WLUCK的重要視聴YouTube動画シリーズ第５回。お笑い好きが集まるWLUCKならではの視点で選んだ、今絶対に視聴すべきYouTube動画を紹介する。どこから手をつけていいかわからない動画コンテンツ飽食の時代。「まずはこの動画から」とおススメできるかはさておき、この記事がひとつでも新しいチャンネルに出会うきっかけとなればなによりである。
【ドッキリ】映画の字幕がずっと天気の話で怒らせたい。【きしたかの】
『エンディングでみんなボケ過ぎてきしたかの高野の喉爆発ライブ』でおなじみ・きしたかのがYouTubeでも覇権を握ろうとしている。企画そのもののパワー、「天気の話」のちょうど良い大喜利加減、高野のリアクションなど映像を魅力的にさせる要素を挙げればキリがない本動画であるが、なんと言っても「おっさんふたりが涙を流しながらしこたま楽しそうに笑う」のが巨大なオモシロにつながるという提案に驚かされる。他にもナイスな企画動画が続々アップされている模様。今後の動向に期待である。
【弟の話】バキ童よりバズる！？エピソードが強烈すぎた【家族の話①】
ネット番組のインタビューで発した「バキバキ童貞です」のひと言から一躍ネットミームのtear1に駆け上ったバキ童こと春とヒコーキ・ぐんぴぃ。魅惑的なビジュアルのバキ童だが、まさか彼の最大の武器がエピソードトークだったとは。青山学院大学落語研究会という地獄（YouTube談）で培われたトークスキルで、全ての思い出をエピソードに変える。中でも素晴らしいのがこの動画。箇条書きにすると、ともすれば悲惨にも感じられる家族のあれこれを一席の上質な滑稽噺へと仕上げる様子は見事。サムネイルにもある「不潔勝ち」の話だけでもこの動画を再生する価値がある。
【大喜利】この女子会、ひょっとして女子会かも、どうしてそう思った？【大喜る人たち377問目】
最近ますますの盛り上がりを見せる「大喜る人たち」チャンネル。Aマッソ・にぼしいわしと女性芸人が多い中でのこのお題、そんな中瞬間最大風速を巻き起こすのがハチカイ・警備員とぺるともであるというのが本動画が出色たる理由。女子よりも女子会参加率が高そうな名回答をバシバシ提出する。Aマッソ・村上によるどこまでもリアリティに即した回答も見事。大喜利にも“ニン”がとても重要なのだと気付かされる動画である。
【罰ゲーム生配信#3】マユリカ阪本ゲストはビスケットブラザーズのきん【マユリカのうなげろりん！！】
マユリカの冠Podcast番組「マユリカのうなげろりん！！」の罰ゲーム企画によって毎週のYouTube生配信を命じられた阪本。kento fukuya、滝音・さすけとおなじみの阪本仲良しメンバーが続々と呼ばれる中、３回目のゲストには「肉体関係がないだけ」と言われるほどの大親友ビスケットブラザーズ・きんが招集された。前半は同じバイトの同じのシフトに入っていたふたりがバイト遍歴を語るだけの時間であるも、ふたりの変態性と見応えのある掛け合いで非常に楽しく聴き続けられる。サムネイルもいい。
【パロディ】全治癒で有名な温泉旅館のCMがあったら
2021年『M-1』の敗者復活戦、人気芸人がひしめき合う中見事３位に食い込んだ男性ブランコのあのネタを映像化。観光地のお土産街で店頭モニターにミュートでループしてる映像感。確かにあのネタをパロディにするならこのクオリティがちょうどだよな感。とにかくバランス感覚が見事。
【しくじりYouTube限定】#8 話題のパリピトリオ・ぱーてぃーちゃん襲来でアルピー平子もギャルに染まる！？【しくじり放送室】
『しくじり先生』のスピンオフ企画『しくじり学園 お笑い研究部』、さらにそのスピンオフとして毎週配信されているのがアルコ＆ピースがMCを務める『しくじり放送室』だ。ラジオスター・アルピー仕様にラジオナイズドされた当番組はピックアップする若手芸人がナイスなことでもおなじみ。第８回のゲストはパリピの皮を被った技巧派トリオ・ぱーてぃーちゃん。陽キャ芸人全盛の今なぜぱーてぃーちゃんに注目が集まるのか、その理由がわかる動画となっている。
【漫才】リンドバーグ『腹立つ』
飽和するフリー芸人市場に突如現れた気鋭の漫才コンビ・リンドバーグ。しなくて良い議論を屈折した理論展開と鼻で笑うようなマウンティングの掛け合いで一本の漫才に仕上げる様は東京しゃべくり漫才の第３形態とでもいうべきか。とにかくまだ誰もやったことのない方法で笑いをとっている。東京ライブシーンの新たな星となる日も近い、はずである。
文・編集：福田
