お笑いは嘘しか言わないけど、全部本当のこと《春とヒコーキ「VIP ROOM HARUHIKO ~秘め問い~」第二十四回》

『VIP ROOM HARUHIKO』は、春とヒコーキが読者から寄せられたお悩みに回答する場所。恋愛や仕事など、あらゆるお悩みに対しふたりの視点でアドバイスします。

バキバキ童貞としてネット世界に君臨するぐんぴぃさんと、喋るとサイコパスが滲み出る土岡さん。“人間” をしゃぶりつくすような多角的な魅力にあふれるおふたりは、果たしてどんな回答をくれるのでしょうか?お楽しみください。

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お悩み①道徳的に生きる価値って?

人はよく「因果応報」とか「悪いことをするとバチが当たる」とか言いますけど、現実では善人が不遇な一生を送ることもあれば、悪人が裁かれることもなく人生を謳歌し、天寿を全うすることもありますよね。死後に天国地獄で帳尻が合うとも言いますけれども、もし死後の世界なんて存在しない・もしくは存在してもロクな世界ではないとしたら、果たして人が道徳的に善く生きようとすることに価値はあるのでしょうか。
HN.第三世界の男/20代/男性/京都

ぐんぴぃの回答

本で読んだのですが、人を殺したり悪事を働く者ほど「仕方がなかったんだ……」って言うらしいですね。意外と悪人ほど、自分のことを悪いと思わない。「俺と同じぐらい苦しい立場なら、誰だって罪を犯すわ!」と。あるアメリカの凶悪犯は死刑になる前に「私は優しい心の持ち主だ。誰も傷つけようと思ったことはない。自分のことを守っただけでこんな目に合わされる」と嘆いたとか。

そうなると質問者さんの言う善人も悪人も分からなくなってきます。とはいえ、殺人犯と同レベルに困窮したとしても、殺人を犯さないのが道徳だと僕は思います。

僕は死後の世界を全く信じていません。デスノートが好きなので。

それでも道徳的に善く生きたいと思っています。そっちの方が生きやすいからです。自分も、みんなも。少し前に裁かれていない逃亡犯が、自白した後に亡くなったニュースがありましたが、それなりに辛そうな印象でした。

あと少し逸れるかもですが、道徳的に善く生きた人の方が何事もすごいし、憧れます。

例えば芸術家に当てはめると、天才には2種類あります。私生活が無茶苦茶で人に迷惑をかけまくる天才(ゴッホなど)、普通に善く生きた天才(ダ・ヴィンチなど)。ぜったい後者の方がスゴい。苛烈で破天荒な日常を送れば幾らかの作品は残せるかもしれない。でも真っ当に生きた上で傑作を残せる方が何倍も偉大に感じます。ゴッホより普通にダ・ヴィンチが好きです。(“ダ・ヴィンチ”を“ラッセン”にしたかったけど、調べたらナイフを振り回したり車をぶっ壊したりめちゃくちゃ非道徳な一面を持つ人でした)

土岡の回答

道徳的に生きる方が、生きやすいと思います。悪いことをしてそのまま逃げ切る人もいると思いますが、難易度が高いです。バレちゃいけないし、他の悪いヤツらとも戦わないといけないし。道徳的な生き方をしている方が、味方をしてくれる人も多いし、楽しく生きるのが簡単です。

善人なのに不遇な一生を送ることもあるでしょう。でも、それはその人が善人か悪人かは関係ないかも知れません。いやな考えですが、どちらにせよその人は不遇な一生だったのかも知れません。

じゃあもう、道徳的にするかどうかは好みです。プレースタイルです。調和や平和が好きであれば、道徳的なのがオススメです。

お悩み②嘘をついてごまかす癖がある

仕事でなにか失敗をしてしまったとき、嘘をついて誤魔化そうとしてしまいます。
今の仕事に就いて15年程になるのですが、何かまずいことが起きると嘘をついて自分は悪いことをしていないかのように振舞ってしまう癖がずっとあります。このままじゃだめだ、もう嘘をついちゃいけないと何度も考えるのですが、失敗を責められることを恐れているからかとっさに口から出まかせを言ってしまいます。今までは運良く大事に至っていませんが、嘘をつくことで重大な事態に繋がってしまう可能性があります。また、信頼して下さる職場の人達に申し訳なく思います。とてもいけないことだと分かっているのに、なかなかやめることが出来ません。
最近子供を授かり、親として子供に恥ずかしくない生き方をしたいなと考え、私が持つこの悪癖をどうにかしなければと思うようになりました。
嘘をついて誤魔化す癖を治すには、どうしたらいいでしょうか?

いーぬ/35歳/女

ぐんぴぃの回答

多分ですけど信頼は失ってますよ。嘘自体はバレてなくても、嘘つきなのはバレがちです。

僕も嘘つきなのでよく分かります。一応僕には「コイツみたいな嘘つきになりたくないな」という反面教師になるロールモデルがいまして。プレステを8台持ってると言い張る子や、宿題をやったのに忘れたと言い張る学生時代の同級生、女性に悪い嘘をついていた大学の同期とか。だんだん嘘の度合いは減ってきました。

あと「この人には嘘をつきたくないな」という人も増えてきました。相談者さんもお子さんに嘘をつかないところから始めましょう。嘘をつきたくない、大切な人を増やしていく。

土岡の回答

分かります。自分もそうしてしまうことがありますし、他人を見ていて「ああ、この人はとっさに誤魔化しちゃったんだな」と思うこともあります。

ぼくに浮かぶ解決策は、子どもや大切な人に悲しまれるのを想像してみる、ですかねぇ。悪癖が招くトラブルを考えるとか、悪癖の内にある本質を考えるのではなく、悪癖そのものを悲しまれる想像をする。できるだけリアルに長尺で悲しまれているところを妄想して、現実に一回悲しまれたのと同じにする。そうしたら、さすがに家族と約束したしなぁと肝に銘じられるかも知れません。

嘘にまつわる言葉で、「お笑いは嘘しか言わないけど、全部本当のこと」というぼくの名言があります。響きのカッコよさ先行なので、まだ意味は決まってません。ですが、この言葉を胸に過ごしてください。


春とヒコーキのお悩み相談『VIP ROOM HARUHIKO』はリニューアルします。連載はお悩み相談とは異なるかたちで続いていきますので、ぜひご注目ください!

これまで連載をお読みいただき、ありがとうございました。続報をお待ちください!

アドバイス:春とヒコーキ
構成:堀越 愛、サムネイル:つるみ32、写真:フクダ

PROFILE

タイタン 所属

左:ぐんぴぃ
右:土岡 哲朗

★公式プロフィール:https://www.titan-net.co.jp/talent/haruhiko/
★公式YouTube:春とヒコーキバキ童チャンネル【ぐんぴぃ】