2023.09.20

ジェラシーを石炭にして走る蒸気機関車・ぐんぴぃのごとく《春とヒコーキ「VIP ROOM HARUHIKO ～秘め問い～」第十三回》

『VIP ROOM HARUHIKO』は、春とヒコーキが読者から寄せられたお悩みに回答する場所。恋愛や仕事など、あらゆるお悩みに対し二人の視点でアドバイスします。

お悩みは、随時募集中。ジャンルは問いません。恋愛、夢、仕事、家電選び、おすすめのラーメン屋……。重すぎて誰にも言えないお悩みでも、「こんなこと聞いて良いの？」と思うようなくだらないお悩みでも、春とヒコーキが真剣に回答します。

バーのVIP ROOMで、誰にも言えなかった悩みをこっそり打ち明けるような……そんな想いでご投稿ください。（お悩み投稿はコチラから）

バキバキ童貞としてネット世界に君臨するぐんぴぃさんと、喋るとサイコパスが滲み出る土岡さん。“人間” をしゃぶりつくすような多角的な魅力にあふれるおふたりは、果たしてどんな回答をくれるのでしょうか？

お悩み①：劣等感との付き合い方

正社員として働いている友人たちに劣等感を抱いてしまうのが悩みの31歳女です。
数年前までは正社員で働いていたのですが、ブラック企業で身体を壊してしまい正社員として働くことができなくなりました。
今は正社員時代のスキルを活かして、フリーランスをしながら治療優先の生活です。毎月正社員時代と変わらないほどの収入は得られていて、働いている時間は当時の半分以下にまで抑えられているので金銭的にも身体的にも困っているわけではありません。
ですが学生時代の友人たちは正社員をしており、彼女らの仕事の話を聞くと自分だけ好きなことをして過ごしているようで、社会に置いていかれたような気分になります。
他の人と勝手に比べて劣等感を抱いてしまう、こじらせ癖をなんとかしたいなと思っています。なにか劣等感との付き合い方があれば教えて頂きたいです！
（HN. 静玖／31歳・女）

ぐんぴぃの回答

正社員に劣等感を覚えたことがないかもしれません。芸人の方が楽しいと思ってるからでしょうね。幸せかどうかはさておき、楽しい。ちゃんとした人への鬱屈した思いへの共感や対処法は土岡の十八番なので彼に任せます。

劣等感は、やはり恋愛系で覚えますね。めちゃくちゃ遊んでる芸人とか。吉本やナルゲキで暴れてる先輩や後輩。 繋がり掲示板たぬきは監視していますよ。チェキとか出待ちで人気具合が浮き彫りになるんです。

あとモテ倒してる身近なYouTuber。悔しい。素人だろ。でもそれが燃料です。ジェラシーを石炭にして走る蒸気機関車がぐんぴぃです。劣等感を抱くのが得意なアナタもSL機関車になれば、きっと遠くまで走ることができるでしょう。

土岡の回答

「自分だけ好きなことをして過ごしている」のは、めちゃめちゃ得している、かつ、勇気がないと作れない状況なので良いことだと思います。仕事や成長、娯楽さえも急かされる現代、やりたくないことをやってる暇はないです。

別に自分が参加してないレースの順位なんて、気にする必要はないです。ぼくはウナギの飼育が下手でも気にしません。サッカー日本代表の発表会見でぼくの名前が呼ばれたことはありませんが、サッカー部だったこともないしそりゃそうか、と思っています。

別の物差しでライバルを探し、劣等感を持つ、ジェラシーを燃やしてはどうでしょうか？「あの人、自分以上に好きなことをできているな」という悔しさは良い刺激だと思います。

お悩み②：春とヒコーキ×バラエティ番組

春とヒコーキのおふたり、こんにちは。
僕はとある番組制作会社でバラエティ番組のADをしています。自分で言うのもなんですが、制作会社の中では有名なところです。自分で企画を出して、番組をやっている方もいます。僕もその方達を見習い、若手ながら企画書を頑張って書いています。
そこで、せっかくなら好きな芸人さんで番組を作りたく、春とヒコーキさんを起用する企画書を書こうと思っています。僕自身も考えてはいるのですが、どんな企画が良いのか、また既存番組のどんなコーナーならおふたりが輝くのか、試行錯誤しています。
そこで、土岡さん・ぐんぴぃさんがやりたい番組、「この番組のコーナー出てみたい」などあったら教えて頂きたいです！さすがに丸パクリで企画書は書きませんが、参考にさせて頂きたいと考えています。
そしていつか企画書を通し、おふたりとお仕事ができる日が来ることを、僕は本気で夢見ています。よろしくお願いいたします。
（HN.カラカラ山／22歳・男／東京都）

ぐんぴぃの回答

ありがたいですねえ。
ロケなどで素人の方と絡む番組をやりたいです。『鶴瓶の家族で乾杯』『出川さんの充電旅（出川哲朗の充電させてもらえませんか？）』とか好きでして。YouTubeでは、ネットミームになった一般の方にインタビューする企画をよくやってますけど。おじいちゃんおばあちゃん、街の変わり者みたいな人と喋りたいです。どんな人の話も辛抱強く、生い立ちから聞けます。生い立ちから聞いたら全員面白いですしね。

ネットミームになった一般の方にインタビューする企画（一例）

他には『タモリ倶楽部』みたいに、本当にどうでもいいことに真剣に取り組む番組も好きです。バキ童チャンネルが既にかなりどうでもいいことをやってますが。

僕の今の目標は「どこか地方ローカル局で春とヒコーキがメインの番組をやらせてもらうこと」です。いつかお会いできると嬉しいです。

土岡の回答

ぼくは中3のときに放送されていた『働くおっさん劇場』に毎週狂わされていました。また、『万年B組ヒムケン先生』が大好きでした。大学時代に落語研究会という、イケてないヤツや変なヤツを友達だと思わないといけない環境にいたので、芸人の枠に収まらない面白さがほとばしる人と関わる番組をいつかやりたいです。（キャリアを積んでから任される番組ですね）

『ケミカルX』というレギュラーのライブがあるんですが、そこでやる企画のフィクション感が好きです。これをやりましょうというゲームや課題があって、各自が扮装したりプランを用意したりして。そういう茶番を成立させることに挑む系の企画番組に出たいです！（『くりぃむナンタラ』や過去やっていた『キングちゃん（NEO決戦バラエティキングちゃん）』のイメージです）

次回の『VIP ROOM HARUHIKO』も、お楽しみに。

★お悩みは随時募集中！：https://forms.gle/BbTmkJqPYra48PRj7

アドバイス：春とヒコーキ
構成：堀越愛、サムネイル：つるみ32、写真：フクダ