濃いお笑いが観たい時に!「Amazon Prime Video」のおすすめ番組

私は関西出身で、10代の頃は賞レースや「オールザッツ漫才」など、お笑い番組にどっぷりハマって育った。大人になった今でも、地上波・動画配信サービス問わず、気になるお笑い番組はほぼチェックして、生きる力を得ている。

地上波・ネット問わずお笑い番組はたくさんある。お笑い番組漬けの私が今回おすすめするのは、より“濃い”お笑いを楽しめる番組。「Amazon Prime Video」に入会していればいつでも観られるので、是非チェックしてほしい。

 

1、 カラフル 〜笑いの力で77億再生〜

2020年9月より配信スタート。連日のニュースで暗くなった地球を、笑いの力で明るい世界に変えていくというストーリーのバラエティ。女優・創作あーちすとである“のん”さんとJO1(ジェイオーワン)のメンバーをMCに、9組の芸人が、お題となる写真や動画にボケていくスタイルの企画。

とにかく、登場する芸人さんが豪華!ジャルジャル、プラス・マイナス、天竺鼠、かまいたち、藤崎マーケット、和牛、見取り図、ミルクボーイ、アインシュタインと、賞レースチャンピオンやファイナリストが入り混じる。

これだけでも十分見応えがあるが、筆者が特に唸ったのは、出てくるお題がとんでもなく難しいこと。「写真でひとこと」といったシンプルなお題だけでなく、「徐々にフェードアウトする写真でひとこと」「写真に対して、自分でQ&Aを作ってボケる」…など、クセのあるお題が次々に登場する。このお題に対して、考える時間をほとんど与えないことも多く、指名された芸人さんが「どうしよう!?」と焦る場面も多数。

中でも筆者が笑ったのは、“「コンビ」でカラフル”というお題。回答するコンビが指名され、3カウント後にお題となる写真が出される。どちらが先に答えるか、どんなオチにするか話し合う間もなくスタート。この、瞬間的に生まれる読み合い、やりとりがたまらない。注目してほしいのは、相方が何を言うかわからない中で、どう回収するかを必死に考える姿。特に天竺鼠・川原克己さんの独創的な長いボケに、とにかく振り回され続ける瀬下豊さんが最高だ。

個人的には、出演者の仲の良さから自然と生まれる笑い満載の「謎のお弁当回」もおすすめ。これは、出演者が昼食のお弁当を決めて食べるだけの回。詳細はぜひ番組で!

難しいお題に焦りながらも、なんとか笑いに持っていく姿。そうならなかった時にも、みんなでしっかり笑いを生み出していく流れ。素晴らしいお笑い瞬発力に感動すら覚えつつ、大笑いしてしまう。なお、9話まで地上波では観られない長尺の本ネタを見ることができる。

 

 

★さらに”濃い”お笑い瞬発力を楽しむなら★

千原ジュニアの座王」がおすすめ。

これは、関西テレビで深夜に放送しているイス取りゲームと即興ネタを組み合わせた番組。「Amazon Prime Video」では過去放送の抜粋版を観ることができる。

キングオブコントにも出場した空気階段やニッポンの社長などの若手芸人から、笑い飯・西田幸治さん、バッファロー吾郎といったベテランまで登場。こちらの番組も、難解なお題に即興で答えていく芸人さんのお笑い瞬発力に度肝を抜かれてしまう。

 

 

2、千鳥のニッポンハッピーチャンネル

10月から木曜レギュラーの冠番組「千鳥のクセがすごいネタGP」が新たにスタートし、地上波で観ない日はないくらい、勢いのある千鳥。そんな千鳥の「Amazon Prime Video」オリジナル番組が「千鳥のニッポンハッピーチャンネル」。

「もっと日本を幸せにしたい!」という思いで千鳥・大悟さんが立ち上げた、仮想のオリジナルテレビ局というコンセプトの番組だ。しかしその実態は、トレンディドラマや心霊など、ツッコミどころ満載のVTRを何も知らないノブさんがゲストとともにスタジオで観て、ワイプでずっとツッコみつづけるというもの。

大悟さんのやりたい放題な世界観が面白くてたまらない。ツッコミ不在のVTRはボケが濃く、シュール過ぎる印象も。ノブさんの負担が大きすぎる構図も含めて、とにかく笑ってしまう。

さらに、VTRにはダイアン、天津・向清太朗さん、スタジオメンバーにはピース・又吉直樹さんやかまいたち・山内健司さんなど千鳥に馴染みのあるメンバーが登場。毎回スタジオで起きる、ノブさんだけをツッコミ役として孤立させていく流れもお馴染みで最高だ。

特におすすめしたいのは、心霊番組の回。天津・向さんの反応が常におもしろい。

「千鳥のニッポンハッピーチャンネル」は、千鳥の地上波よりも濃いお笑いを堪能できる番組だ。

 

★さらに、千鳥の”濃い”姿を見るなら★

地上派では見られない千鳥の姿といえば「ライブ配信プラットフォームMildom」でダイアンが配信している「吉本自宅ゲーム部」の千鳥登場回がおすすめ。

ギャングになりきるオープンワールドゲームを生放送で遊ぶ4人。

ミッション攻略にチャレンジするが、千鳥はなかなか操作に慣れることができない。大悟さんも途中からふざけ出し、思い通りには進まない。中でも大笑いしたのが動画の後半。

ミッションは諦め、モノボケにチャレンジすることに。 大悟さんのボケに注目だ。こんなことが生放送でできるのか!と度肝を抜かれた。

現在も「Mildom」でアーカイブを観ることができる。また、ダイアンの公式Youtubeチャンネルでも観ることができる。

 

どちらの番組も、芸人さんの”濃い”魅力が詰まっている。思い切りお笑いに浸りたい日に、是非チェックしてみてほしい。


ライター:山本とも子、編集:堀越愛宮下若葉

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