて、結構ご飯も行くし、毎年しっかり大会で結果を残す人もいる。「少数精鋭」みたいな感じのサークルってことを言っておきたかったです。

———立川さんはいかがですか?

立川: 清水駿平(明治大学木曜会Z所属)っていう学生芸人が同期にいるんですけど、段ボールでよく小道具を作ってるんです。それがものすごい量になって、家で冷蔵庫を開けられなくなっちゃった、みたいな話をしていて。「だったらア☆テンションの部室に置いとけば?」って言ったら、清水駿平がどんどんどんどん……

柳瀬: 使わない小道具を持ってきてくれて(笑)。

立川: 俺たちは嬉しいんですけど、部室がどんどん狭くなっているので、困っている後輩たちもいます(笑)。

収録中の様子

———先程の収録で、立川さんは「柳瀬さんが怠惰だ」という話をしていましたよね。なにかエピソードはありますか?

立川: ネタ合わせは、基本時間通りに来ないですね。なんすかね……ずっと寝てるんですよ。共通の友達の家に泊まったときに、「飯食おうか」って支度し始めても起きなくて、ようやく家を出る感じになったところでやっと起きる。学校も行かないし、やりたいと思うこと以外やらないのかなと思うんですけど。

柳瀬: 僕、コンビニでバイトしてるんですけど、一回とんでもないクレームが来たことがあって。「背の高くて眼鏡をかけている店員の態度が常軌を逸している」ってクレームが来て。ちょっと声小さかったとかはあるかもしれないんですけど、「常軌を逸している」と言われたんで……。ちょっと誤解されやすいところがあるのかもしれないです。誤解されやすいだけです。

※柳瀬は身長185cm。自称「一番大きい学生芸人」

立川: (笑)。

みんなア☆テンションに帰ってくる

———帝京大学お笑いサークルア☆テンションについてお伺いします。どれくらいの人数・頻度で、どういった活動をされているんでしょうか?

柳瀬: 人数は、今50人くらいです。演者は1年生が割と多くて、それ以外の学年は演者・スタッフ合わせて10人いるかいないかぐらいの感じ。毎週木曜日に、帝京大学の八王子キャンパスで活動してます。ライブが近くなるとネタ見せが何回かあって、それ以外は部会で大喜利とかの企画をやってます。あと、『リンカーン』(TBSテレビ)の「朝までそれ正解」とか……バラエティー番組でやってた企画をみんなでやろう、みたいな感じで。ゆるいわけじゃないですけど、ガチガチって感じでもないですね。中には外のライブに出る人もいるし、そんなに興味ないよっていう人はア☆テンションの中で楽しくワイワイやるみたいな。両方いるサークルです。

———新入生を勧誘するとして、おすすめしたいポイントはありますか?

柳瀬: みんな、ア☆テンションを大好きになります。

立川: 確かに。

柳瀬: 最初は、ア☆テンションとどっかのサークルを兼サーしてる人もいるんですよ。

立川: 多いですね。ア☆テンションと軽音サークルとか、ア☆テンションとスポーツサークルとか入ってるんですけど……

柳瀬: みんな、他のサークル辞めてア☆テンションに帰ってきます。アットホームなところがおすすめだと思います。

ネタ中のヤブサメ

———サークル内で「すごい」と思う学生芸人さんがいたら教えてください。

立川: めろろんPOPじゃないですかね。

柳瀬: あとタコピエロの米田。

立川: あ、あと裏町トレモロ。

柳瀬: 裏町トレモロは2年生なんですけど、『大学生M-1』に出てて、サークル代表もやってます。2年であそこまで行くのはすごいなと思います。めろろんPOPは、今は“キャラ芸人”みたいな感じなんですけど、最初は全然そんなんじゃなかったんです。すごい計算高い人で、自分で大学お笑いの理論を組み立てて、大学お笑いでやっていくために全部キャラを作り上げてるんです。そこがすごいなって。

———大学お笑いに特化したキャラクター?

柳瀬: そうです。仮にプロに行っても、めろろんPOPっていうキャラクターではもうやらないと思います。すごい計算高いんです。

収録後、東ブクロと

———サークル外で注目されている学生芸人さんはいらっしゃいますか?

柳瀬: 創価大学落語研究会のタータンライナーっていうコンビです。同志っていうか、仲間でありライバルっていう感じで、他大で一番仲も良くて。

立川: 僕は、びんかんマチムスメとジェンダー論がめちゃくちゃおもろいなって思います。彼らが出てるライブは、とりあえず観たいって思いますね。別格の面白さです。

目標はNOROSHI決勝

———柳瀬さんはプロに進む予定だそうですね。大学生のうちは、「ヤブサメ」として活動する予定ですか?

柳瀬: 多分そうなると思います。

———お二人は高校の同級生ということですが、昔からお笑いは好きだったんでしょうか?

柳瀬: 僕は『M-1グランプリ』がめちゃくちゃ好きで。とろサーモンさん・ダイアンさんとか、漫才師が好きです。

立川: 僕は、東京03さんとかサンドウィッチマンさんとか、あととんねるずさんとかも好きで。面白ければなんでも……というかお笑い全般が好きです。

———ア☆テンションを卒業する3月までの期間に、「ヤブサメ」としてやっておきたいことはありますか?

柳瀬: 『NOROSHI』でどうにか決勝に行きたいです。『NOROSHI』って出るときにチーム名を付けるんですけど、今回僕らは「どうにかなる日々」って名前で出るんですよ。これって、昔のア☆テンションの一軍の名前で、それで過去2回決勝に行ってるんです。今回はその名前を使って出るんで、決勝まで行きたいですね。

※日本一面白いお笑いサークルを決める、学生お笑いの団体戦

———最後に、読者へメッセージをお願いします。

柳瀬: 俺、結構人見知りしちゃうんですよ。大学お笑いにいる歴は立川より1年長いんですけど、立川のほうが大学お笑いの友達が多いんです。でも他大の同期とライブが被るようになって、最近やっと話せるようになってきたんですよ。だから、彼らとこの記事を通して仲良くなりたいです。

立川: 僕は学生芸人として活動するのがあと2ヶ月ぐらいなんで、卒業前に同期と楽しくやりたいですね。仲良く、飲みにでも行きたいです!

文・写真 ふじもと
編集 堀越愛

PROFILE

<ヤブサメ>

帝京大学お笑いサークルア☆テンション 所属

左:柳瀬 優樹
右:立川 剛

『YOAKEMAE』ヤブサメ 出演回

帝京大学お笑いサークルア☆テンション 情報

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