2023.03.26

「トニーフランク夕日倶楽部」活動報告【シアターフニャオ〜ダンビラムーチョ原田の日常〜 vol.10】

実は“映画通”の芸人、ダンビラムーチョ・原田フニャオさん。映画の面白さに気付いた中学時代から、たくさんの作品を観てきたそうです。『シアターフニャオ〜ダンビラムーチョ原田の日常〜』は、フニャオさんの日常＆おすすめ映画を紹介するコラム。（月1回更新）
今月のテーマは「夕日」。トニーフランクさん・かつやまさんとともに、綺麗な夕日を求めて三浦半島に行った1日を振り返ります。

★関連記事：これまでのコラムやフニャオさんインタビューはこちらから

WBCで盛り上がる日本。

ヌートバーの口のかたち、世間知らズの椎木の口のかたちと似てるなぁなんて思っている今日この頃、みなさんどうお過ごしですか？

そんな椎木のことなど関係なく、今日のテーマは、「夕日」。

夕日

綺麗な夕日を見て、感極まる団体「トニーフランク夕日倶楽部」。団員は、トニー、八巻、オレ。

今回の目的は、三浦半島に行き海に沈む綺麗な夕日を見ること。ただ部員の八巻は、バイト先の社員さんがギックリ腰になってしまいバイトに出なければならないため欠席。その代わりに、ハロウィンのことをパンプキンと呼ぶ男・かつやまが来てくれた。

※かつやまの詳しいことは、このコラムからどうぞ

品川駅に10:15集合、京急線に乗り、三崎港に到着。三崎港といったらマグロ。そういえば三崎港っていう寿司屋めっちゃ見るな〜なんて話しながら「ひとみ食堂」というお食事処に入った。上質なマグロの竜田揚げから、肉汁のようなあぶらが溢れ出る。

かつやまは刺身定食のマグロを食べ、「うめ〜！わさびが鼻から抜けますわ」とわさびの感想を言っていた。

城ヶ島という三浦で有名な島に移動し、海や猫と触れ合い、かつやまは苦手な紫外線と戦っていた。

そして今回の旅の目的、夕日。

「地図を見る限り、海辺にある油壺温泉という温泉から湯船に浸かって夕日を見れそうです」とトニーがナイスな情報を教えてくれた。バスに乗り、油壺温泉の方に向かう。

かつやまが隣の席に座った町の人と喋っていた。こういう町の人の触れ合いこそ、旅の醍醐味。

かつやま「いやぁ三浦良い場所ですね〜」
おばちゃん「そう？そういえば昨日三浦国際マラソンがあって凄かったのよ〜」
かつやま「そうなんですねー！誰がチャンピオンになったんですかー？」
おばちゃん「いやーホントにかっこ良かったのよ」
かつやま「へ〜、チャンピオンは誰になったんですか？」
おばちゃん「いや〜、、カッコよかった」
かつやま「、、へぇ〜」

全然噛み合ってなかった。

バス停を降り、油壺温泉まで歩いて10分ほど、ビール片手に向かう。

温泉に到着。

テンションが上がり、肌着を着たまま浴場に入ろうとしたトニーに「トニーさん、なにやってるんですか！オチョメですね〜！」とお茶目とおっちょこちょいがごっちゃになってる新しいワードをかつやまが披露していると、ちょうど良い具合に日が落ちてきた。

温泉に入ると、広がる大海原。サウナで体をアッツアツにした後水シャワーを浴び、海を見ながら外気浴でととのう。

そして、みんなが思う。

「夕日、逆側だな」

夕日が落ちていくのは、ちょうど見えない真逆だった。ただ、そんなことどうでも良いくらい気持ち良かった。

お風呂に入っていると、「ちっ！ドア開けたら閉めろ！」と声を荒げたり「なんでここにねぇんだよ！」と色々なものに怒っている、常連らしき60代くらいのガラの悪いおじちゃんがいた。

「あぁなったらダメですね〜」なんてトニーが脱衣所で嘆いていると、そのおじちゃんがトニーに近づいてきた。

トニーになんか怒り出すのか！？なんてワクワクしていると、そのおじちゃんが

「芸人さんだよね？ラヴィットで見たよ〜」